補欠選挙や再選挙を除く国政選挙では、選挙区に加えて比例代表の投票も行われます。 候補者個人の事情に左右される選挙区と違って、政党どうしの争いとなる比例代表は各党の“地力”が選挙区以上にみえやすいともいえます。 国政選挙は比例代表もおもしろいんです。さて、衆議院選挙では? 比例代表の争いでは… まず、前回・2017年(平成29年)の衆議院選挙でNHKが行った出口調査をみてみます。 北海道全体の集計で、選挙区(小選挙区)の投票先ごとに比例代表の投票先をみますと、▽選挙区で自民党の候補者に投票した層では、比例代表で62%は自民党、14%は公明党に投票していましたが、野党側の立憲民主党や希望の党にそれぞれ5%、共産党に1%が投票していました。選挙区で与党に投票しても、比例代表は野党に投票した層が一定程度存在したわけです。 一方、▽選挙区で立憲民主党の候補者に投票した層では、比例代表で56%は立憲民