小室被告 6億円弁済も示談は難航… 軽く笑みを浮かべながら法廷に向かう小室哲哉被告=大阪地裁 著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われた、音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の第2回公判が12日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれ、小室被告側は遅延損害金を含む計6億4800万円を被害者に振り込んだことを明らかにした。全額を用立てたエイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長(44)らが証人として出廷し、情状酌量を訴えた。しかし、被害者側は「誠意が足りない」と示談に応じない構えを示しており、依然、両者に深い溝があることが明確になった。 ◇ ◇ 小室被告は上下黒のスーツに身を包んで現れた。髪の色も完全な黒。堂々とした足取りで、大阪地裁の敷地に入るときは軽く笑みを浮かべ、「頑張って」というファンの声にもうなずいていた。今年1月の初公判では薄茶色の髪にベージュのセーター、ダッ