接客の研修をする「グランクラス」のアテンダント候補生=埼玉県川口市のNRE川口研修センター公開されたグランクラスの室内=2010年12月、宮城県利府町 東北新幹線で3月から走る最速の新型車両「E5系」の「はやぶさ」で、スピードと並んで注目されるのが新幹線初のファーストクラス「グランクラス」だ。専任アテンダントの候補生たちは、最上級のサービスを身につけようと猛勉強中だ。 「アイスクリームの用意ができましたが、いつお持ち致しましょう」「お飲み物のお代わりはいかがですか」 車内を再現した研修室で、制服姿の坂本友佳さん(26)がカートを押しながら客役のスタッフに声をかけ、グラスや毛布を準備する。 作業に手間取ると、指導役の高橋園子部長がすかさず一言。「サービスの途中でお客様を長く待たせてはダメ。もう仙台に着く時間ですよ」 高橋部長は航空会社の客室乗務員出身。グランクラスのアテンダント養成