今年3月に宮崎県で感染が確認されて以降感染が拡大する一方の「口蹄疫」だが、宮崎県知事の東国原知事が自身のブログで現場の状況を克明にレポートし続けている。 すでに宮崎県では牛豚合わせて8万頭に迫る家畜が殺処分されているが、5月12日の記事によると、 現場は壮絶である。殺処分される家畜の悲壮な鳴き声、消毒剤や動物のすえた臭いが混ざった何とも言えない異臭、生産者や防疫作業員の疲弊・焦燥・苦悩・落胆・絶望、農場全体は消毒剤で真っ白。異様な光景である。重機やトラックの喧噪、自衛隊の物々しさ・・・・・・・農場の脇に巨大な穴が掘られ、淡々かつ粛々と殺処分・埋設・消毒作業は行われ、ただ機械的に進む。