北京(Beijing)北部の八達嶺(Badaling)にある「万里の長城(Great Wall)」で、夜通し行われたレイブパーティーの翌朝に散乱したゴミ(2010年9月24日撮影)。(c)AFP/Frederic J. BROWN 【10月11日 AFP】年間1000万人が訪れる中国のユネスコ(UNESCO)世界遺産「万里の長城(Great Wall)」で、観光客の増加による破壊が進んでいる。特に、北京(Beijing)からほど近い人気スポットの八達嶺(Badaling)ではゴミが散乱し、壁には落書きがひしめく惨状だ。 ジンやウイスキーの空き瓶、潰れたビール缶に、投げ捨てられた食べ物の容器――。夜明けの八達嶺にあふれるゴミの山は、満月の夜に開かれたテクノ音楽のレイブ(野外音楽パーティー)の名残だ。関係当局は今、そのたぐいまれな雄姿を観光客に公開しつつ世界遺産を保護する方策に頭を悩ませている
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