ポスドク研究員になるということは、多くの場合、家庭を築く、マイホームを購入する、奨学金を返済するなどの個人的責任の上に、また1つ新たな責任を負うことを意味します。一般的にポスドクは、終身制の教職に就くための足掛かりとなります。単に博士課程の延長と捉えられがちなポスドクという立場ですが、実際は、先述の個人的責任の上に、プロフェッショナルとしての責任を負わなければならない立場なのです。 新米のポスドク研究員は、自らの価値を証明しながら評価を積み上げていく必要があります。ポスドクとして経験を重ねていく過程では、研究費の獲得や昇進へのプレッシャーがのしかかってくるでしょう。また、多くの国で研究費が制限されている現状では、教員職に就くために必要な論文発表件数を達成して助成金の獲得実績を得るまでに、これまでより数年長くポスドクを務める必要があるかもしれません。 ポスドクを何年にもわたって前向きかつ健全
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