OKAMOTO’Sのオリジナルアルバムとしては9作目、前作から2年8ヶ月というバンド史上最長のインターバルを経て世に送りだされるニューアルバム『KNO WHERE』は、これまでで最もじっくり腰を据えて作られたアルバムというだけでなく、曲を作る上での新しいやり方が本格的に導入された、OKAMOTO’Sの「現在」と「未来」にとって大きなポイントとなるに違いない重要な作品となった。アルバム収録曲の作曲クレジットは全曲が「オカモトショウ/オカモトコウキ」。その2人に、アルバム制作の経緯と成果について詳しく語ってもらった。 インタビュー:宇野維正 ―― 2人で膝を突き合わせて楽曲制作をしていった作品という意味では、フルアルバムとしては今回が初めてで。昨年のEP『Welcome My Friend』以降、そのやり方でやるようになったんですよね。 ショウ そうです。それまではデモの段階はそれぞれが別に家