無料通行は一般ゲートのみ。証明書の確認に手間を要するため車がスムーズに流れない。渋滞は本線まで延び、自動料金収受システム(ETC)ゲート付近にたどり着くにも時間がかかる。常磐道を管理するNEXCO(ネクスコ)東日本は一般ゲートで対応する人員を増やしているが解消に至っていない。 水戸と東京間の長距離バス(所要時間二時間半前後)を運行する茨城交通は最大約一時間の遅れが出ている。同社は「利用者に迷惑をかけるが、どうしようもない」と困惑する。JRバス関東は二十六日に東京駅発いわき駅(福島県いわき市)行きの高速バスで最大一時間四十分遅れた。東京方面からの下り混雑が激しく、同社は「今後も続くようならバスターミナルやホームページで告知をしないといけない」と危機感を募らす。 一方、首都圏などに荷物を運んでいる日本通運茨城支店は「納品が遅れると困るので時間帯によっては水戸ICを使っていない」と明かす。それで