全国の2300万の名字を分析 「X藤」「X本」はどこに多い? 「偏り」少ない地域にも注目 佐藤、鈴木、高橋……日本の名字のバリエーションは10万を超えるともされています。どこにどんな名字が集まっているのか、その〝偏り〟の解明に挑んだ男性がいます。町や丁目単位で可視化した地図から浮かび上がってきたものは……。(朝日新聞デジタル企画報道部・篠健一郎) 全国の2300万の名字を分析 作成したのは、地図会社の東京地図研究社(東京)の小竹尊晴さん(おだけ・たかはる、29)です。幼いころから地図に興味があり、大学院では人文地理学を専攻。名字の地理的分布に関心を持ち、珍しい名字を調べるようになりました。 小竹さんによると、名字研究家の間では「東日本は名字の種類が少ない」ことが知られていました。これを統計分析で裏付けたいと考え、2年ほど前に趣味で名字の全国分布を調べ始めました。 使ったのは、個人名と住所が
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