「千葉県から来ました!」「富山からです」。関市広見の広見公民センターで20日に開かれた「関広見まつり」。実行委員会のスタッフが来場者にマイクを向けると、意外な答えが連続した。取材を進めると、知る人ぞ知る事情があることがわかった。 地域の飲食店や企業による出店にキッチンカー、地元の吹奏楽団の演奏会-。一見すると一般的な地域のお祭り。しかし、集まったのは地元の住民だけではなかった。
「千葉県から来ました!」「富山からです」。関市広見の広見公民センターで20日に開かれた「関広見まつり」。実行委員会のスタッフが来場者にマイクを向けると、意外な答えが連続した。取材を進めると、知る人ぞ知る事情があることがわかった。 地域の飲食店や企業による出店にキッチンカー、地元の吹奏楽団の演奏会-。一見すると一般的な地域のお祭り。しかし、集まったのは地元の住民だけではなかった。
2021年の衆院選で落選したり、不出馬だったりした元議員のJR無料パスの返却状況を記した資料の一部。黒塗りされ「紛失届」の記載もある 現職の国会議員が職務の際に全てのJR線を無料で利用できる「鉄道乗車証」(通称・JR無料パス)について、前回の衆院選(二〇二一年十月)で落選したか、立候補しなかった元議員の一割以上が紛失届を衆院事務局に提出し、返却していなかったことが分かった。パスの購入費は国費で賄われ、議員でなくなった際の返却が法律で義務付けられている。 (伊藤隆平) パスは「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」の第一〇条で、「各議院の議長、副議長及び議員は、その職務の遂行に資するため」に交付を受けるとされている。このため、衆参両院の事務局が元議員に返却を求めているが、紛失に対する罰則はない。
六月の知事選の期間中、川勝平太知事が富士市で開かれた集会で、女子学生を念頭に「顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないと、きれいになる」などと発言していたことが分かった。女性蔑視、差別とも取れる発言で、識者はジェンダー(性差)意識の低さを指摘。川勝知事は取材に、「傷つかれた人がいたとすれば、申し訳ない」と話した。 川勝知事を巡っては、十月の参院静岡選挙区補欠選挙の応援で、前御殿場市長の自民党候補を念頭に「あちらはコシヒカリしかない」などと発言したことが問題化。二十四日の県議会臨時会で、辞職勧告決議案が賛成多数で可決されている。 関係者への取材や本紙が入手した音声データによると、知事選での発言は告示後の六月六日、陣営が市民ら約五十人を集めて富士市で開いた集会であった。川勝知事はかつて静岡文化芸術大の学長をしていた際、中日本高速道路の新東名高速道路の建設現場を女子学生らと視察したエピソードを紹
アニメの制作から、声優の発掘、アフレコまでを名古屋で行うナゴヤ発のアニメ「シキザクラ」が十月から、中京テレビなどでスタートする。東京一極集中のアニメ制作に風穴をあけられるか。関係者はナゴヤへのアニメ産業の定着と、街の盛り上げにつなげたいと大きな夢を描く。 (宇佐美尚) 名古屋市天白区にあるオフィスビル。シキザクラの制作に関わった三つの会社が事務所を構えている。放送開始一カ月を切った九月中旬、三社の代表が久しぶりに顔をそろえた。制作全体を統括し、CG制作を担ったサブリメイションの社長須貝真也さん、手描き工程を担当したK&Kデザインの取締役川上博さん、声優事務所TYKプロモーションの社長臼井陽介...
五輪取材で推奨 看護師「体質で個人差」 打った瞬間、強い痛みがきた。左腕の筋肉が裂かれるような感覚に思わず奥歯をかんだ。厚生労働省が「一般的に痛みが強い注射ではない」と説明する新型コロナウイルスのワクチン。個人差があるとは聞いていたが、こんなにも痛いとは思わなかった。今夏の東京五輪取材を担当する北陸中日新聞の四十代記者が、東京都内で一回目を打った。 (前口憲幸) 高齢者でも医療従事者でもないが、順番がきた。国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会は「アスリートに接触する可能性があるメディア」に接種を推奨する。二十一日、中日新聞東京本社で米モデルナ製を打った。 皮下組織の奥に針が届く筋肉注射は「痛くない」とされる。厚労省によると「皮膚に比べ、筋肉には痛みを感じる神経が少ない。皮下注射よりも痛みが強くない」からだ。そう聞いていたから、リラックスして臨んだ。三角筋に注射針が垂直に深く入っ
今月六日に投開票された愛知県半田市長選で、初当選した久世孝宏さん(47)陣営の開票立会人が開票の様子を動画撮影し、陣営事務所へ生中継していた。陣営は「開票状況を知りたかった。中継が盛り上がると思った」と説明するが、識者などからは「立会人の役割を逸脱した行為」と批判の声が上がっている。 開票作業が行われた六日夜、支援者が集まった半田市内の久世さんの事務所。スクリーンが置かれ、画面には開票所の様子が映っていた。すぐそばに投票用紙が山積みされ、その向こうで職員が忙しく動き回る。「おーおー、映っとる」「今、もっと(票の)山に寄れって言ってるから」。そんな会話が飛び交った。聞けば、開票立会人が撮影しているという。 公職選挙法によると、開票立会人は開票手続きに立ち会い、票の有効性が問われる「疑問票」に意見陳述などができる。開票が公正かを監視するのが趣旨で、選挙に出た各候補者が開票区の選挙人名簿登録者か
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、地方自治法違反(署名偽造)の疑いで逮捕されたリコール活動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)が、「スパイが不正署名を紛れ込ませた」などの「陰謀論」を利用し、周囲に不正への協力を求めていたことが関係者への取材で分かった。米国で拡大した陰謀論「Qアノン」の信奉者など、極端な流言を信じた人々が行動を過激化させる例は世界的に報告されている。事件の背景にも陰謀論の影が見え隠れする。 「リコールを妨害するスパイが不正な署名を紛れ込ませた」「外国の勢力と大村知事が結託し邪魔をした」。アルバイトを動員した大量の署名偽造疑惑が発覚した二月以降...
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名事件で、活動団体事務局長の田中孝博・元愛知県議(59)が、名古屋市内の広告関連会社が佐賀市内で実施したアルバイトによる大量の署名の書き写し作業について、自身が「依頼した」と本紙取材に明らかにした。公の場ではこれまで、一貫して否定か「答えられない」と話してきた。違法性の認識は「無かった」と説明したが、不自然さが目立つ。 田中氏は依頼した理由について「予定通り署名が集まっておらず、焦っていた」と語った。また、活動団体会長で美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が会員制交流サイト(SNS)などで署名集めの順調さを発信していたことなどから「恥をかかせるわけにはいかなかった」という。...
サンキューベリーマッチ、ありがとう。まぁ若干ちょっと時間かかりましたが、みなさんのおかげで、34歳の時から、何にもなしからやっとる人間ですけど、なかなか珍しいんですよ。ボンボンばっかになった政治家の中で、政治をやるものはボランティア精神でやれとか言って、自分の給料も800万円貫いて、12年間で3億5000万みなさんに返したんだよこれ。そんなことやっとる人探してちょう。それがきっかけになって減税になって、日本で名古屋だけだわ。毎年100億ずつ減税になって、12年間で1200億。日本でただひとつ、日本で一番税金が安く、一番福祉の充実した町ナ・ゴ・ヤということで。まぁだーれも褒めてくれんけどよ。 3億5000万円も返したからおっかあが怒ってよ。今池のカプセルサウナに泊まっとったけど、そっからずっと応援していただいて。コロナでございますから、ひとことだけ言っておくけど、名古屋のコロナ対策は日本イチ
大村秀章愛知県知事のリコール活動団体会長で、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は河村氏の当選について「まあ良かったです、とは思うが、義理で市長選が終わるまで我慢していた。リコールをしようと言い出したのは河村さんなのに、私が言い出したとうそをついたことは許せない。いざという時に逃げる人とは今日をもって友達をやめて、絶交します」と話した。
愛知県岡崎市長選で「全市民への5万円給付」を公約に掲げて当選した中根康浩市長が5日、就任後初の市議会となる11月臨時会で所信表明し「市民の可処分所得を増やし、市民・民間にお金を回して好循環をつくる」と給付実現に力を込めた。 中根市長は「コロナはまさに激甚災害。自助や共助では乗り越えられず、まさに行政による公助が必要不可欠」と強調。「コロナで疲弊しているのは税収の源である市民だ」と述べた。 議会後の報道陣の取材には「原案にかたくなにこだわっていない。議員の意見も加味して成案することは市民への誠実な姿勢」と、給付の減額や対象を絞る可能性も示唆。「公約違反では」との指摘には「原案を議会に提案した時点で公約を実行したことになる。有権者を欺いたことにはならない」と語った。
三重県南部の紀北町の山林に、東京五輪を控えて開発が続く東京都心のビル建設現場などで生じた大量の建設残土が投棄され、景観悪化や崩落の危険が生じている。建設残土は産業廃棄物と異なり明確な規制ができない中、過疎地の安い山林が「残土ビジネス」の標的になっている。事態の深刻化を受け、三重県が投棄を規制する条例の制定に動きだした。 紀北町役場から車でわずか5分の市街地。世界遺産熊野古道が通る霊場紀伊山地の裾野に、むき出しの土砂が5階建てのビルほどの高さまで急な角度で積まれてそびえる。一部は土砂が崩れえぐれた跡も。 土砂は同町の長島港や隣の尾鷲市の尾鷲港に船で運ばれる。荷揚げしトラックで1日に何度も往復できる距離の山林が残土の投棄場所となる。業者関係者は「トラックで東京の郊外へ捨てに行くより運搬コストが少ない」と明かす。過疎・高齢化で林業が衰退し、山林の価格は下がり続ける一方。地権者にとっても収入が見込
今回の衆院選では「一票の格差」是正のため、19都道府県97選挙区で区割りが変更された。6県(青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島)では選挙区が各1つ削減され、有権者の構成が大幅に変わった。新しい区割りに基づいて過去の比例代表票を再集計し、選挙区ごとの横顔を見てみよう。 【結果に関する分析は「2017総選挙・有権者カルトグラム」に掲載しました】 保守王国は60選挙区前後 横軸で自民・公明の平均得票率を、縦軸に2000年以降6回の総選挙の得票率の変動(統計学的な指標「平方和」で、平均との差の二乗を合計したもの)を表すと、全選挙区の分布は以下のようになる。 グラフの右下にある選挙区は、与党(自民と公明)の得票率が高く、得票率の変動も小さい「保守王国」だ。都市部はほとんどなく、有力政治家の地盤であることなどから、新しい政党がチャレンジしても結果につながらなかった。 変動の大きな選挙区は、政権交代が
名古屋城(名古屋市中区)に18日朝、天守閣の耐震性が老朽化により著しく低くなっていることを周知する看板が設置された。市は20年前から耐震不足を把握していたが、この時期の看板設置は、抜本的な耐震対策として市が計画する早期の木造天守閣復元が、市議会の慎重論で実現が見通せないことも影響しているようだ。 「緊急地震速報発表時や地震発生時は、警備員らの指示に従って避難を」。看板は縦1・4メートル、横1・1メートルのアルミ製で、日本語と英語で記載。正門、東門、天守閣入り口の3カ所に掲げたほか、外部エレベーターにはポスターを張り付けた。市が、木造復元で耐震性の確保を目指していることにも触れている。 天守閣は1959(昭和34)年に鉄骨鉄筋コンクリートで再建されたが、鉄筋の酸化やコンクリートのひび割れが進行。直近の5年前の調査では、耐震性を示す指標「Is値」が0・14と診断され「震度6強で倒壊、崩壊す
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