新型コロナウイルスの感染予防対策として、手洗いやうがい、咳エチケットなどが有効と広く知られるようになりました。ただ、きれいになった手でスマートフォンを持つとき、「もし、このスマートフォンにウイルスが付着していたら」と感じる人も多いのではないでしょうか。 英国の医療機関Healthcare Infection Societyは、新型コロナウイルスを含むヒトコロナウイルスは、ガラスやプラスチック、金属などの表面で最長9日間も生存できると指摘しました。東北医科薬科大学医学部が公開した家庭向けの「感染予防ハンドブック」でも、手洗いと環境消毒(ドアノブなど身近な金属、プラスチック製品の消毒)など複数の対策を組み合わせることが大切としています。 しかし、スマートフォンは精密機器です。外装には金属にガラス、プラスチックとさまざまな素材が使われていて、エタノールなどの有機溶剤を使ったアルコール除菌は変色や