1日に死去した漫画家鳥山明さんは、集英社「週刊少年ジャンプ」に「Dr.スランプ」で連載デビューし、世界的な人気漫画となった「ドランゴンボール」でジャンプの絶頂期を支えました。鳥山さんの才能を見出し、作品を世に送り出したジャンプの元編集者、鳥嶋和彦さんの2017年のインタビューを再掲します。後半では、紙面には収まりきらなかったエピソードもあったインタビューを一問一答形式で紹介します。(記事は2017年10月1日東京新聞朝刊掲載、年齢・肩書はいずれも当時)
前振り:【動画投稿サイトは、著作権侵害のコンテンツを掲載していても、なぜ罪に問われないの?】 YouTubeやニコ動も「違法なアップロードの排除」には取り組んでいるのだと思うのですが、残念ながら私の作品のアニメ版やCDが、今もYouTubeにも大量に、ニコ動にもバンバン掲載されまくっているのが現実です。 ・・・動画投稿サイトは、著作権侵害のコンテンツを掲載していても、なぜ罪に問われないのでしょうか? それは、プロバイダ責任制限法があるからです。 この法律では、権利侵害の被害が発生した場合であっても、その事実を知らなければ、プロバイダは被害者に対して賠償責任を負わなくてもよいとしています。 YouTubeの規約にも、投稿する際はちゃんと「第三者の著作権により保護された マテリアルや、その他の第三者が財産的権利を有するマテリアルが含まれないことに同意」すると書いてありますね。現実は「そんなわけ
「このマンガがすごい!WEB」では、毎月百数十冊のブックレビューを365日、年中無休でお送りしています。 そのなかでも特に編集部や執筆陣が注目した作品をピックアップし、そのおもしろさや魅力をより細かくお伝えしようと設けられたコーナーが「ロングレビュー」です。 1年間に取り上げられた作品は厳選に厳選を重ねた約50作品を、作中カットやカラーカットとともにたっぷりと紹介するロングレビュー。 ときには、漫画家さんご本人からのコメントもありますよ! 今年特に多くの読者の注目の高かった6作品を紹介します! ●「このマンガがすごいWEB」2015年ロングレビュー年間ベスト6 『恋は雨上がりのように』(眉月じゅん)ロングレビュー! 寡黙な美少女が恋した相手は……バツイチ子持ちのさえないオジサン 『恋は雨上がりのように』第1巻 眉月じゅん 小学館 ¥552+税 (2015年1月9日発売) 『このマンガがすご
Kindleで『クズの本懐』という漫画を5巻まで読みました。内容はドロドロの恋愛劇なのですが、読み進めていくうちに登場人物が多く誰が誰のことを好きか、どんな想いを持っているのかよくわからなくなってくるのでとりあえず関係性を矢印で現しました。名前は全て「高校生」「大学生」「教師」とします。 作者は横槍メンゴという漫画家。この作者の他作品で記憶に新しいのがヤンジャンでやってた 「女子高生が一定時間急にエロくなり精子を欲するバケモンになる漫画」 で、最初にそれを読んだときは「なんだ死ぬほどこのくだらねぇ幼稚な設定?しょうもな。これで抜けると思ってんなら男を舐めんじゃねぇグウウゥオオオオオオ!!!鬼シコ!!!!!」とか言ってたんですが、性描写をある程度抑えつつ登場人物の心理描写に特化させるとここまで上手い漫画を描けるのかと感銘を受けました。その上で、とんでもないエロさを誇っていた… (「女子高生が
手塚治虫にペンタッチは無かった? まんがの『アトム』は動いてる パロディのきっかけ 手塚が新しいわけではなかった 平田弘史の迫力はギャグの才能による 真似した方が先に売れちゃう悲劇 『まんが学特講 目からウロコの戦後まんが史』 (講師:みなもと太郎 受講生:大塚英志) 表紙とパラっとめくった印象の十倍面白い内容。その他の「まんが学」よりずっと充実してるのに、なんか損してると思う。今、チラッと尼レビュを覗いたら「昔の漫画が好きなら」とか書かれていて、確かにそういう面もあるけれど、「セル画起源の手塚治虫にペンタッチは無かった」とか「今のまんが家は脳内で中割できないからコマ割ができなくて、アメコミになる」といった面白い話が展開されていて、たしかに「目からウロコ」。全部を通して読まないと面白さが伝わらない部分があるので、引用から伝わる面白さの十倍くらい現物は面白いと書いておこうw。 というわけで、
コミックナタリー Power Push -「ユリ熊嵐」森島明子×「少女決戦オルギア」江島絵理 百合好きマンガ家が目指す“女の子パラダイス宇宙”とは 魔法・武器・格闘なんでもありのバトルロイヤル「ゲーム」に参加して殺し合う女子高生たちを描く「少女決戦オルギア」。ヤングマガジン サード(講談社)にて連載され、現在2巻まで刊行されている。 バトルとともに柱になっているのが、女子高生たちの百合描写だ。新鋭・江島絵理の百合に対する熱い思いをキャッチしたコミックナタリーは、コミック百合姫(一迅社)ほかで活躍し、現在は「ユリ熊嵐」のコミカライズを手がける森島明子に出演をオファー。2人の百合好きマンガ家に、女子同士の恋愛へのほとばしる思いを語ってもらった。 取材・文 / 三木美波 森島 読み込んでしまって(笑)。いろいろ伝えたいことを忘れないように付箋を貼っちゃいました。江島先生の百合表現に対する熱量をす
夢多きはずのマンガ道は茨(いばら)の道なのか――コミック界を目指す新鋭たちの人生模様を伝える作品が目立っている。この分野注目の書き手、福満(ふくみつ)しげゆきさん(32)を中心に魅力を探った。(佐藤憲一) 学歴にも恋愛にも自信が持てず挫折を繰り返す少年が希望を託したのはマンガ家の道。だが、結婚後も妻に養われる生活が続き……くすぶり続けた自身の半生を告白して評判なのが福満さんだ。 「僕は自己嫌悪が強い性格で、特に彼女ができないことがつらかった。一度やけになってホームレスと酒を飲んだことがあり、その体験を描こうと思ったのが最初のきっかけでした」 高校入学時から20歳のデビューを経て25歳の結婚に至る青春期の苦悩を追う05年の『僕の小規模な失敗』(青林工芸舎)が注目され、06年にメジャー誌「モーニング」に進出。その『僕の小規模な生活』(講談社)では、『―失敗』に続く下積み生活の苦労やバイト先のフ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く