行財政専門情報サービス 全国の新聞社43社と共同通信社が提供する行財政ニュースサービスです。中央省庁や多くの自治体でご利用いただいています。 原子力規制委員会は30日、日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の被ばく事故で、3回目の立ち入り検査を終えた。内部被ばくした5人の男性作業員の聞き取り調査から、作業員の除染用シャワーが故障していたことが判明した。規制委はシャワーが使えなかったことで、除染が不十分となり時間もかかった可能性があると指摘した。 規制委によると、事故が起きた燃料研究棟のシャワーの水の出が悪く、5人は別の建物からつないだホースの水で体を洗った。常備していた除染用の洗剤やタオルが足りず、急きょ別の建物から運び込んだことも分かった。