こどもの城(こどものしろ)は、東京・渋谷の青山通り(国道246号)沿いに所在した児童の健全な育成を目的として建設された施設である[2]。正式名称は国立総合児童センター。 厚生省(現:厚生労働省)が整備し、1985年(昭和60年)11月1日に開館した。「こどもの城」の経営や児童手当制度の充実、発展に協力することを目的として発足した財団法人日本児童手当協会(現:公益財団法人児童育成協会)が運営していた。 『こどもの樹』 青山通り沿いのこの地周辺には、1986年(昭和61年)頃まで4階建ての都営青葉町アパートがあり(1、2階部分には内藤一水社、渋谷青山通郵便局や飲食店などが入居)、都電青山車庫に隣接していた。都電の廃止後、車庫は都バス車庫に転用されたが、1979年の国際児童年に際し21世紀を目前にした児童をとりまく諸状況をふまえ、ナショナル・プロジェクトとして、児童福祉・文化活動の拠点となる複合
