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ブックマーク / blog.livedoor.jp/bookcafefushin (8)

  • 松本竣介の「Y市の橋」を見に行く : 図書館のねずみ

    2014年03月19日22:50 カテゴリ人物横浜竣介の「Y市の橋」を見に行く 「竣介の橋」とまで言われた、松俊介の「Y市の橋」周辺の風景はどう変わったのか? ちょっと気になって、横浜駅で途中下車してみた。 ついでに周辺の震災復興橋のいくつかを見てみよう。 いつも京急の車窓越しに見ている「万里橋」も気にかかる。 竣介の描く都会の風景は、そのほとんどが街の目立たない場末の風景だ。 多くの人が気づかない見捨てられたような埃っぽい風景が、竣介が描くことによって不思議な魅力を持って迫ってくる。 有名な建築物・ニコライ堂や国会議事堂を描いても、前方に組み合わされた新宿南口の陸橋や、聖橋の石積み、工場の煙突や街のうらぶれた風景の方がメインと思える。 墓碑かトタン屋根の工場に、橋のたもとの公衆トイレが教会のように思えてくる。 竣介の風景画の現場を追った記録が、洲之内徹「気まぐれ美術館」(新潮社・

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    Guro
    Guro 2014/03/20
  • 早矢仕有的という人物 : 図書館のねずみ

    2013年08月17日21:14 カテゴリ人物横浜 早矢仕有的という人物 もう、何年も十何年も来ることのなかった町でも、気に入った喫茶店や居酒屋の一つでも当時の姿をそのまま残しているのを見るとホッとして、その町が俄かに親しくなる。 街歩きの楽しさは、そうしたものだ。 横浜公園を歩いて、梅香亭が閉店しているのを再確認させられるのもちょっぴり寂しい。 ここのハヤシライスは、コッテリ、トロトロの少し後を引く味で、ファンも多かった。 ハヤシにこだわるなら、野毛のセンターグリルにでも行かねばならない。 ところで、ハヤシライスの名は早矢仕有的(ハヤシ・ユウテキ)からきているという説がある。 その証拠に、有的の興した書店「丸善」店では、喫茶部の名物として今でもハヤシライスを残している。 ここのハヤシライスは正統的?ちょっぴり甘い味で、川崎ラゾーナ店の丸善でも味わうことができる。 木村毅の「丸善外史」に

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    Guro
    Guro 2013/08/19
  • ヨコハマは観光地として生き残れるのか? : 図書館のねずみ

    2013年05月15日22:26 カテゴリ横浜文化 ヨコハマは観光地として生き残れるのか? 東京の活気は、日中の元気を独り占めしたようにすさまじい。 次々と新しい場所が生まれ、人々を集めている。 4月2日の銀座歌舞伎座の開館がそれを祝うかのようだ。 スカイツリーが下町に観光客を呼び寄せている。 それを映す運河も見直されはじめた。 浅草・隅田川と浜離宮を結ぶ船の交通や屋形船には、ゲートブリッジの風景も加わった。 東京駅の完全復元やステーションホテルには、これだけを楽しみに来る観光客まで集めている。 新国立美術館をはじめ、六木周辺には次々と美術館が生まれ、丸の内にも赤レンガ街を復元した三菱ミュージアムも誕生した。 品川、新橋、お台場、日橋、新宿、池袋…と街の再開発も盛んだが、渋谷の街並みの大改造もいよいよ始まった。 東急は、完成した渋谷ヒカリエの地下に駅を異動させた。 旧東急渋谷駅には、

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    Guro
    Guro 2013/05/19
    がんばってはいるけれど、成果がでているのか?という指摘。
  • ヘボンの指路教会がある喜び : 図書館のねずみ

    2013年03月26日22:21 カテゴリ横浜人物 ヘボンの指路教会がある喜び 横浜の中心市街地に参詣人の多い寺や神社が一つもないのは、日の街としてはちょっと異常なことではないか? 歴史の浅い海外の華僑の人たちの街(チャイナタウン)でさえ、関羽を祀る立派な関帝廟を街の中心に作り、参詣人が絶えない。 横浜中華街の関帝廟は大震災や戦火に焼かれても立派に再建され、四代目の関帝廟が信仰を集めている。 ところが横浜の商家たちの信仰をかなり集めていた加藤清正を祀る清正公でさえ、戦火に焼かれると、伊勢佐木町を離れ、久保山に移されてしまった。 今では清正公通りの名が残るだけだ。 横浜商人の結束力はほぼなくなったようだ。 たまらず、かどうかは知らないが、吉田家当主が小さなお堂を建てているのみだ。 しかしキリスト教信者たちの信仰は強い。 横浜の中心地に、歴史ある二つのプロテスタント教会が同じ地で今も活動して

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    Guro 2013/03/29
    しみじみ
  • 南太田散策 : 図書館のねずみ

    2013年01月29日21:52 カテゴリ横浜 南太田散策 横浜の中心部や港のことは市史が詳しく調べて正史とするが、郊外や町はずれのことは、あまり書かれない。 区史や郷土史等の研究所はあるが、硬すぎて読まれない。 もっと気軽な散策記が欲しい。 前回は杉田を取り上げたが、今回は京急・南太田駅で降りてみよう。 ここは吉田新田以前は大岡川の河口、入り組んだ湾はここまで来ていた。 埋め立てが進んだ明治期には開港地から続く町はずれにあたるが、ここに新天地を求めて寺や、学校、陶芸、植木(輸出用植物)・・・といろんな人たちが集まってきた。 知らない町を歩いてみるのは楽しい。 この駅はいつも通りすぎるばかりで、下車したことはないが、車窓から見える常照寺の立派な伽藍やドンドン商店街の看板はかなり昔から気になっていた。 南太田付近の丘は明治から陶器作りが盛んな土地だったが、その痕跡は残っているだろうか? 明治

    南太田散策 : 図書館のねずみ
    Guro
    Guro 2013/01/30
    この真葛焼跡の看板。こーこーせーの時、裏から帰ると見てたんだけど、そのときは何だか分かってなかったんだよなー、
  • 海の見える駅は可能か? : 図書館のねずみ

    2012年10月29日18:00 カテゴリ横浜 海の見える駅は可能か? 10月14日は鉄道記念日。 明治5年、新橋→横浜間に鉄道が開通して、今年は140年。 新橋は元々の駅舎の基礎部分がほぼ残されているのがわかり、駅舎も復元されている。 東京駅は1914年創建当時の姿を取り戻した。 ドーム屋根には宮城県雄勝産の天然石スレートが使われ、見事に復元された。 (この資金のほとんどが近隣ビルへの地上権(空中権)売却から出ていると聞いて違和感を覚えた。都市景観のために作った高さ制限を、お金で買った地上権で簡単に破っていいのか?当然のことのように地上権を売買できるものだろうか?気にかかる) この東京駅は、丸の内のランドマークとして絶対的な人気を得るだろう。 東京観光の目玉ともなる魅力的な建築遺産になるだろう。 翻って、横浜はどうか。 横浜駅(三代目の駅舎)は、スクラッチタイルを使った震災後の重厚な駅舎

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    Guro
    Guro 2012/10/30
    いまでこそ街中の桜木町駅が実は鉄道発祥の駅なんだ、というギャップに時代の流れを感じてたわけだが、喧伝し「再発見」してしまった以上はそれなりにする責務がある。かどうか。
  • 「称名晩鐘」だけの金沢八景 : 図書館のねずみ

    2012年08月28日13:52 カテゴリ横浜文化 「称名晩鐘」だけの金沢八景 「かなざわ」と言えば、江戸っ子にとっては名所・金沢八景をすぐ想い浮かばせるほど親しんだ地であった。 それが、加賀百万石の金沢が先に出てしまうようになったのはいつごろだろうか。 八景の風光が次第に失われつつあり、鉄道が全国に巡るようになる明治末には、逆転現象は起きていて、東京人にとってもハマっ子にとっても加賀の金沢が優勢になってくる。 大正13年の清方の随筆にも、金沢八景は忘れ去られ、今では武州の金沢といわねば通じないと嘆いている。 日画家・鏑木清方が金沢八景に惹かれ、通い始めたのは大正7年ころからであった。 当時すでに能見堂のすぐ近くまであった入江の海は後退し、ハス田が広がっていたが、清方の愛した「江戸名所図会」の金沢八景の名残は随所に見られた。 大正9年には君が崎に別荘を手に入れ、少し高台にある四阿「游心庵

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    Guro
    Guro 2012/08/28
  • 紀田氏「ヨコハマ話」と長谷川時雨 : 図書館のねずみ

    2009年11月23日09:49 カテゴリ横浜人物 紀田氏「ヨコハマ話」と長谷川時雨 22日(日)、紀田順一郎先生の「ヨコハマ話」と「横浜少年物語」「横浜開港時代の人々」刊行記念のサイン会、無事終了。 先生はレジュメまで用意されて、貴重な資料を回覧しながら野毛・牧の話、森鴎外作詞「横浜市歌」の秘話、Y校創設者三沢進のことなど、興味深い逸話を披露された。 加えて、先生の少年時代・青春時代の思い出や、それにまつわる今はもうない店や映画館の話などもしてくださり、たちまち90分を過ぎサイン会へ。 また、県立近代文学館で昨日から始まった「長谷川時雨」展のチケットや刷り上ったばかりのパンフレットを参加者全員に下さり終了。 次は「乱歩ばなし」もという声も。 茂田井茂→中島敦→江戸川乱歩と続いた県立文学館展覧会は、かなり地味な作家展となったが、もう最初で最後の展覧会となるでしょうから、是非いらしてくださ

    紀田氏「ヨコハマ話」と長谷川時雨 : 図書館のねずみ
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