2億5千万年後の地球は大半の大陸が集まって超大陸「アメイジア」になる—。海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究グループがスーパーコンピューター(スパコン)を使って数値シミュレーションした結果こうした地球の遠い未来の姿が浮かび上がった。 アメイジアは「アメリカ」と「アジア」をつなげた造語。1990年代初頭からプレート運動や地質学的情報により、地球は将来アメイジアが誕生すると提唱されていたが、今回その誕生可能性が形成プロセスとともに明確になった。日本列島もアメイジアの一部になるという。 地球内部のマントルは対流してプレート(岩板)がゆっくり移動する。JAMSTEC地球深部ダイナミクス研究分野の吉田晶樹(よしだ まさき)主任研究員らの研究グループは、スパコンを使って「3次元球殻モデル」と呼ばれる高解析度の数値シミュレーションを実施し、大陸の分布とマントル対流の時間変化を調べた。 その結果、2億