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書評と本に関するTZKのブックマーク (10)

  • 吉田豪×豊崎由美「書評とは何か?」 祝『書評の星座 紙プロ編 吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り1995-2004』のプロレス本大賞2021技能賞受賞!|HB ホーム社文芸図書WEBサイト

    吉田豪×豊崎由美「書評とは何か?」 祝『書評の星座 紙プロ編 吉田豪のプロレス&格闘技メッタ斬り1995-2004』のプロレス大賞2021技能賞受賞! 昨年2月刊の『書評の星座 紙プロ編 吉田豪のプロレス&格闘技メッタ斬り1995-2004』が、プロレスはじめ充実した品揃えで知られる書店・書泉(グランデ/ブックマート)制定「2021年度(第2回)プロレス大賞」の技能賞を受賞しました。 これを祝し、著者の吉田豪さん、ゲストに書評家の豊崎由美さんを迎える世紀のビッグ・マッチが実現。意外にも初顔合わせのお二人が「書評とは何か?」をテーマとして、雑誌黄金時代の思い出からフリーライターの生き方までを切り口に、縦横無尽に語り合いました。 ※2022年1月27日、東京・書泉グランデで行われたトークイベントの模様を記事化したものです。 書評家になるまでと、「TITLe」リニューアル事件吉田 お互

    吉田豪×豊崎由美「書評とは何か?」 祝『書評の星座 紙プロ編 吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り1995-2004』のプロレス本大賞2021技能賞受賞!|HB ホーム社文芸図書WEBサイト
  • [書評]『サカナとヤクザ』 - 小木田順子|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト

    悪いのはカタギのほうだ 毎年夏、土用丑の日が近づき、コンビニやスーパーや牛丼チェーンがウナギを大々的に売り出すと、ニホンウナギは絶滅危惧種だというのにそんなことをしていていいのかと思う。そして最近は、土用丑の日が過ぎて消費期限切れになったウナギの大量廃棄が話題になることも多く、ますます疑念は強まっていた。 だが、私たちの罪深さはそんな疑念で済ませられるものではなかった。 『サカナとヤクザ――暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』(鈴木智彦 著 小学館) 暴力団取材のプロ中のプロが今回ターゲットにしたのは「密漁」。アワビ、ナマコ(中国では「黒いダイヤ」と言われる高級材)、カニ、ウナギなど高級魚の密漁・密流通が暴力団の資金源になっている実態を追いかけ、北海道から築地、九州、台湾、香港まで、5年にわたって取材を続けた。 なんといっても、その取材の体当たりっぷりがすさまじい。三陸の密漁アワビ

    [書評]『サカナとヤクザ』 - 小木田順子|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
    TZK
    TZK 2018/10/30
  • 遠藤乾『欧州複合危機』(中公新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    11月2 遠藤乾『欧州複合危機』(中公新書) 9点 カテゴリ:政治・経済9点 ギリシャ危機に難民危機にウクライナ危機にイギリスのEU離脱と、絶え間ない危機に見舞われているEUですが、その危機は外部からEUを襲っているのか?、それともEU内部にあった問題が今になって噴出しているのか?、現在のヨーロッパの危機を概観しつつ、この根的な問題にも答えようとしているになります。 著者は2013年に『統合の終焉』(岩波書店)というを出しています。このはEUの歴史を読み解きつつ、2013年以降に起こった問題にも適用できるEUの問題点を分析してみせた大変面白いなのですが、いかんせん500ページ近いボリュームと3800円+税の価格、なかなか普通の人が手に取れるものではなかったと思います(価格に関しては内容とボリュームを考えればむしろ安いと思いますが)。 そんな大作の『統合の終焉』で取り出されたEU分

    遠藤乾『欧州複合危機』(中公新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期
  • 渡部陽一「戦場カメラマンの仕事術」を読みました。 - Everything you've ever Dreamed

    おそらく日で一番有名な戦場カメラマン、渡部陽一さんが仕事の進め方にスポットをあてて書いた。エッセイとジャーナリストとの対談集の二部構成。すごく面白かった。僕はもともと開高健さんの一連の戦場ルポタージュの大ファンでその理由は当に戦場にいるような気分にさせてくれたからなのだけどこのも同じくらいに戦場を感じさせてくれた。 銃弾が飛び交うなかをカメラを持って走り回るような記述があるわけではない。「現場で前線に入れるとしても、環境が整っていなければ入らない。入るか入らないかという線引きに、意識を向けるようになってきましたね」(168頁)とあるように、現地や国内における人脈作りや営業の仕方、心構えの大切さについて多く割かれている。ひとことでいえば準備論。だが、それが読者を戦場に連れてくるかのような開高健さんのルポとはまったく異なるやり方で戦場の厳しさを際立てている。 また戦場カメラマンという職

    渡部陽一「戦場カメラマンの仕事術」を読みました。 - Everything you've ever Dreamed
  • 細田晴子『カストロとフランコ』(ちくま新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    3月21 細田晴子『カストロとフランコ』(ちくま新書) 9点 カテゴリ:政治・経済9点 タイトルを聞いた時は二人を結びつけるものが頭に浮かびませんでしたし、「どうせ強引に共通点を見つけ出したりしているだけでは?」と思って買う予定にいれていなかったのですが、著者が外交官としてスペイン大使館に勤務し、政治学のなどを出している個人出版社の吉田書店から(『カザルスと国際政治』)を出していることを知って読んでみました。 カストロとフランコの弾圧者としての側面をまったく描いていないなど、やや対象を美化しすぎているきらいもあって欠点もあるだとは思いますが、これは面白いです。 社会主義革命を成し遂げたカストロのキューバと、反共産主義の独裁者フランコ率いるスペインが、なぜ国交を断絶させずに付き合い続けたのか?という疑問から、キューバ・アメリカスペインの外交の三角形を見事に読み解いていきます。 著者は

  • 【今週はこれを読め! SF編】高度情報管理社会における「自由」の意味を問う - 牧眞司|WEB本の雑誌

    そこは自由な町だ。働く必要がない。 面倒な通勤もタイトな納期も威張りちらす上司もうるさい顧客もかったるい同僚とのつきあいもすべておさらば。趣味にかまけたり友人と語らったり気まぐれに遊び歩いたり、のんしゃらんで一生暮らせる。 そんなステキな町に住む条件はただひとつ。自分の情報への無制限アクセス権を情報銀行へ預けるだけだ。住民はつねにシステムに監視されている状態。どんなを読みどんな音楽を聴きどんな言葉を語っているか、すべて吸いあげられデータ化される。当初はプライベートゾーンとされた寝室も、二階暗号化技術の発達により----つまりセキュリティが確保されデータの外部流出の不安がなくなった----監視範囲に組みいれられてしまう。見ているのはシステムだけなのだからかまわないという理屈だ。 かろうじて浴室とトイレは監視外になっているが、それとて長時間とどまるとアラームが起動する。トイレ滞在時間が正規分

    【今週はこれを読め! SF編】高度情報管理社会における「自由」の意味を問う - 牧眞司|WEB本の雑誌
    TZK
    TZK 2016/01/12
  • 濱口桂一郎『働く女子の運命』(文春新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    12月29 濱口桂一郎『働く女子の運命』(文春新書) 7点 カテゴリ:社会7点 日の雇用の問題について鋭い分析を行ってきた濱口桂一郎の新刊は女性と雇用の問題を扱ったもの。『若者と労働』(中公新書ラクレ)、『日の雇用と中高年』(ちくま新書)につづく三部作の完結編と言っていいのですかね。 若者と中高年(男性)に関しては、「今までは日型雇用の受益者の面も強かったが、現在はそうとも言えなくなってきた」という存在だと思います。一方、日型雇用において一貫して不利を被っていたのが女性です。このでは、歴史的経緯を丁寧に紐解くことで、問題の所在と今後の展望を明らかにしようとしています。 目次は以下の通り。 序章 日の女性はなぜ「活躍」できないのか? 第1章 女子という身分 第2章 女房子供を養う賃金 第3章 日男女平等のねじれ 第4章 均等世代から育休世代へ 終章 日型雇用と女子の運命 教

    濱口桂一郎『働く女子の運命』(文春新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期
  • 「兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?」書評 戦争が誘発する性暴力とは|好書好日

    兵士とセックス 第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか? 著者:メアリー・ルイーズ・ロバーツ 出版社:明石書店 ジャンル:社会・時事・政治・行政 兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか? [著]メアリー・ルイーズ・ロバーツ 1944年夏、フランスのノルマンディー。ここで米軍が行った上陸作戦は、しばしば軍事的側面からのみ取り上げられる。その後のフランスで、米兵がどのような生活を営んでいたのかについては、ほとんど焦点があたらない。書は、性という観点から、第二次大戦下の米仏関係を読み解く一冊。三部構成で、一部では「恋愛」を、二部では「売買春」を、三部では「レイプ」を取り扱っている。 ノルマンディー作戦は、ナチスからフランスの女の子たちを救い出し、キスの嵐で迎えられるといったジェンダー表現でたびたび受容された。この物語はフランスに対する支配意識とも結びつき、兵士た

    「兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?」書評 戦争が誘発する性暴力とは|好書好日
  • [書評] 湯川博士、原爆投下を知っていたのですか――〝最後の弟子〟森一久の被爆と原子力人生(藤原章生): 極東ブログ

    [書評] 湯川博士、原爆投下を知っていたのですか――〝最後の弟子〟森一久の被爆と原子力人生(藤原章生) 不思議なだったと言ってみて、少し違う。次に、恐ろしいだったと言ってみて、やはり少し違う。その中間に位置するだろうかと考えて、再び、沼に沈むような感覚に襲われる。 普通に考えれば、書名は副題の「〝最後の弟子〟森一久の被爆と原子力人生」だけでよかっただろう。なぜなら書の表向きの価値は、「森一久」の評伝的な部分にあるからだ。その意味ではむしろ、書名の「湯川博士、原爆投下を知っていたのですか」は、無理に人の関心を煽っている印象がある。だが、ここでまた戸惑うのだ。この書名は正しいのだろうと。つまり、「湯川秀樹は事前に原爆投下を知っていたのか?」 もちろん、それが荒唐無稽に聞こえることはわかるし、それゆえにある種の困惑が伴う。 書は冒頭で、新聞記者でもある著者・藤原章生と森一久との最後の出

    [書評] 湯川博士、原爆投下を知っていたのですか――〝最後の弟子〟森一久の被爆と原子力人生(藤原章生): 極東ブログ
  • 『賢く「言い返す」技術』迷惑な人に、どう言い返すといいか? - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

    コミュニケーションが苦手な人にとっては、人に言い返すのはむずかしいことですよね。 今日は、こちらの『賢く「言い返す」技術』を読みました。 賢く「言い返す」技術: 人に強くなるコミュニケーション (単行) 作者: 片田珠美 出版社/メーカー: 三笠書房 発売日: 2015/03/20 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 攻撃的な人、迷惑な人に、どう言い返すといいか? ということが、このでは書かれています。 私が気になったところを紹介します。 我慢していればいつか解決するーーは幻想 たとえいじわるされてもニコニコ笑っていたら、いつか相手が優しくなってくれるのではないかという幻想を抱いている人は少なくない。 だが、現実はそうではない。 我慢していても、相手はなかなか変わらないですよね。 だから、黙っていても、変わらないでしょう。 だから、言い返すというのは、ときには良い手段のはず

    『賢く「言い返す」技術』迷惑な人に、どう言い返すといいか? - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
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