イービーンズを運営するエンドーチェーン(仙台市)の遠藤養一社長(85)は取材に対し、「時代の流れに応えるのが商売人の義務。魅力ある店作りを続ける」と語り、大胆な路線変更に意欲を見せる。 -創業86年。15年ぶりの改革に至った経緯は。 「ビル周辺で若い人が並ぶ光景をよく見た。何かと思ったらアニメだった。畑違いかもしれないが、流行を先取りし商売にするのが使命だ。新しい商品が仙台で買える場を提供したかった」 -店内の雰囲気は一変した。 「東日本大震災でフロアが被災し、最大の危機に直面した。ハンディを背負ったが、変化はチャンスと考えた。その結果、既存テナントの売り上げも伸び、効果が出た。百点満点の変わり方だ」 -来春には北側にパルコ新館ができる。 「競合せずに、互いに個性あるやり方で展開できる。仙台商圏は首都圏などと比べると小さい。共存共栄でやらないといけない」 -市地下鉄東西線開業