埼玉県狭山市立中央図書館(教育委員会所管)では、2022年度末に次年度の任用を巡って、大量雇止め事案が発生しました。雇止めされた会計年度任用職員(=自治体非正規労働者)は、長年の経験と図書館行政に精通した方々が多く、誇りを持って住民のために働き、図書館行政発展の一翼を担ってきました。しかし、公募を通じて在職者の約3分の1にあたる11名が雇止めとなってしまいました。中には、非正規ながら20年以上も同施設で働き続けてきた、制度欠陥の狭間に置かれる「フルタイム会計年度任用職員」も含まれていました。 ◆民間非正規労働者より守られない自治体非正規労働者 今、自治体で働く職員の4割から5割は、非正規労働者です。この割合は、正規職員(地方公務員)の削減・抑制に比例して増加し、今や正規職員と一緒に、住民の日常的なくらしを支えています。 こうした状況に、「適切な処遇確保」と「任用(雇用)の適正化」を掲げ、2
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