2024年8月の再稼働めざす島根原発2号機についてです。 実に12年を超える停止を経ての運転ですが、この長期間のストップで、運転員の6割を超える現場スタッフが、実際に原子炉を稼働させた経験のない未経験者となっています。 再稼働に向けて続く、運転員たちの訓練を通して、マンパワーの現状を取材しました。 県庁所在地に唯一立地する島根原子力発電所。 事故時の避難対象となる原発30キロ圏内には約45万人が暮らします。 島根原発2号機は再稼働に必要な国の新しい規制基準に基づいて2021年9月、「原子炉設置変更」に合格。2023年8月には「工事計画」の認可を受けました。 これを受けた中国電力は、2024年8月に原子炉を再稼働。 2024年9月に営業運転を始める計画を示しています。 2011年の福島原発事故に伴う停止以来、実に12年7か月ぶりの運転再開です。 しかし、この12年7か月にもなるいわば空白期間