みもれ🌷 @mimorecchi 会社員。積み人。 遅読だけどマイペースで本を読む。 ただいま資格取得に向けて勉強中の受験生のため、読書関係の投稿は少なめ。
2024年8月、日経文庫は創刊70周年を迎えました。その長い歴史の中で、日経文庫は数々のロングセラーや専門分野の名著を生み出しています。そこで、日経文庫の平井修一編集長に、さまざまなテーマでおすすめの日経文庫を解説してもらいました。今回は、20年、60年…と何十年も売れ続けているロングセラー11冊について。聞き手は、日経BOOKプラス編集・副編集長の小谷雅俊。 日経BOOKプラス編集・副編集長・小谷雅俊(以下、小谷) 今年、日経文庫は創刊70周年を迎えます。70年前というと1954年。日本史年表を見ると吉田茂内閣最後の年で、ゴジラ映画の第1作が公開された年です。これから高度成長期が始まるという時期ですね。改めて、その長い歴史を感じます。 平井修一編集長(以下、平井) 本当ですね。最初に出たのは『手形の常識』という本でした。実務的な内容の本が多いという傾向は、現代にも引き継がれていますね。こ
2023 年に読んでよかった本 2023.12.30 年末なので 2023 年のまとめっぽい記事を書きたくなりました。今年は 1 年間でおおよそ 300 冊の本をよんだようです(そのうち 3 割ほどはラノベなのですが...)。その中でも特に印象に残った本を紹介します。 年末なので 2023 年のまとめっぽい記事を書きたくなりました。 今年は 1 年間でおおよそ 300 冊の本をよんだようです(そのうち 3 割ほどはラノベなのですが...)。その中でも特に印象に残った本を紹介します。 忘れる読書 この本では「本は忘れるために読んでいます」と語られています。というわけでこの本の内容もあまり覚えておりません(?)。 本を読むときには一字一句正確に覚えるような読み方をしていると、「覚えなきゃ」という気持ちが芽生えてしまい、本を読むことが苦痛になってしまうことがあります。そうではなくて、パラパラとペ
今年もなんとか年末までたどり着きましたね。毎年書いている今年面白かった本を紹介する記事です。 今年は本屋(蟹ブックス)で働き始めたということもあって、今までよりも幅広い本を手に取った一年だったように思います。あと、去年はなぜか短歌くらいしか読めなくなっていたけど、今年はエッセイとかをまた楽しく読めるようになってきました。うれしい。エッセイを書く気力もわりと戻ってきたので、2024年はまたエッセイ本を出したいなと思っています。まあ、できる範囲でやっていきたいですね。無理せず、死なないように。 マンガ 鶴崎いづみ『私のアルバイト放浪記』(観察と編集) 大山海『令和元年のえずくろしい』(リイド社) 大白小蟹『うみべのストーブ』(リイド社) 坂上暁仁『神田ごくら町職人ばなし』(リイド社) 岩波れんじ『コーポ・ア・コーポ』(ジーオーティー) 新井英樹『SPUNK - スパンク!』(KADOKAWA)
以前、読んで良かった本をまとめたエントリを書いたのだけど、良い本を紹介できたので、自分でも気に入っている記事だ。 fujii-yuji.net 今年も「積読を強制的に消化する会」というDiscordで続けている。 決まった曜日と時間に読む本を宣言するだけなんだけど、他のメンバーがいるというだけで少しは本が読める。というか、この集まりがないと読めない(この時間以外には本を開いてすらいない)。 と、いうわけで今年も読んだ本を書いていこうと思う。 熟達論 ―人はいつまでも学び、成長できる― 今年読んだ本でナンバーワンに良かった。 400mハードル日本記録保持者で、オリンピックにも3回出ている陸上競技者の為末 大さんの本。 よく"守破離"という言葉を使うが、守破離は本当に熟達のステップになっているのか? さらにそれを解像度を上げて「熟達はなぜ起きるのか?システムとして捉えられるのか?」を深掘りして
今年おもしろかった本を一気に紹介します。大きめの書店が次々閉店し、人手不足や配送の問題もあって出版的には厳しい時期が続くがおもしろい本は依然として絶えない。あとゲームもいっぱいやったので、本だけでなくゲームも合わせて振り返っていこう。いつもは長くても5000文字ぐらいだが、今回は試しに合計1万文字以上書いてみたので、よかったら目次から興味あるやつにとんで読んでみてください。 SFを紹介する キム・スタンリー・ロビンスン『未来省』 N・K・ジェミシン『輝石の空』 ローラン・ビネ『文明交錯』 シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』 ジョン・スコルジー『怪獣保護協会』 『宇宙の果ての本屋』 ジョン・スラデック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』 酉島伝法『奏で手のヌフレツン』 川端裕人『ドードー鳥と孤独鳥』 斜線
読者と選ぶ2023年の人文書ベスト30「紀伊國屋じんぶん大賞2024」 (2022年11月~2023年11月/第14回) 「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」――との思いから立ち上げた「紀伊國屋じんぶん大賞」。おかげさまで、毎年たくさんのご応募と推薦コメントをお寄せいただいております。一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定いたしました。 大賞『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』特別寄稿 小野寺拓也さん 「歴史研究者の仕事は、事実があったかなかったかを見極めて社会に提示すること。それ以降は人びとが各自で判断すればよい」。そう考える方は少なくないのではないでしょうか。確かに事実の確定は重要です。でもそれ以上に歴史研究者にとって重要な仕事は、その事実を「文脈の中
Big Brother is Watching YOU!!! 2023年の年頭に宣言した通り、オーウェル『1984年』の全訳をあげました。 genpaku.org html版と、pdf版があるので、まあお好きに。当然、クリエイティブコモンズなので、自由にお使いください。個人的にはいま出版されているどの翻訳よりもいいとは思うが、それは趣味もあるでしょう。商業出版したいとかいうところはあるかなー。なければ自分で電子ブックでも作って売ろう。 追記:商業出版したいというところが出てきたので (まだ確定ではありません) 、いまのうちにダウンロードしたりあちこちにばらまいたりしておくといいと思うぞ。(11/28) ビッグ・ブラザーのポスターでもトップにかざろうかと思ったけれど、みんなおどろおどろしいものばかりで、小説の記述に即したニュートラルなものがあまりないので少しびっくり。 訳していて、いろいろ含
こんな話を聞いた。 ビジネスマンが、男に尋ねる。 「本は読むかい?」 「まぁ、多少は」男が答える。 「どういうのを読む?」 「小説ですかね、主にSFとか」 ビジネスマンは自分の仕事に誇りを持っている。 今、世界の経済に自分は最先端の場所で関わっていることを。 それこそがビジネスマンのアイデンティティであり、全てであった。 「小説って、それを読んで何になるの?」 「何になるって、どういう意味?」男は訊ねる。 「いや、だって小説って作り話でしょ? この世にない架空の話でしょ? それって今の世の中を動かすものではないよね?」 ビジネスマンは悪意をもって質問しているわけではなさそうで、真顔でそう言った。 男が返答に困っていると、ビジネスマンはこう続けた。 「俺は自己啓発系か、ビジネス書しか読まないよ。それが今生きている者には一番必要だから」 男は少し考えてこう返した。 「作り話(フィクション)が何
わ、去年2023-08-26にこの記事書いたんだね。まる1年だね。2024年版機械学習・データ分析の必須10冊+ガチ90冊+Next5冊=105冊書きましたよ。 【データ分析の必読10冊+差をつける10冊+100冊超】データサイエンス、データ分析、機械学習関連の本がご好評いただいてましたが古くなりごちゃごちゃしているので新たに作り直しました 本記事のめあて IT系の技術者の方がデータ分析関連の仕事をするために役立つ本を紹介する(私が学び始めた時にあれば欣喜雀躍したであろう)記事として書いております。 本記事作者の青木はバイオインフォマティクス(ゲノムデータのDB化中心・Perl・MySQL)からRで時系列分析→Pythonでデータ分析一般と業務をしてまいりました。 ですので研究者目的の本はありません。また、データ分析の基礎は主にRで学んだのですが、昨今の流行に合わせてPython本を中心に
1. はじめに こんにちは、東京大学 3 年の米田です。この度は、ダイヤモンド社から『高校数学の基礎が 150 分でわかる本』という書籍を出版させていただくことになりました。高校数学の基礎を図解で超わかりやすく説明した本です。 【フルカラー図解】高校数学の基礎が 150 分でわかる本 - Amazon 本稿では、この本を書いたきっかけや、この本に懸けた思いについて記したいと思います。 なお、本の内容紹介につきましては、以前こちらの記事に書かせていただいたので、まだ読んでいない方はぜひお読みください。 2. 前提:数学はあらゆる人が身に付けてほしい 執筆のきっかけについて書かせていただく前に、まずは数学に対する僕の考えを述べておきます。僕は、高校数学の基礎くらいのレベルの知識は、あらゆる日本人が身に付けるべきだと思っています。 この理由としては、仕事の幅が広がる、論理的思考力が身につくなどた
1. はじめに こんにちは、東京大学 3 年の米田と申します。この度は、ダイヤモンド社から『高校数学の基礎が 150 分でわかる本』という書籍を出版させていただくことになりました。高校数学の基礎を図解で超わかりやすく説明した本です。 【フルカラー図解】高校数学の基礎が 150 分でわかる本 - Amazon 発売日は 3 週間後の 2023/7/26 です。電子書籍版も同時期に出る予定です。本記事では、この本の内容や特徴について、簡単に紹介させていただきます。 2. この本はどういう本か 本書は、主に次のような方に向けた、高校数学の「超」入門書です。 高校数学をはじめて学ぶ方 数学を学び直したい方 日本ではたくさんの数学の本が毎週のように出版されています。しかしこの中の多くは、難しくて多数の人が挫折してしまうか、雰囲気でわかった気にはなるけど結局身に付かないかのいずれかです。 そこで本書は
先日TwitterのTLを眺めていたら、1981年に当時29歳の坂本龍一がおすすめの本140冊を選出しているチラシの画像を見つけました。どうやら紀伊國屋書店による企画だったようです。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」と題されたこのチラシは、残念ながら誤字脱字があったり、分野別に整理されておらず見にくかったり、40年後の今日から見ると書誌情報の追加が必要だったりと難点があるので、これらの不備を補完してみました。 案外に詩集が多いことと数学書が含まれていることが興味深いですね。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」 【音楽】 柴田南雄『楽のない話——柴田南雄自選著作集』、全音楽譜出版社、1976年。 柴田南雄『音楽の骸骨のはなし——日本民謡と12音音楽の理論』、音楽之友社、1978年。 高橋悠治
(Image by wal_172619 from Pixabay) 去年で恒例の推薦書籍リストの更新は一旦終了したつもりだったんですが、記事を公開して以降に「これは新たにリスト入りさせないわけにはいかない!」という書籍が幾つも現れる事態になりましたので、前言撤回して今年も推薦書籍リストを公開しようと思います。 初級向け6冊 実務総論 データサイエンス総論 R・Pythonによるデータ分析プログラミング 統計学 機械学習 中級向け8冊 統計学 機械学習 テーマ別15冊 回帰モデル PRML 機械学習の実践 Deep Learning / NN 統計的因果推論 ベイズ統計学 時系列分析 グラフ・ネットワーク分析 データ基盤 コメントや補足説明など 完全なる余談 初級向け6冊 今回は新たに加わったテキストがあります。 実務総論 AI・データ分析プロジェクトのすべて[ビジネス力×技術力=価値創出
ぼんやりしてたら2022年が終わってしまったが、振り返らないよりはマシだと信じて今からおもしろかった本など振り返ろう。今年もアニメ、小説、ノンフィクション、ゲーム……あらゆる媒体でおもしろい作品がいっぱいあった。そのすべてを取り上げることは不可能だけれど、この記事で思うがままに触れていきたい。 小説など(主にSF) プロトコル・オブ・ヒューマニティ 作者:長谷 敏司早川書房Amazon読んだ小説の大半はSFなのでSFの話をするが、最初に触れておきたいのは、最先端テクノロジーとその倫理・社会的課題を描き出してきた長谷敏司が、人工知能✗ダンスをテーマに描き出した長篇『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』だ。事故によって右足を切断することになったプロのダンサーが、AI搭載の義足を使い、AIと人間の新しい”共生のかたち”を模索していく。著者自身の介護体験も織り込まれた、最先端の壮絶な物語。今年の小説
思考のクセを変化させることで、ストレスを軽減させられると良いなあと思ったので読んだ。 マンガでやさしくわかる認知行動療法 作者:玉井仁,星井博文,深森あき日本能率協会マネジメントセンターAmazon 以下のことを学んだ。 状況確認シートで個人の反応を、認知・感情・行動・身体反応で整理することで、思考のクセを理解することができる さらに、その中で認知や行動はどちらかというと変化させやすい。整理をすることで、認知などをバランスを取れたものにとらえやすい効果もある 状況確認シートは、「不安…どうすれば?」不安なときに試したい基本中の基本のこと - ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生 みたいなところでフォーマットも見れる 認知再構成法を使うことで、バランスの取れた認知に変化させることもできる。自分の認知に対して質問を繰り返し、新たな考え方をピックアップする このやり方の一つ
記事:明石書店 『暴力のエスノグラフィー――産業化された屠殺と視界の政治』(明石書店)と原書『Every Twelve Seconds: Industrialized Slaughter and the Politics of Sight』(Yale University Press) 書籍情報はこちら 驚きの一冊 研究者として様々な本を読んでいると、時に「まさか」と思うような本に出会うことがある。それは、自分が決して思いつかなかったようなテーマについて、絶対に真似をできないような手法で書かれた本だ。アメリカの政治学者ティモシー・パチラットの『暴力のエスノグラフィー』は、まさにそのような「まさか」の本である。数年前、本書の原書である『Every Twelve Seconds』 (Yale University Press, 2011)を初めて手に取ったとき、私はその一風変わったタイトルにま
人魚なのに尾が二股に分かれている。 しかもその尾を持ち上げ股を開いている。 どうしてこうなったのか調べてみた。 スターバックスのロゴ 世界で最も有名な人魚と言えば、やはりこいつだろう。 Warszawska róg Szerokiej w Tomaszowie Mazowieckim, w województwie łódzkim, PL, EU. CC0, Public domain, via Wikimedia Commons, Link ご存知スターバックスのロゴである。現在のロゴでは大事なところが色々と隠されているので分かりにくいが、最初のデザインでは人魚であることが一目で分かる。 Chris Brown from Melbourne, Australia, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons, Link 上半身が裸で胸を露出し、二股の尾を自ら持ち上げ
► 2024 ( 258 ) ► 09/01 - 09/08 ( 3 ) ► 08/25 - 09/01 ( 8 ) ► 08/18 - 08/25 ( 7 ) ► 08/11 - 08/18 ( 8 ) ► 08/04 - 08/11 ( 9 ) ► 07/28 - 08/04 ( 7 ) ► 07/21 - 07/28 ( 7 ) ► 07/14 - 07/21 ( 8 ) ► 07/07 - 07/14 ( 7 ) ► 06/30 - 07/07 ( 7 ) ► 06/23 - 06/30 ( 7 ) ► 06/16 - 06/23 ( 7 ) ► 06/09 - 06/16 ( 7 ) ► 06/02 - 06/09 ( 7 ) ► 05/26 - 06/02 ( 7 ) ► 05/19 - 05/26 ( 9 ) ► 05/12 - 05/19 ( 7 ) ► 05/05 - 0
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