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2020年10月30日のブックマーク (4件)

  • 【阪南大学】履歴現象:過去の出来事を引きずる経済現象

    経済学部で,マクロ経済学を担当している西洋です。今回の記事では,私が最近,研究している「履歴現象(あるいは履歴効果:ヒステリシス)」について説明します。 履歴現象とは,物理現象から来たもので,経済学では多義的な意味を持ちます(例えば,経路依存性,初期値依存性,複数均衡と同義的に使われることがあります)ⅰ 。ほぼ共通する意味を簡単化して述べると,現在の状態が過去の出来事に引きずられてしまうことを指します。過去から未来へと一方的な時間の流れで行われるわれわれの経済活動からすれば,これは自明のことですが,経済理論(モデル)においてこれをうまく説明することは,実はあまりなされていないのです。 たとえば,学の基礎マクロ経済学で学習するケインズ型45度線モデルを想定しましょう。いま,なんらかの需要ショックがおきると,均衡国内総生産が低下します。しかし,その需要ショックが取り除かれると,均衡国内総生産

    【阪南大学】履歴現象:過去の出来事を引きずる経済現象
    Humisawa
    Humisawa 2020/10/30
    “経済活動における一過性の出来事が,その後の長期にわたって影響を及ぼし続ける効果を,経済学では履歴効果と考えます。履歴効果は現実的問題から再注目されつつも,経済学のテキストにほとんど登場しません。”
  • (3ページ目)「テクノロジーで理想の社会は作れない」『帳簿の世界史』“ベストセラー歴史家”が鳴らす未来への警鐘 | 文春オンライン

    「自由市場」をテーマにした初の人類史に挑戦 現在、私は自由市場をテーマに、新たなを書いています。これまで「自由市場」という概念を追って、人類史を書いた人はいませんでした。シュンペーターが多少試みたようですが、彼は歴史家ではありませんでした。一方、私は歴史家として、大きなストーリーがそこにあることを見出したのです。 自由市場を語る人のほとんどは、自由市場とは一体何なのか、そもそも自由市場などというものが存在するのかどうか、当には理解していません。では、自由市場という概念はどこから出てきて、一体何を指しているのでしょうか。 スコットランドにあるアダム・スミスの銅像 ©iStock.com 私たちはこれまで、それが18世紀、アダム・スミスによって提唱された概念だと思ってきたのですが、歴史をひも解いていくと遥か昔のローマ時代、なかでもキケロにたどり着くことが分かりました。実はアダム・スミスはキ

    (3ページ目)「テクノロジーで理想の社会は作れない」『帳簿の世界史』“ベストセラー歴史家”が鳴らす未来への警鐘 | 文春オンライン
    Humisawa
    Humisawa 2020/10/30
    “そもそも裕福になるためには、「自由」である必要などありません。そのことは近年、中国(ずっと昔はフランス)など、主に国営企業によって経済を成長させてきた国の例をみても明らかです。”
  • https://www3.nhk.or.jp/news/special/miraiswitch/article/article35/

    https://www3.nhk.or.jp/news/special/miraiswitch/article/article35/
    Humisawa
    Humisawa 2020/10/30
    “フランスでは2017年に、業務時間外に会社から仕事の連絡があっても労働者側が拒否できるという「つながらない権利」を定めた法律が施行され、労使間で協議することが義務づけられました。”
  • 東大教授・宇野重規が警鐘を鳴らす!独裁的指導者が望まれる危うさ(宇野 重規)

    そうだとすれば、今回の危機についても、民主主義が自らを変容させ、進化させるきっかけとする可能性を否定できません。 そのためにもまず、現在、民主主義がいかなる危機と向き合っているのかを冷静に見定める必要があるでしょう。 ポピュリズムの台頭 ポピュリズムという言葉が、世界的な話題になったのは2016年でした。大きな転機になったのは、同年6月のブレグジットです。 議会主義の祖国ともいわれた英国で国民投票が行われ、EU(欧州連合)からの離脱を決めたことは、世界に大きな驚きを与えました。 背景にはさまざまな要因がありますが、離脱キャンペーンにおいて、「EUを離脱すれば、分担金を国民保険サービス(NHS)に回せる」といった多くの虚偽の情報が飛び交い、それが投票の結果に少なからぬ影響を与えたことは間違いありません。 ブレグジットの背景としてしばしば指摘されるのが、中高年の白人労働者層を中核とする、いわゆ

    東大教授・宇野重規が警鐘を鳴らす!独裁的指導者が望まれる危うさ(宇野 重規)
    Humisawa
    Humisawa 2020/10/30
    “虚偽の情報によって扇動された側面があるとしても、そのような「置き去りにされた人々」にとって、EU離脱はまさしく「民主主義の勝利」だったのです。ここにポピュリズムと民主主義の難しい関係が表れています。”