中国で共産党の1党支配を批判するなどして有罪判決を受け、服役中の状態でノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏について、担当の弁護士は家族の話として肝臓がんの治療のため、仮釈放されたと明らかにしました。 そして翌年の2010年には服役中の状態で中国人として初めてノーベル平和賞を受賞しましたが、中国政府は式典への出席を許さず、アメリカ政府などが繰り返し、釈放を求めていました。 劉暁波氏を担当する弁護士は26日午後、NHKの取材に対し、家族の話として、劉氏は肝臓がんを治療するために仮釈放されたと明らかにしました。また、一部の香港メディアは劉氏は先月下旬に末期がんと診断されて、その数日後に仮釈放され、中国東北部・遼寧省の瀋陽にある病院で治療を受けていると伝えています。 一方、中国外務省の耿爽報道官は26日午後、記者会見で劉氏が治療のため仮釈放されたと伝えられたことについて記者から確認を求められたのに対し