人の移動が多いところは公共交通(鉄道やバス)が通り、少ないところは通らない・・・この現象、体内の血管と似ている気がしました。心臓というターミナルから、血液を多く使う脳へは太い血管が、そこまで使わない耳には細い血管しかありません。なにしろ幹線と支線のような構造が見て取れます。 体内の血管は、往路が動脈、復路が静脈ですが、公共交通では往路と復路はほぼ同じルートになるため、鉄道を青、バスを桃色でソレ風にしたら、動脈・静脈風の地図ができるはず・・・作りながらそんな発想が湧き、2007年に試作、2011年に更新したものが「動脈・静脈図」です。(今や減便で減っている区間もあると思いますが) パッと見るなり、下関〜北九州(小倉・黒崎)〜福岡(天神・博多)〜久留米〜熊本、の脈の太さがわかります。人口が多く、人の流れも多い、いわば幹線と言えるでしょう。その他の九州の主要都市は、個々に独立して点在しています。
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