独創的な企画や地域に開かれた運営で、区民やアートファンから広く親しまれている練馬区立美術館(東京都練馬区貫井)が建物の老朽化など理由に改築されることになり、その基本設計が公表されました。2025年度中にいったん休館して工事に着手し、2028年度に竣工、開館の予定です。改築に伴い、美術館の周辺地域も「アートを感じられる」まちなみ整備が検討されています。首都圏のみならず、全国の公立館の中でも独自の存在感を誇る同館だけに、改築を経てどんな姿に変身するか気になるところです。詳しくお伝えします。 改築理由は老朽化やスペース不足 同美術館は1985年(昭和60年)の開館。最寄りの西武池袋線中村橋駅から徒歩3分という利便性の高さや約7600点の収蔵コレクション、現代アートや西洋絵画、浮世絵、マンガなど幅広いジャンルにわたる独自の企画展などで、地域住民やファンの支持を集めてきました。もうひとつの特徴は、練
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