ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (145)

  • 年齢別麻疹抗体保有率 - 新小児科医のつぶやき

    国立感染症研究所に年齢/年齢群別の麻疹抗体保有状況、2015年があります。これは2015年度の麻疹抗体保有状況の調査で、現在公表されている最新のデータと見れます。非常に詳しいデータなんですがたとえば、 これを見てもイマイチ状況が把握しにくいところがあります。そこでもう一工夫したいところですが、そもそも麻疹抗体価はいくら必要かの知識が必要です。そこで小児感染免疫 Vol.23にある庵原俊昭氏の抗体検査:目的・結果・次にすることはから表を引用します。 国立感染症研究所はPA法で抗体価を測定してますから、感染予防レベルで256倍以上必要になります。この感染予防レベルの年齢別抗体価保有率をグラフにすると、 全体の平均で72.2%、グラフでも70〜85%の範囲に殆どの年齢層が含まれます。後は発症予防レベル、陽性レベル、それ以下とグラフを作ってみたのですが見にくいので思い切って2分します。 0〜32倍

    年齢別麻疹抗体保有率 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2016/09/11
    やるべきことは判っていても無い袖は振れない現状。
  • 麻疹アウトブレイクとワクチン本数考 - 新小児科医のつぶやき

    ■麻疹定期接種率 厚労省HPの麻しん風しん予防接種の実施状況から2008年度から2014年度までの実績を掘り起こしてみました。 年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 1期 接種対象者 1099696 1091349 1091098 1080996 1076242 1051564 1047926 MR 1036271 1020829 1043815 1030193 1049423 1004521 1010193 麻疹単独 511 290 213 158 137 107 117 接種率 94.3 93.6 95.7 95.3 97.5 95.5 96.4 2期 接種対象者 1155479 1211024 1105035 1076327 1096271 1102300 1093665 MR 1060813 1034364 1023749 998884 102

    麻疹アウトブレイクとワクチン本数考 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2016/09/10
    『いくら予防接種事業が市町村依存だからといってワクチン確保をする主体が「自治体や医療機関」はなかろうってところです』。
  • リボンシトロンってなんだ? - 新小児科医のつぶやき

    摩耶山に登った時に摩耶花壇で新しい情報が見つかったのでエントリーを1立てたのですが、ネタ元の画像にはQRコードが付いてました。恥ずかしながら利用したことがなかったので、どうやって利用するかを娘に聞いたら、 「バーコードリーダーを入れたら読めるで」 さっそく入れてみて、ハイキング中に撮った画像のQRコードを読み取らせるとスルスルとサイトが開いてくれました。世の中便利なものです。そのサイトにはより鮮明な画像があったのですが、スマホからでは画像がチトとりにくい。そこで、PCから検索したのですがググっても容易にお目当てのサイトに行き着きません。仕方がないのでURL入力したらちゃんと存在しました。摩耶花壇@摩耶遺跡.神戸ってサイトで、そこから元画像を引用させて頂きます。 これはかなり鮮明です。ここから摩耶花壇ネタをもう1回やりたいところですが、今回は趣向を変えて、画像左側のアーチ状のところに書かれ

    リボンシトロンってなんだ? - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2016/06/06
    内地で入手するとしたら物産展とかアンテナショップあたりかな。家族には道内から送ってもらっている。あとナポリンとかカツゲンとか。
  • 医療閑話・北研ワクチン問題 その3 - 新小児科医のつぶやき

    チト業が忙しくて、北研ワクチン問題のうち麻疹の力価が どれぐらい承認規格を下回ったか? この情報を見つけるのに難儀しました。やっと見つけたのが10/30日付「自主回収の対象ワクチンに関する見解」です。そこには 北里第一三共ワクチン株式会社が実施した定期モニタリングにおいて確認された麻しんウイルス力価の最も低い値は、1,900(10^3.3)FFU※1)/0.5mLです【HF053A 18箇月】。 FFUというのが力価の単位のようですが、承認規格は5000FFU/0.5mlです。北研MRワクチンは有効期限の末期には承認規格の半分以下になっていたことが確認できます。北研サイドの見解として 麻しんウイルス力価が承認規格(5,000(10^3.7)FFU/0.5mL)よりも低い力価のワクチン(1,000(10^3.0)TCID50※1)/用量)を接種した場合であっても、十分な麻しんウイルスに対す

    医療閑話・北研ワクチン問題 その3 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2016/02/26
    特定のロットだけが急激に力価が低下しているのは確かに不自然。どういう機序が想定されるのかな。
  • 医療閑話・北研ワクチン問題をもう一度 - 新小児科医のつぶやき

    追加情報が入ったのと、その内容が余りに興味深かったのでレポートします。 ■おさらい 平成27年10月30日に厚生労働省へ情報提供した「自主回収の対象ワクチンに関する見解」の【別紙-1】の更新版より再掲、 MRワクチンのうち麻疹の力価低下が有効期限内に発生したのが問題の根です。この事態に対して第一三共(北研の販社)は昨年の10/30付で、 社内定期安定性モニタリングの結果、麻しんウイルスの力価が有効期間内に承認規格を下回る可能性があることが判明したことから、下記製造番号の当該製品の自主回収を行うことを決定しましたのでお知らせいたします。 ワクチンの品質が悪いのなら自主回収は順当な対応なのですが問題視されたのは対応までの期間と聞きます。ちょっと表にして見ます。 年 月 ロット番号 HF053A HF054A HF055A 2014 3 製造 製造 * 4 * * 製造 5 * * * 6 *

    医療閑話・北研ワクチン問題をもう一度 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2016/02/24
    『力価の低下したワクチンを接種し、本来得られるはずの抗体価が得られていないのに再接種の機会を逃したなら、それは北研や厚労省の責任ではなく医療機関の責任と丸投げしたと私は解釈しています』
  • 医療閑話・今のワクチン問題を巡る話題 - 新小児科医のつぶやき

    業にかなり影響している問題なのでもう1回。 ■化血研問題のわかりにくさ 前回も引用した1/8付化血研HPより、 今回の処分は、弊所が、血漿分画製剤について長年にわたりこれを承認書と異なる方法で製造するとともに不正な製造記録を作成しこれを隠ぺいしていたこと、及び、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による同製剤に関する立入調査において適切な対応を行わなかったこと、並びに、ワクチンについて厚生労働省の報告命令に対して適切な報告を行わなかったことによるものです。 私の知る限りではポイントは、 承認書と異なる方法で製造 不正な製造記録を作成しこれを隠ぺいこの2点のようです。ほんじゃ、これまでの薬事法に基づく業務停止にどんなものがあったかを2010/4/14付薬事日報「田辺三菱製薬に25日間の業務停止‐申請データ差替えで行政処分」を参考にしてみます。 薬事法に基づく業務停止は、過去に日商事の105

    医療閑話・今のワクチン問題を巡る話題 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2016/01/25
    派手な化血研問題と地味な北研問題。たしかに「薬害」問題ほど槍玉に挙がっていない印象が。
  • 医療閑話・不正品ワクチン問題 - 新小児科医のつぶやき

    秋ぐらいから業で困らされていたのは化血研問題。とにかくモロに業に密接に関わる問題なので情報収集と対策に振り回されました。そのまとめというより愚痴みたいなものです。 ■化血研はなにをやったのか? とりあえず厚労省の1/8付報道発表資料より 一般財団法人化学及血清療法研究所に対する改善指示について 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号。以下「法」と略す。)第56条の31第1項の規定に基づき、一般財団法人化学及血清療法研究所(所及び菊池研究所)(以下「化血研」と略す。)に対し、平成27年12月21日及び12月22日に立入検査を実施したところ、平成19年10月から12月及び平成27年10月の計4回、二種病原体等であるボツリヌス毒素を法第56条の27の規定に定める熊県公安委員会へ届出をせずに事業所外に運搬していたことなどが確認されたことから、日、化

    医療閑話・不正品ワクチン問題 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2016/01/09
    『製造過程は不正だが、出来上がった製品は合格』。この分かりにくい説明を納得してもらえる気は確かにあまりしない。
  • 認知症徘徊事故訴訟 - 新小児科医のつぶやき

    事件の概略はこのあたりを参照にしています。一審段階からのマスコミ記事もあるのですが、元記事を引っ張り出せなかったので記憶に頼って付け加えます。 4/24付朝日記事 4/24付日経記事 事実関係はシンプルで、 認知症で徘徊行動を起こす人をが自宅で介護していた 同居していない息子夫婦も介護に協力していた 「がまどろんだ数分の間」(朝日記事)の間に父は家から抜け出した 父は電車(JR)にはねられて死亡 JRは介護にあたっていたと息子夫婦に720万円の損害賠償を請求 一審は満額、二審は介護に直接当たっていた母()に半額の賠償を認めたこの判決を聞いて震え上がったのはまず現在認知症を持つ人を介護している人でしょう。さらに医療関係者も震え上がっています。入院患者の中には認知症患者も少なからず含まれており、病院から脱出して徘徊行動に至る患者は現実に存在するからです。その患者が今回のような列車事故を

    認知症徘徊事故訴訟 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2014/04/25
    法制度と現実が運用ではどうしようもないくらい解離しているとすればどうすべきなのか。
  • 高齢者の医療と福祉 - 新小児科医のつぶやき

    最近いくつかの意見や見解が目について思った事です。 ■医療と福祉の境目 病になり医療機関を受診するとします。医療機関で治療を受け全快したら医療だけでしょう。小児科診療所はそんな患者が殆どです。一方で医療機関で治療を受けてもある一定ラインまでしか治らない患者もいます。いわゆる慢性疾患ですが、小児でもいますがこれは高齢になればなるほど増えるのは説明の必要はないと存じます。たとえば認知症。現在の医学ではせいぜい進行を遅らすのが精一杯ってところです。進行を遅らすのは医療ですが、その病人の生活全体を支えるのは医療ではなく福祉と見ます。クリアカットに境目が必ずしもあるわけではなく、疾患によってはシームレスになるものもあるでしょうが、医療と福祉は別建てで考える方が良い気がしています。とくにコストとして考える時はその方が良いぐらいです。 なぜにそんな事を考え出したかですが、最近の医療政策がその方向に大きく

    高齢者の医療と福祉 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2014/02/20
    そもそも自宅介護が可能な家族構成が消滅しつつある片田舎の当地。
  • 北海道の医師はタフだなぁ - 新小児科医のつぶやき

    医療崩壊ネタと言うより、北海道の医師のタフさに驚嘆した方に比重を置いていますのでその点は宜しく。岩内協会病院と言うのがあります。ここは2007年4月頃と言いますから7年ぐらい前に4人いた内科医が3人いなくなり院長1人になると言う事態が起こっています。2007.4.19付北海道新聞より、 岩内協会病院 内科常勤医ゼロに 院長も今月末で退職 【岩内】後志管内岩内町の岩内協会病院(二百四十床)で奥山修兒院長(54)が四月末で退職し、同病院の内科の常勤医が五月からゼロになることが十八日、分かった。同病院では出張医の外来応援などで内科診療を続ける方針だが、一部休診日も出る見込みだ。 同病院は十一科を持つ岩内地方の中核病院だが、二〇○四年度の臨床研修制度導入に伴う医師の引き揚げなどが相次ぎ、四人いた内科医は五月からは奥山院長一人になる予定だった。その奥山院長も「途中で倒れるのは目に見えている。無念だが

    北海道の医師はタフだなぁ - 新小児科医のつぶやき
  • チーム制医療考 - 新小児科医のつぶやき

    今日の「チーム制医療」とは多職種連携による「チーム医療」とは違う概念で、入院患者に対する医師の関わり方になります。もう少しわかりやすく言うと主治医制の対偶ぐらいで良いかと思います。今日の話は私が小児科以外はあまり知らないこと、開業医になり入院現場から離れて10年以上になっている事から、書き手として相応しくない様な気はしています。医療現場も10年も経つと様変わりしている部分が多く、10年以上前の狭い経験を振りかざしても オマエは○○科を知らないんだ! 現状を知らないのに口を挟むな(しょせんは開業医だ!) こういう批判に対して実感としての説明を立てるのが難しくなるからです。 ■主治医制とは 主治医とはあえて読み下すと、 主たる治療担当医 これぐらいの意味合いではないかと私は思っています。もう少し具体的と言うか、実際のところは「主たる」ではなく「すべて」ぐらいになっている事が多くなっています。と

    チーム制医療考 - 新小児科医のつぶやき
  • インフルエンザ・シーズンの定番のお話 - 新小児科医のつぶやき

    診察室に入るなり開口一番、 熱があるからインフルエンザの検査をしてもらうように園(保育所、幼稚園)で言われました。 この手の要求は年々増えている気がします。これも診察室段階でなく受付段階で起こっている事も多々あります。でもって、これをどう解釈するかです。私は開業医ですから、そうそう無碍にはできませんので、そういうアドバイスをもらったぐらいで対応しています。インフルエンザを疑って検査するかどうかは、診察の上であくまでも医師が決めると言う体裁を取っているわけです。そいでもって、インフルエンザの可能性があり検査を行う方向に進めば角も立たないのですが、そうでないケースが少々困ります。だって、まだ37度代前半で結構元気だったりするれば、 診察時点ではインフルエンザ以外の可能性も高い もし結果的にインフルエンザであったとしても検査のタイミングが早すぎるその旨を説明して「検査は行わない」と告げる事になり

    インフルエンザ・シーズンの定番のお話 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2014/01/15
    必要ないのに幼稚園からの指示というなら確かに保険診療の範疇ではないような気もする。これが会社であっても同様だろうけど。
  • 松前病院ムック - 新小児科医のつぶやき

    ■すげぇ経営改善だ! 松前町立松前病院改革プラン 改革プラン平成23年度確定版 ここから引用します。 年度 2006 2007 2008 2009 2010 2011 経常損益 実績 -1億4137.5万円 -1億1870.5万円 -9134.9万円 4223.8万円 7475.9万円 5632.0万円 計画 * * -6234.2万円 -4756.2万円 -32844.6万円 -938.7万円 純損益 実績 -1億4332.5万円 -7350.8万円 1013.7万円 8997.8万円 1億2073.1万円 1億257.8万円 計画 * * -1601.3万円 5008.6万円 6379.8万円 8825.5万円 不良債務 実績 4億3791.9万円 4億6583.4万円 0円 0円 0円 0円 計画 * * 8849.4万円 5578.5万円 1101.0万円 △5633.9万円 松前

    松前病院ムック - 新小児科医のつぶやき
  • 在宅がらみの連想 - 新小児科医のつぶやき

    世は在宅医療時代に流れつつあります。施設医療との比較についても厚労省の意志は強力でそうなっています。昨日は小児の在宅について少し書きましたが、そのつながりで高齢者の在宅医療も少しだけ書いてみます。ただ高齢者の在宅医療は正直なところ良く知らないので、今日はドライに経営的視点のみの感想みたいなものです。 現時点の在宅医療は経営的にペイしやすいと聞いたことがあります。参入を促すためのいつもの常套手段ですが、医療者なら誰でも覚悟と言うか知っている通り、どこかの時点で順次梯子は外されます。それがいつからなのか、どこまで梯子が外されるのかはその時にならないとわかりませんが、今がある時期ピークじゃないかと思っています。少なくとも今後どんどん手厚くなるのは期待できない事だけは確かです。 ほいじゃどれぐらいの患者を抱えれば梯子が外された後にペイするラインになるかですが、私も信頼しているある人物の予想として、

    在宅がらみの連想 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2013/09/11
    採算ラインが上がれば当然,物理的・時間的限界にぶつかるよね。
  • 小児の在宅みたいな感想 - 新小児科医のつぶやき

    某所で小児在宅の話が妙に盛り上がったので、ちょっと感想を書いてみます。 ■背景 この話が出てくる小さからぬ理由の一つがはNICUの逼迫です。NICUは新生児の重症児を扱う施設ですが、ここでは新生児科医が日々命の最前線をやっています。重症児の救命技術はドンドン上っているのですが、治療成果は大きく分けて2つになります。 救命できたレベル 治癒するレベル治癒は表現に語弊が残るのですが、将来的に健常児にソコソコ伍して暮らしていけるレベルになる事ぐらいで御理解下さい。もちろん医療の進歩はかつては「どうしようもない」レベルを「救命できた」レベルに押し上げ、「救命できた」レベルを「治癒する」レベルにしていますが、一方で新たな「救命できた」レベルも作り出している側面もあります。 残念ながら救命できたレベルの患者は生命の維持のために膨大な人手がかかります。平たく言えば病院から家に帰る事ができなくなってしまう

    小児の在宅みたいな感想 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2013/09/10
    救急医療の入口だけでなく出口に関しても,漠然とした「在宅」のイメージだけでなくもっと現実に基づいて議論するのが望ましいとは思う。
  • 産科無過失補償制度の剰余金 - 新小児科医のつぶやき

    ■現状 平成24年度事業実績報告から表を作って見ます。 年生 保険収入 確定補償金 剰余金 剰余率 除事務経費 (利益率) 利益 2009 315.3億円 56.1億円 259.2億円 82.2% 68.3% 215.3億円 2010 323.8億円 48.0億円 275.8億円 85.2% 72.2% 233.7億円 2011 318.0億円 27.3億円 290.7億円 91.4% 79.6% 253.2億円 2012 313.5億円 54.0億円 308.1億円 98.3% 86.4% 270.7億円 事務経費に関しては 保険料に占める事務経費の割合は、13.9%(平成21年)、13.0%(平成22年)、11.8%(平成23年)、11.9%(平成24年)である これに従っています。それとこういう制度は初期の周知不足による影響を考慮しないといけません。制度発足時は、そういう制度の存在を

    産科無過失補償制度の剰余金 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2013/09/03
    『機構には産科無過失補償制度を委託するに足りる能力が無かった事の証明と見ます。能力が無ければ委託を取消しより適切な委託先に変更するのが最も適切な対策と存じます』
  • 小児軽症時間外受診雑感 - 新小児科医のつぶやき

    小児救急がパンク寸前と言うか、そもそも存在自体が危うくなっている面があるのに説明は不要かと思います。神戸だって5年先、10年先を考えると不安視されています。ごく簡単には人手が足りない事です。こういう時に開業医の動員がよく話に出ますが、神戸でも小児科開業医の高齢化は確実に進んでいます。私の所属している区医師会でも、私が開業してから開業した小児科は1軒で、なおかつ私より年上の医師です。ごくシンプルに開業以来平均年齢が10歳あがったわけです。 今日は人手論とか、システム論は基的に避けます。また料金によるハードル論もあえて控えさせて頂きます。念頭に置いているのはある医師の小児救急制限論です。具体的に誰の論かも控えさせて頂きます。その医師の論は小児救急が危機的なので軽症患者の受診を控えさせるものでした。もう少し具体的には小児の軽症受診で格段に割合が高い発熱患者の軽症の見分け方です。ごく簡単には そ

    小児軽症時間外受診雑感 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2013/08/20
    啓蒙が効果を発揮するためには発揮できるような地盤が必要。
  • こりゃ、どう転んでもみたいな・・・の続編 - 新小児科医のつぶやき

    続編と言うぐらいですから初編があるのですが、これが随分前で、 こりゃ、どう転んでもみたいな・・・ これを書いたのが2010年9月16日になります。ほぼ3年前になります。当時引用したマスコミ記事が残っていないかと探してみると、あるもんですねぇ、 読売:http://web.archive.org/web/20100915053528/http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20100913-OYT8T00917.htm 共同:http://web.archive.org/web/20100917105610/http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091301000632.html タブ:http://megalodon.jp/2010-0914-2149-26/mainichi.jp/area/totto

    こりゃ、どう転んでもみたいな・・・の続編 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2013/08/09
    一審の鑑定医は確かに気になる。最終的には採用した裁判官の問題だろうけど。
  • 風疹ワクチン本数考2 - 新小児科医のつぶやき

    前にやった風疹ワクチンの推測です。 厚労省6月時点シミュレーション 月 7月 8月 9月 計 月始在庫 688201 288600 -31749 * 任意接種数 350000 350000 350000 1050000 定期接種数 165000 165000 165000 495000 新規入荷数 115399 194651 528453 838503 月末在庫数 288600 -31749 -18296 * 厚労省7月時点シミュレーション 月 7月 8月 9月 計 月始在庫 664047 244553 44204 * 任意接種数 350000 350000 350000 1050000 定期接種数 165000 165000 165000 495000 新規入荷数 95506 314651 528453 938610 月末在庫数 244553 44204 57657 * このシミュレーシ

    風疹ワクチン本数考2 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2013/07/30
    流行阻止ではなくワクチン不足対策に専念する動機として『ワクチンを使わずとも自然終息する実績を作りたい』という憶測。さすがにそれは…と信じたいところではあるけれども。
  • マスコミ風疹記事への補足 - 新小児科医のつぶやき

    NHK 7/3付記事 風疹ワクチン 抗体検査を依頼 ここから幾つか引用してみます。 風疹は先月23日までの1週間に全国で新たにおよそ500人の患者が報告され、700人近いペースで増えていた5月下旬より減ったものの依然、患者数の多い状態が続いています。 この部分のソースは国立感染症研究所の風疹発生動向調査の2013年第25週ですが、とりあえず今年の週ごとの患者数のグラフを引用しておくと、 NHKでは 700人近いペースで増えていた5月下旬 こう表現されていますが、「5月下旬」とはいつ頃かになりますか、第20週(5/22)は中旬としても第21週(5/29)から第22週あたりに該当すると考えるのが妥当でしょう。確かに第22週は648人ですから「700人近い」表現は間違っていませんが、第21週は849人で「900人近い」になりそうな気がします。 1週間に全国で新たにおよそ500人の患者が報告され

    マスコミ風疹記事への補足 - 新小児科医のつぶやき
    DrPooh
    DrPooh 2013/07/04
    『厚労省の風疹対策は風疹の流行を抑えるではなく、ワクチン不足を回避するに主眼が置かれているとしてよいでしょう』