地震、津波、原発事故と3つの国難級クライシスが束になって来た「3.11」より深刻な危機は戦争くらいしかない、と以前書いた。政治家にしろ、官僚にしろ、報道にしろ、これ以上はない「最苛烈条件」(=ミッションクリティカル)での実力が今試されている。ゆえに、現在私たちが見ている日本の報道の実力が、彼らの最高実力である。いくら「次はもっと頑張ります」と言っても、もう「次」はない。 これまで積もりに積もった報道の問題点が「3.11報道」というテーマで形を伴って毎日の紙面に表れている。その結果に満足しているという読者はむしろ少数だろう。その意味では3.11は報道の問題を例示するのに絶好の機会である。 後世の記録に留めるため、その問題を今後しばらく書いてみよう。特に、地震と津波の被害が一段落し、福島第一原発が膠着状態に入った5月以降、どの社も「ネタ枯れ」を起こしたのか、問題が如実になってきた。 見事にそっ
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