2011年02月24日 金イオンを10万回以上も衝突させたら、 「反ハイパー三重陽子」 が誕生 引用元:ナショジオ アメリカ、ニューヨーク州ロングアイランドで実施された小規模のビッグバン実験により、新しいタイプの反物質が作り出された。実験に参加した科学者によると、文字通り“規格外”の物質だという。 「反ハイパー三重陽子(antihypertriton)」と名付けられた新発見の反物質は、過去最大の質量を誇るが特徴はそれだけではない。反ストレンジクオークを構成要素とする初の粒子であり、従来の元素周期表には収まりきらないのである。新しい反物質は昨春、ニューヨーク州のブルックヘブン国立研究所(BNL)にある相対論的重イオン衝突型加速器(RHIC)を稼働して作り出された。RHICでは電子を除去した原子「重イオン」同士をほぼ光速で衝突させて、構成粒子に分解することができる。 金イオンを10万回以