![Amazon.co.jp: 信じちゃいけない身のまわりのカガク あなたはそれで、本当に健康になれますか? (立東舎): 渋谷研究所X, 菊池誠: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/20a38ee0aa36ba9ebaed8378fb11f311b8f67fa6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51YTpHKrcNL._SL500_.jpg)
どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 吉野家が9日、牛丼の具の長期摂取調査に関するプレスリリースを出して以降、いろいろなメディアがその内容を報じています。たとえば、朝日新聞は「牛丼、3カ月食べ続けたら… 吉野家が研究結果を公表」と書き、フジテレビも「牛丼を3カ月食べ続けても健康リスク増加の兆しなし 吉野家HD」と伝えました。 これらの報道、二重に間違っている、と勝手ながら私は思います。一つは、「牛丼」を12週間(3カ月)食べ続けたのではなく「牛丼の具」だということ。もう一つは、吉野家のプレスリリースを読む限り、これはまともな研究とは言えず、そもそも報じる価値がない
風邪をひいて熱が出て・・・うーん、ちょっとやばいかも。食欲が落ちているけれど、悪化させないためにもしっかり食べて体力をつけなくちゃ! このような事がすぐに思い浮かぶほどに食べ物と健康には密接な関係があることはよく知られております。 最近ではさらに踏み込んで免疫との関係なども採り上げられる事が多くなったように感じております。今回は栄養と免疫の関係を読み物*1として書いてみたいと思います。 ■ビタミン・ミネラル・微量栄養素で免疫力増強? 病気になると体力を消耗しますが、特に高熱が出た場合には激しく消耗することを私たちは経験上よく知っております。食欲が落ちていても必要な栄養をとらないと病気からの回復が遅くなってしまうと考えられるからしっかり食べましょうといわれるわけです。そのように病気からの回復に重要な役割を果たす栄養ですから、そこから一歩進んで病気の予防にも効果があるのでは?と、期待をされるよ
今回もいつものように思ったことをダラダラ書いてみます。ダラダラと長ったらしいです。 ■私と予防接種 どらねこは注射が苦手です。どうして苦手かというと、それは痛いからです。小さい頃から今に至るまで苦手にしているのですが、注射に対する認識は色々と変化をしております。 小さい頃は、怖いのを我慢すれば周りの大人が褒めてくれるので「大丈夫だぜ!」みたいな顔をしたような記憶があります。次に学校で行われる定期の予防接種などはクラスの子達にバカにされたくありませんから「屁でも無い」様子を装っていたように思います。それでも本心は注射が苦手ですから、どうにか避けたいものだなぁ、なんて思って居たりしました。 そんな折、いくつかの予防接種が定期接種から任意接種へとかわると謂う出来事がありました。有害事象の報告があることと、その割に効果が定かでは無いと謂う指摘を受けての対応であると聞きました。予防接種が苦手などらね
あ〜る菊池誠(反緊縮) @kikumaco たしかに、「米のとぎ汁を家庭のペットボトルでテキトーに醗酵させて飲む」というのは、絶対に放射能対策にならないのは言うまでもないほど当然として、それ以上にお腹壊しそうだからやめたほうがいいよ。ダイエットになるかもしれないけど・・・。特に子どもには絶対にだめだ! 2011-07-20 01:54:28 F. Takagi @cactus_f …だから「下痢が頻発」なのか RT @kikumaco:「米のとぎ汁を家庭のペットボトルでテキトーに醗酵させて飲む」というのは、絶対に放射能対策にならないのは言うまでもないほど当然として、それ以上にお腹壊しそうだからやめたほうがいいよ。特に子どもには絶対にだめだ! 2011-07-20 01:57:00
「食べながらやせられる方法」を説き、女性誌などでひっぱりだこであるという、管理栄養士の伊達友美さん。前回の記事では、大手新聞の健康サイトに掲載するにはその主張はちょっと問題があるのでは、という趣旨で批判を行いました。普段の活動はどんなものなのだろう、ちょっと調べたところ色々と気になる発言・主張を行っておりました。前回の主張だけなら記事にしなかったところなのですが、テレビなどで管理栄養士としての栄養学解説として看過できないような主張をしているようなので影響大と思い、こうして検証をする事に致しました。 ■名前で検索してみた テレビをあまり見ないので、この方の事を存じ上げませんでしたので、どのような経歴の方なのかな、と思い簡単に調べてみたところご自身のブログ*1には次のような肩書きが書かれておりました。引用致します。 自己紹介 管理栄養士、日本抗加齢医学会認定指導士。 日本ダイエット健康協会理事
2011/7/199:15 あやしい放射能対策 片瀬久美子 原発事故で放出された放射性物質による被害を避けるための対処法として、”放射能を分解除去できる”とか”放射能の毒出しができる”などと宣伝されている疑わしい方法が、雑誌などのメディアや放射線の害を警告する活動をしている一部の団体などから紹介されて広まりつつある。しかし、体内の放射性物質除去という効果に疑問が大きいだけでなく、かえって健康を害する恐れがあったり、効果が期待できないのに高額な商品であるなど、問題視すべきものが多い。その代表的ないくつかを紹介する。 ■マクロビオティック まずは、マクロビオティックである。これは独自の陰陽思想にもとづくトンデモ栄養学のひとつである。(マクロビオティックの詳しい解説は、ブログ「とらねこ日誌」を参照。http://d.hatena.ne.jp/doramao/ ) もともとはマクロビオティックに
昨日はフグ調理について思うところを書きましたが、今回は自分の話です。仕事の場合正論吐いて、ハイおしまい、とは行かないモノですね。 ■講習会と栄養相談 どらねこは仕事に関連して高齢者への栄養相談や、地域に住む年配の方達向けの講習会などを行うこともあります。講習会はその場を盛り上げて、なんとなく勉強した気になってもらい、ある程度信頼を頂いて、最後にコレだけは伝えておきたいという事を念押しして終わる感じなのでそんなに悩む事はありません。そんなモノだ*1と思ってますのでね。そんなわけで、色々と悩ましいのは個人を対象とする栄養相談の方ですね。 この場合、高齢者と謂っても家で自活して、それなりにお話しを理解できる人を対象としています。深刻な悩みを持つ人からなんとなく不安を持っている人まで様々です。そうした方々とお話しをした経験から色々と思ったことをつらつらと書いてみようと思います。 ■悩ましい栄養相談
妥当性に乏しいと考える代替療法を利用せずに済んでいるワケ(前編) http://d.hatena.ne.jp/doramao/20100725/1280035664 妥当性に乏しいと考える代替療法を利用せずに済んでいるワケ(中編) http://d.hatena.ne.jp/doramao/20100729/1280378345 前編、中編では私たち家族が代替療法を採り入れずに済んだ理由や背景などを書かせていただきましたが、今回はなるべく多くの方が出産育児などにまつわる妥当性の乏しい代替療法を採り入れずに済む為にはどうしたらよいのだろう、という事を自分なりに考えてみました。もちろん私個人の考えなので、この方法論自体の妥当性あるものかどうかすら怪しいところですが、その点を考慮の上お読みいただけると助かります。 ■代替療法の妥当性を疑えるか はじめに妥当性に欠ける代替療法と書いているのですけど
(5月12日、ビタミン、ミネラルの記述一部変更) 【背景的何か】 トンデモ健康法・食事療法や○○はカラダに効くというタイトルの本が書店に平積みになっています。栄養学や食生活について妥当な内容が書かれた本その横に数冊、目をこらして探さないと見つからないぐらいの扱いといっても良いくらい。 さて、これはヒドイ状況なのでしょうか? 直感的にヒドイと思ったから記事をかいているわけだけど、本当にヒドイ状況を表しているのだろうか、もしかしたらそれほどヒドくは無いのかも知れない。まずは、考えてみる。 『ヒドく無い可能性』 多くの方が十分な栄養学的知識を持っており、妥当な本に書かれている内容に興味はないのでニーズが無いので本屋が置く意味がないから。 反対にトンデモ健康法に興味のある人口は少ないのだが、興味のある人の殆どが購入するためトンデモ系や○○に効く系の本がある程度売れているだけ。 希望的観測だけど、こ
今回は牛乳有害論のお話しです。 本家どらねこ日誌でも『牛乳は本当にモー毒か?』で検証をし、牛乳が骨粗鬆症のリスクになるという根拠とは謂えない論拠の不当性を指摘しました。 しかし、身の回りにはいまだ正しい話であると理解してしまっている方がいたり、ネット上でもまだまだ牛乳有害論を見かけます。 牛乳有害論はマクロビ信奉者や、昔ながらの日本食が至高であると考える方々を中心として広まったようです。例を挙げてみましょう。 胃腸は語る−胃相腸相からみた健康・長寿法 新谷弘実:弘文堂(1998) p168 ●牛乳の飲み過ぎが骨粗鬆症をつくる また、年をとってくるとカルシウムが減って骨粗鬆症になるから牛乳を飲みなさい、というは誤りです。牛乳の飲み過ぎこそ骨粗鬆症をつくるのです。というのは、牛乳は飲むと血中のカルシウム濃度がすぐに高くなるから吸収がよいといわれるのだということは先に述べました。実際にはそのあと
※妄想エントリ注意※ 貴方は覚えているだろうか、このアホなブログの初期に出てきたとあるイモを。 あれから60年、『どらどら村』は『土良町』と呼ばれるようになり、決して豊ではないが、それなりの発展を遂げていた。しかし、この処の不況の影響は大きく、産業基盤が脆弱な町の財政は困窮を極めていた。 何とか、町を活性化できないものか・・・ 「最近は健康食品ブームだと云われている。我が町の特産物から売れる健康食品を開発できないだろうか」土良町のとある場所で大切な会議が行われていた。 なるほど、隣の家鴨市は近年、家鴨大学と連携により開発された健康食品が空前絶後の爆発的ヒット商品となり、原材料となる農産物の取引価格は10倍にも跳ね上がったという。我が町の特産物からそんな凄い商品が生まれれば・・・ 「しかし、我が町の特産物といえば、どらイモくらいしか思いつかないよなぁ。しかも、有毒成分が入っていると指摘されて
「科学的な研究データはありませんが、これまでの経験から当院では野菜中心のお食事をすすめています」 助産師の専門雑誌である助産雑誌2010年1月号から開始された連載、助産院のごはん(1)*1の冒頭の文章だ。 魚を食べるなら、青魚よりも白身魚のほうが油分が少ないこと。刺身は代謝に時間がかかるので胃に負担がかかること。油や香辛料を使った料理は、乳腺が詰まりやすくなるので避けたいこと。糖分は体を冷やすだけではなく、乳汁が甘く、べたついてしまうので、調理に砂糖やみりんをつかわないこと。 松が丘助産院の助産師、宗さんは主催する「食の会」で注意をして欲しい食材とその理由が書かれたプリント(上記引用文)を渡しているそうだ。 どらねこはこの給食に見覚えがある。そう、玄米菜食やマクロビ食だ。 助産師になる前から、母親として故・山西みな子助産師のところに通っていた経験が大いに影響しています。 NPO法人自然育児
昨日、twitter上でこちらのページが話題になっていました。これは、独立行政法人 国立健康・栄養研究所が「健康食品の基礎知識」として公開している情報の1つです。 科学的根拠のある情報とは?Q1 「科学的根拠のある情報」とはどういうものですか?Q2 再現性とは何ですか?Q3 テレビ、新聞、雑誌などで取り上げられていたのですが…?Q4 「専門家」「博士」「研究者」が言っていたのですが…?Q5 細胞や動物の実験で効果が証明されているようですが…?Q6 特許番号は科学的根拠ではないのですか?Q7 「体験談」は科学的根拠にはならないのですか?Q8 「学会発表」と「学術論文」の違いがよく分からないのですが。Q9 専門誌に掲載になった学術論文ならば信頼できますか?Q10 インターネットなどで情報を調べる場合、どんな点に注意すればよいですか?Q11 情報がどれくらい信頼できるか、どうやって見分けられます
確かに重金属は怖いけど、水銀を悪者にして商売するヒトの方がもっと怖いとどらねこは思ふ。 食品安全委員会:食品安全委員会に対し意見を求められた案件 http://www.fsc.go.jp/hyouka/iken.html#04 『魚介類に含まれるメチル水銀について』という項目で、文献を集め検討された結果が報告として纏められている。 http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-hyouka-methylmercury.pdf 国立水俣病総合研究センターにはこんな資料もありました。 『平成18 年度 水銀による環境汚染問題の現状と今後の対応に関する研究班』 メチル水銀を中心とした水銀の健康影響と国際的水銀汚染問題に関する研究レビュー 代表研究者 佐藤 洋(東北大学医学系研究科教授) http://www.nimd.go.jp/kenkyu/review/h18_merc
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