1964年11月28日に打ち上げられた火星探査機マリナー4号。1965年7月14日には、火星の上空9846キロメートルを通過し、史上初となる火星の接近写真を撮影、送信した。(PHOTOGRAPH BY NASA, ASSOCIATED PRESS) 11月28日は火星の日だった。これは、1964年の11月28日に火星探査機マリナー4号が打ち上げられたことに由来する。 打ち上げから8カ月後、探査機が火星を通過する際に送ってきた画像によって、人類はこの惑星の詳細な姿を初めて目の当たりにした。その後、マリナー4号が集めたデータは、火星の地表探査を安全に行うために欠かせない情報となった。(参考記事:「探査機が見た火星フォトギャラリー」) 失望した人々も ところがせっかくの画像も、当初はNASAの広報活動のお荷物でしかなかった。モノクロの不鮮明な画像からわかったのは、火星が月と大して変わらないクレー
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