タグ

ブックマーク / mia.hateblo.jp (9)

  • 世界最古の図書館が扱っていたのは「本」ではなかった〔図書館の歴史を探る〕 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

    世界で最初の図書館は、何のためにつくられたのだろうか? 図書館歴史を遡って探ってみよう。 私は、紙でつくられた「」が誕生してから、図書館が生まれたのだと思っていた。でも、実際はそうではなかったのだ。 「書く」という行為が始まると同時に図書館は生まれた 史上に残る最古の図書館は、メソポタミア文明のものだ。チグリス川とユーフラテス川に挟まれた「肥沃な三日月地帯」と呼ばれる農業地帯に誕生した。今から5000年前のことだ。 メソポタミア文明の文字は、「くさび形文字」と呼ばれ、粘土でできた板に刻まれて残された。この頃、まだパピルスは無く、もちろん紙なんて発明されていなかった。 初期の粘土板の文書には、商取引や納税の記録、兵士の徴募・供出などの行政上の記録が記された。そこにやがて、叙事詩や神話、科学や歴史、哲学を記した物が加わっていく。 粘土板の厚さは約2センチ。これを日干して乾かしたり、陶器と同

    世界最古の図書館が扱っていたのは「本」ではなかった〔図書館の歴史を探る〕 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌
  • ライブラリー・ジャーナリストとしての出発 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

    酒場で図書館コンサルタントの仕事を辞めた話をしていたら、呑み仲間のA君が「うん、わかるよ」と言った。 「って、みんな電子書籍になっていくんでしょ? それなのに紙のばっかり扱っている図書館って、斜陽産業だもんね。仕事してて暗い気持ちになるのもよくわかるよ」 えっ? と思って、慌てて答える。 「いやいや、斜陽産業だから辞めたわけじゃなくて……その前に図書館というのは、紙のばっかり扱っているのではなくてですね」 と、ここまで言いかけて、私はこの調子で図書館について語り始めたら1時間でも2時間でも演説してしまうぞ、と気づく。 「ごめん、私がこの話を始めると、夕暮れのまったりした呑み屋の空気が台無しになっちゃうから、また後でちゃんと説明するね」 とその場は納める。それにしても、と私は思う。私の中にまだ、そんなに図書館に対する熱意が残っていたとは、ね。 図書館の世界からは離れるつもりでいた そも

    ライブラリー・ジャーナリストとしての出発 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌
  • 野原海明のお仕事一覧(ライター系) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

    最新の一覧は公式サイトでまとめています ↓↓↓ www.mianohara.com 『ライブラリー・リソース・ガイド』(LRG) 第19号 特集1「図書館の指定管理者制度を問い直す〔序論〕」 取材・調査・執筆を担当しました。 www.fujisan.co.jp 第13号 直前スペシャルトークセッション 「Library of the Year 2015から考える、未来の図書館」の記事化を担当しました。 www.fujisan.co.jp 第12号 特集「図書館×カフェ」 取材・調査・執筆を担当しました。 www.fujisan.co.jp 格文學朗読演劇『極上文學』クロニクル(徳間書店) 「極上文學」は、日文学の名作を若手俳優たちが演じる朗読演劇。これまでに上演された10作品の名場面が写真集になりました。原作となった文学作品の解説を執筆しました。 格文學朗読演劇『極上文學』クロニクル

    野原海明のお仕事一覧(ライター系) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌
  • お互い「安定した仕事を辞める」ところから始まった新婚生活 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

    一月三日 うらゝか、幸福を感じる日、生きてゐるよろこび、死なゝいよろこび。 当座の感想を書きつけておく。―― 恩は着なければならないが、恩に着せてはならない、恩を着せられてはやりきれない。 親しまれるのはうれしいが、憐れまれてはみじめだ。 種田山頭火 行乞記 三八九日記 「お正月休みはいつまで?」 と聞かれると困る。自由業について説明するのはけっこう難しい。 「あ、えーっと、今日も仕事のような? 仕事でないような? というか、毎日が仕事で毎日が休みかも……」 と曖昧に答えて、不可解な顔をされる。 「それで、職場の人は何人? どこまで通ってるの? 通勤大変でしょう」 あ、いや、プロジェクトごとに人数変わるからなんとも言えないし、どこでも仕事できるから通勤とかないんですよ……なんて説明しなくてもいいか、世間話だもんな、と途中で面倒くさくなって、「六人くらいですー、横浜まで通ってますー」とにこや

    お互い「安定した仕事を辞める」ところから始まった新婚生活 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌
    Guro
    Guro 2016/01/05
    もしかして。新年から毎日更新なのか…
  • 日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(1) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

    展示学会の「展示論講座」に参加してきました。会場は東京国立博物館の黒田記念館。参加者は、お話できた中では北は秋田県から南は宮崎県まで。博物館・美術館の学芸員だけでなく、水族館の学芸員や図書館司書も参加されていました。 日展示学会 | 2015年度 展示論講座 開講のご案内(受講者募集) 講義中に取っていたメモをまとめます。 講義1■高橋貴(展示学会会長/愛知大学)ヨーロッパ・ミュージアム展示論 まずは展示学会会長による、ヨーロッパでの展示の実例紹介。思わず目を背けたくなるような負の遺産(ナチス、奴隷、偏見など)も、ヨーロッパでは展示さているとか。ただ時系列順だとか、地域順だとかだけで並べてもつまらない。展示には「物語」が必要。ベルリンのユダヤ・ミュージアムに並ぶのは、器やミシン、手紙など、あたりまえの日常道具。でも、その展示に隠されているのは、迫害された家族の悲惨な物語。 Jüdi

    日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(1) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌
  • 〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(3/3) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海

    2014-01-16 〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(3/3) こちらの続きです。〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(2/3) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海 | 野原海明のブログ   (後半)「マガジン航」の仲俣暁生氏登場 図書館は居心地の良さが大事。 長居できるかどうか? ずっといられる場所であること。 棚が面白い、司書がきびきび動いている気持ちよさ。 利用者も一緒に図書館をつくっている(武蔵野プレイスなど)。 武雄市図書館は、地元のつながりがまだ追いつかない。観光施設の要素が強い。 新しいことを始めるばかりでなく、あたりまえの図書館の良さを見直す。 普通に人が集まって、ただ

    Guro
    Guro 2014/01/16
    (未まとめ、とのことなので、備忘録的にブクマ)後半のトピックに興味あり。
  • 〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(1/2) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海

    2014-01-16 〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(1/2) 「つながる図書館」の刊行記念トークイベントを聴きに、下北沢の不思議な屋「B&B」におじゃましてきた。つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)作者: 猪谷千香出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/07メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎「図書館はコミュニティの核になるか」『つながる図書館』(ちくま新書)刊行記念 | B&B 以下、メモ帳より羅列。後ほどちゃんとまとめます。 (前半)書に登場する図書館の紹介 猪谷千香さんと内村晋太郎さんの出逢いは、日で初めて一箱古市を開催した「不忍ブックストリート」。七、八年前? 不忍ブックス

    〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(1/2) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海
    Guro
    Guro 2014/01/16
  • 図書館で働くには? 野原の私見(追記あり) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

    図書館司書をやっています」と言うと、「どうやったらなれるんですか、私、昔から憧れていたんです!」と言われることがままある。そうだね、おれも学生の頃に司書さんと知り合ったらそう訊いたことでしょう。 憧れる人が多い割に、採用の少ない業種である。アルバイトやパートの募集なら山程あるけれど、図書館仕事だけやって生活していけるような募集は当に少ない。 資格職である筈なのに、資格を持っていることは殆ど重視されない。公共図書館であっても大学図書館であっても、一般事務として採用して「図書館」という部署にまわす、というケースが多い。つまり、図書館の正規職員は事務のプロであるけれど「司書」ではなかったりすることがままあり、専門知識が必要な仕事は司書経験のある嘱託職員や臨時職員に任せたりすることになる。 図書館で働くには? これはおれの経験からの感想だから偏っている&情報がちと古いかと思うけど、だいたいこ

    図書館で働くには? 野原の私見(追記あり) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌
    Guro
    Guro 2012/02/06
    ”…歯を食いしばっている非正規職員が多い気がする。一方で「図書館の知識ないけれど、配属されたから」という正規職員もよく見掛ける、不思議な職場である。”
  • 図書館の業務委託、私感。 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

    の紹介が主な待宵草子ですが、今日は趣向を変えて仕事のことなど。私、普段は図書館司書をして口に糊をしています。図書館司書は専門職。その割に専門性をわかってもらえない仕事でもあります。確かに端から見たら図書館職員って、カウンターに座っての貸し借りの手続きしているだけにしか見えないもんね。 専門職として司書を雇ってくれるところは当に少ない。司書の卵にとって就職活動は超激戦。多くの公共図書館や大学図書館では、一般事務として採用された職員が、図書館業務を任期中だけ担うことになります。そうなるとやはり、図書館の知識を持つ人材が別に必要。司書資格を持つ嘱託職員や非常勤職員の求人広告が出されます。資格を持っている人の方が雇用が不安定で給料も低い。なんとも不思議な現状です。 私は、業務委託を受けた会社に所属するスタッフの一員という立場です。大学に直接雇われる嘱託や非常勤とは全く違う働きかたになります。

    図書館の業務委託、私感。 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌
  • 1