政府が国会に提出している、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の日本語訳に、条文の一部が抜け落ちているなどの不備が見つかりました。政府は協定に正誤表を付ける準備をしていますが、民進党からは協定そのものを正しく修正し、国会に提出し直すべきだという指摘も出ています。 このうち、他国の国民や企業を自国と平等に扱う「内国民待遇」の部分では、アメリカが例外としていた「内航海運業を行えるのは自国の船に限る」という条文の一部が抜け落ちていました。 また、輸入品の原産国を決定するためのルール「原産地規則」について、確認の手続きを定めた条文の一部が抜け落ちていたほか、穀物などの原産地規則に関する部分でも、1か所、条文が重複するミスがありました。 このほか、協定の概要を説明した書類にも合わせて15か所、用語の誤りなどが見つかりました。政府は協定に正誤表を付ける準備をしていますが、民進党からは協定そのものを正し