ハワイ島マウナロア火山に建設したビニール製のドーム型火星模擬体験施設「HI-SEAS」に、6人の男女が外界と完全に隔絶された状態で、どのような心理的影響があるのかを調査した。 ドームの広さは111.5平方メートルで、研究室のほか、食堂、運動スペース、キッチン、6人のベッドニュースが備えられている。電力供給は10キロワットのソーラーパネルだけ、食事は缶詰か粉末状の保存食だけだった。また、外界とのコミュニケーションは火星との通信を想定して20分のタイムラグが設定され、ドーム外に出るときには宇宙服の着用が義務付けられた。
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