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ブックマーク / chakichaki.hatenablog.com (5)

  • 青い鳥文庫ができるまで - 本屋のほんき

    青い鳥文庫ができるまで 作者: 岩貞るみこ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/07/27メディア: 単行 クリック: 46回この商品を含むブログ (1件) を見る『白浜夢一座がいく!』という架空の青い鳥文庫人気シリーズを一冊世に出すのは、どういうプロセスが必要なのか?を真正面から描いたノンフィクション風の児童小説です。ちなみにこの作品はこんな名前なのに、何と青い鳥文庫ではない!ので児童書の単行読み物コーナーをお探しください。それを知らないと、僕のように児童文庫の棚の前で迷子になることになります。 さて、この作品。一冊のをどうやって作るのか、きわめて詳細に取材をされて書かれています。99%がノンフィクション、なんだそうです(逆に1%はどの部分なんですか)。著者、編集者、校閲、イラストレーター、デザイナー、広告宣伝、印刷、取次、書店の人まで勢ぞろいで登場しますし、『黒魔女さんが

    青い鳥文庫ができるまで - 本屋のほんき
    MIchimura
    MIchimura 2012/09/04
    えってっきり青い鳥文庫かと。
  • 4ヶ月たって - 本屋のほんき

    3月11日の震災の日のことを、忘れないように書きとめておこうと思う。 あの日、僕は偶然にも福島にいた。今度新しくできる店の棚詰めを手伝ってほしいということで、福島まで来ていたのだ。その店舗は福島駅から車で20分ぐらい行ったところにあって、3月11日は搬入後の荷出しも一段落し、丁度帰宅する日のはずだった。 地震が起こったのは、丁度店内のレジカウンターのあたりで作業をしていたときだった。ゴゴゴという地鳴りのような音が響いたと思うと、直後に凄まじい揺れが襲ってきた。咄嗟にすぐ傍にあったガラスのショーケースが倒れないように支えて踏ん張った。ガラスの棚が倒れてしまうと大変だからだ。 揺れはなかなか収まらなかった。それどころかさらに激しくなり、しまいには壁や什器が波打ち始めて、商品がバンバン落下し始めた。コンクリートってこんなに波打つものだったかと思わず目を疑った。こんなにひどい揺れは神戸で経験した阪

    4ヶ月たって - 本屋のほんき
  • 一箱古本市の歩き方 - 本屋のほんき

    一箱古市の歩きかた (光文社新書) 作者: 南陀楼綾繁出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/11/17メディア: 新書購入: 6人 クリック: 177回この商品を含むブログ (75件) を見る「一箱古市」と言っても何のことやら、という方は私のブログを読んでくださっている方には少ないと思いますが、一応説明しますと、一人が一箱分の古を抱えて古のフリーマーケットをやる、という感じのイベントです。YouTubeで昨年仙台で行われた一箱古市の模様を動画でupされている方がいらっしゃいましたので、ここで紹介しておきます。これを見たらどんなイベントなのか、百聞は一見に如かずですね。 日紹介しているこのは、今では地域に定着した「一箱古市」のイベントが、一番最初にどのように企画され、そしてどのように広がって行ったか、そしてさらにはそれを含むブックフェスティバルがどのように全国で開催さ

  • 書棚と平台 - 本屋のほんき

    書棚と平台―出版流通というメディア 作者: 柴野京子出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2009/07/01メディア: 単行購入: 10人 クリック: 193回この商品を含むブログ (36件) を見る日の出版流通制度は、世界的に見てもかなり特殊なシステムによって動かされています。 雑誌が書店で販売されていること、これは当たり前のように思えるかもしれませんが、実は世界的にはかなり特殊な部類にはいります。海外の多くの国では、雑誌は書店で買うものとは決まっていません。書店はあくまで書籍を買う場所であって、雑誌を買う場所ではないのです。 このは、日の書店およびその特殊な出版流通の仕組が、どのような時代背景を経て成立していったのかという歴史を、丹念に追いかけていった学術論文です。 スリップは、いつごろから普及したのか? ジャンルという概念は、どのようにして成立したのか? なぜ、は定価販売で

    書棚と平台 - 本屋のほんき
    MIchimura
    MIchimura 2009/08/20
  • 新書の並べ方 - 本屋のほんき

    とある店舗から新書の並べ方についての質問があった。お客様から「適当に並んでいてわけがわからん」とクレームを頂戴したのだとか。「どうやって並べたらいいのでしょうか…?タイトルで五十音順とかがいいのでしょうか?」って、おいおい、まともな書店員のしてくる質問じゃねーぞ、と思いつつ「とりあえず出版社別にわけて、そのあと番号順に並べるのが正解です。どこの店でもそうしてます、とっとと並べかえなさい」と回答したのだが、はたして当にそれでよかったのだろうか、といまさらながらちょっと考えた。 昨今の新書ブームで新書の前年比が150%を超えていたりするのだが、ロングセラーの売上が跳ね上がったという実感は全く無い。一部の化け物みたいに売れるメガヒット作を除けば、1タイトルあたりの売上は昔から変わっていない気がするのである。「ゾウの時間ネズミの時間」の売上が新書ブームだからと言って爆発的に伸びただろうか?全然変

    新書の並べ方 - 本屋のほんき
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