PCの進化とは要するになんなのかと考えてみれば、小型化、薄型化、耐久性などいろいろな要素があるにしても、最終的には「高速化」と「大容量化」ということになるだろう。ユーザーは常に、あーもっと速くならないかなぁとか、もっといっぱい保存できないのかなぁと思っているのである。 ……あーすまん、それはウソだ。 PCやプロセッサの広告を見ると、常に何か困っている現状があって「それを解決するのが高性能の○○○です」みたいなソリューションを提示してあるわけだが、むしろ実態はその逆なんじゃないかと筆者は思っている。今回は昔話を交えながら、「PCの進化とタスクの逆転現象」について話を進めてみたい。 スピードに見合うタスクを作る プロモーションの仕事に長いこと関わっていると、しばしば妙な依頼に遭遇することがある。たしかあのときはまだWindows 95が出てなくてWindows NT 3.5を使っていたから、1
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