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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/hosakanobuto (6)

  • 日比谷公園、「派遣村」開村式で感じたこと

    大晦日の朝10時、日比谷公園には多くの人々が集まってきていた。「派遣村」の開村式がまもなく始まる。派遣・非正規労働者切りなどで仕事と住居を失った人たちが村民として登録し、労働・生活相談をしたり、住居を斡旋するというもの。ボランティアはまたたくまに200人を超えて、登録した村民は70人(午後1時現在)だった。まさに、大量の労働者の生首が飛んでいる時代だからこそ、連合・全労連・全労協と立場や主張の違いを乗り越えての「派遣村」の誕生だ。 この「派遣村」の構想が生れたのは、わずか12日前の19日だったという。バタバタと準備が始まって、スタートにこぎつけた全国ユニオンの鴨桃代さんをはじめとした労働組合の人たちの頑張りはすごい。報道陣が多く集まる中で、けっしてテレビに顔を写されたくない村民のプライバシーを守るために、いくつかの規制を設けていた。必要なことだろうと思う。 (1時間に及ぶ開村式、真剣な表情

    日比谷公園、「派遣村」開村式で感じたこと
  • いじめを報告しない学校を誰が支えているのか

    かって私は、いじめを訴える子どもたちの手紙を連日連夜読み続けていた時期がある。『明星』や『セブンティーン』で連載をしてきた80年代半ばからの10年間にわたって、その声を聞いてきた。『いじめの光景』(小著・集英社文庫)『続・いじめの光景』(同)と世に問い、10万人を超える人が手にしてくれた。また、落選中の04年には『佐世保事件から私たちが考えたこと』(編著・ジャパンマシニスト社)を発刊して、衝撃的な事件の裏に何が潜んでいるのかを取材しまとめた。「子どもたちの悲劇」が連日伝えられ、深刻ないじめの現実や学校・教育委員会の「事件隠し」の体質が批判されている。今日の読売新聞は、全国の「いじめ」の実態を再調査するという記事が出ていて、1999年以後は文科省に報告された「いじめを理由とした子どもの自殺」はゼロだという驚くべき統計がさすがに都合が悪いと思ったのか、もう一度洗い直すのだという。 私が長崎県佐

    TZK
    TZK 2006/10/20
  • ワーキング・プア・働く貧困層の急増

    昨夜、放送されたNHKスペシャル『急増 働く貧困層』を見て、格差社会なるものがおそろしい勢いでこの日列島に暮らす人々を引き裂いていることを映像を通して感じた。400万世帯以上が、生活保護以下の生活を強いられていて、その多くは「働く貧困層」だ。東北・宮城県から上京し、34歳で路上生活をしている若者はヤング・ジョブに通って何とか就業したいと努力するが、定まった住所がないことで一度内定した仕事も断られる。ようやく見つけた自動車洗浄の仕事も月収10万円で、アパートを借りる資金にはならない。 勝ち組・負け組と言うが、働いても働いても生活水準は下降し、貯蓄が出来ないで「沈殿」する。バブル崩壊以後、企業の雇用形態が正社員を抑制し、アルバイト・パート・派遣などの非正規雇用に転換したことが、就業環境を激変させた。いまや、3人に1人が非正規雇用労働者だと言われている。番組では、に先だ立たれた男性(50歳)

    TZK
    TZK 2006/07/26
  • 北朝鮮によるミサイル発射について

    今朝、朝のテレビニュースで「北朝鮮ミサイル発射」を知った。未明から朝にかけて6発を発射し、いずれも日海に落下した。3発目は開発中のテポドン2である可能性が強く、他はスカッドミサイルかノドンだったのではないかと報道されている。アジアの平和と安定を願う人々すべてに対しての挑発行為であり、断じて許せないと思う。2002年の日朝平壤宣言で確認した「ミサイル発射凍結」を踏みにじるものであり、北東アジアの平和と安定を願う人々の努力に冷水を浴びせる行為だ。 こうしているうちに、ニュース速報では、午後5時22分に7発目のミサイル発射(28分着弾)が伝えられた。6発のミサイル発射だけでも、異常な緊張関係を作り出す作用をもたらしたが、さらなる発射情報は何を意味しているのだろうか。6カ国協議は凍結されたままだが、周辺諸国のいずれも「ミサイル発射」を自制するように求めていた。今回のミサイル大量発射を理解したり、

  • 小泉総理と格差社会を議論

    平成18年度予算案の最終質疑で、小泉総理と相対して議論をする機会が今日、13分間あった。短い時間だが、前から気になっていた格差社会をめぐる総理の言葉を俎上に乗せることにした。「成功者をねたむ風潮、能力のある者の足をひっぱる風潮は厳に慎んでいかないとこの社会の発展はない。できるだけ成功者に対するねたみ、そねみという感情を持たないで、成功者なり才能のある者を伸ばしていこうという面も必要じゃないか」(2月1日参議院予算委員会・福島みずほ議員への総理答弁)これは、小泉総理自身の考え方、感覚であろう。やや、変化球かもしれないが゛次のように聞いた。 総理の成功者という言葉が何を指しているのかが、ひっかかる。「若くして財をなして社会的評価や名声を得る」というのも成功者か。すると、逮捕される前のホリエモンこと堀江氏は成功者か。「彼の人生はまだ長い。大きな目で見れば、チャンスはまだある。一度や二度の失敗があ

  • 格差社会を議論する前に

    NHKの『日曜討論』で与野党若手議員の討論があった。格差社会をめぐる議論を聞いていて不思議に思った。社民党の辻元清美が「結果の平等以前に、機会の不平等があるのではないか。給費を払えない子どもが増えているし、月十万円以下でやりくりしている家庭がある一方で、何万円もかけて塾に通っている子どももいる。そもそもスタートラインから違う」という趣旨の発言をし、また小泉総理の「成功した人を妬むのはよくない」と発言した姿勢を批判した。 与党からは「小泉内閣以前から非正規雇用が増えている。かつてのような『ほどこしの政治』はよくない。改革はまだ途上だ」などの発言があったが、生活保護受給者は「ほどこし」を受けている人たちなのだろうか。「努力した者が成功できる社会」というセリフは「勝ち組」が得意とする言い方だ。努力するもしないも、最初からスタートラインが違うという「格差」を認めたくないという論調は、政治家の育ち

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