政党ビラの配布で不当な起訴がつづいている問題で日本共産党が十九日、松尾邦弘検事総長あてに提出した申し入れ(全文)は以下の通りです。 公訴権の濫用らんようをやめ、検察権の厳正公平な行使を求める 検察権が厳正・公平に行使されなければならないことはいうまでもない。検察権は司法権と密接不可分の関係にあり、司法権の適正な実現のためには、検察権が公正妥当に行使されなければならない。検察が、政党や政治家の利害、都合によって左右される等その公正を失う運用を厳重に慎まなければならないのは当然である。 ところが、このところ、政権与党の政治家や官僚の違法行為は放置され、他方で、国民の基本的人権をじゅうりんする不当な検察権の行使が目立っている。これは、厳正・公平な検察権の行使とはほど遠く、政権与党や政治家の利害、都合を優先したものといわざるをえない。このような検察権行使のあり方は、ただちに是正されなければならない