今回の実例は、報道記事から。 南アフリカで解析されて報告された新型コロナウイルスの新たな変異株が「懸念される変異株 variation of concern」と位置付けられ、「オミクロン株」と名付けられて以降、同株の感染が世界的に拡大している。オミクロン株が最初にニュースになったころは、イングランドはクリス・ウィッティ教授(イングランド当局*1の首席医務官)が「デルタ株が蔓延している状況では懸念すべきはデルタ株であり、オミクロン株の脅威はそれほど高くない」との見解を示していたのだが(ソースはこちらのスレッドにメモってある)、それからわずか半月で、オミクロン株の感染拡大がすさまじい勢いで進行していることが伝えられている。 イングランドでは、新型コロナウイルス感染拡大への対策として行われていた行動制限が、この7月19日にほぼ撤廃され、毎週のサッカー・プレミアリーグの試合も、以前とほぼ変わらない