【読売新聞】 昨年、クマによる人身被害が相次いだことから、今年も出没シーズンを迎え、各自治体が先手の対策に力を注いでいる。石川県は餌となるブナの実の豊凶作をドローンを使って早期に把握し、出没傾向を予測。秋田県では地形などに合わせた「
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今日(3月30日)は、東京で10年ぶりに黄砂が観測されるなど北日本から西日本の各地で黄砂が話題になっていますが、その裏で気象庁と環境省からたいへん重要な報道発表がありました。内容は「生物季節観測の発展的な活用に向けた試行調査の開始について」というもの。 私自身はこのニュースを聞いて、たいへん嬉しく感じました。というのも、70年近くに及ぶ貴重な観測データが、廃止されることなく今後も存続することが、ほぼ確実になったからです。 生物季節観測とは何か 昨年11月10日、気象庁はこれまでの生物季節観測を見直すとして、2021年(今年)から動物の観測を完全に廃止し、また植物の観測も大幅に縮小するとの発表をしました。このニュースは新聞やテレビなどでも大きく取り上げられ、気象関係者のみならず、多くの方の関心を呼びました。(参照記事) 簡単に生物季節観測について補足すると、気象庁は1953年から季節の進み具
―Frequently Asked Questions― (よくある質問) by Kei Singleton First published: 10. Oct. 2017; Last updated: 5. Aug. 2020 以下のリンク先からpdf版がダウンロード可能である。 >>ダウンロードページ<<※pdf版の内容の方が詳細かつ最新である。現在ウェブ版(本ページ)の更新は行っておらず,最終的にはウェブ版は廃止する予定であるため,pdf版の方を推奨する。 ビーガニズム= ×完全菜食主義 ×肉嫌い ×動物愛護 ×信仰 〇反差別運動 ―Index― 1.でも植物も.. ┗わからないだけで植物にも知覚があるかもしれないのでは? ┗植物にも意識があるという記事(の見出しだけ)を読んだけど? ┗動物が本当に苦しむかわからないのでは? ┗意識の定義によるのでは? ┗苦痛が問題なら、苦痛なく殺せば
金子周司 薬学研究科教授、宮崎雅雄 岩手大学教授、上野山怜子 同修士課程学生、西川俊夫 名古屋大学教授、英国・リヴァプール大学の研究者らの研究グループは、ネコのマタタビ反応が蚊の忌避活性を有する成分ネペタラクトールを体に擦りつけるための行動であることを解明しました。 ネコがマタタビを嗅ぐと葉に体を擦り付けごろごろ転がる反応「マタタビ反応」は、マタタビ踊りとも言われ江戸時代から知られているとても有名な生物現象の一つです。しかしなぜネコがマタタビに特異な反応を示すのか、その生物学的な意義については全くわかっていませんでした。本研究では、まずマタタビの抽出物からネコにマタタビ反応を誘起する強力な活性物質「ネペタラクトール」を発見しました。次にこの物質を使ってネコの反応を詳細に解析して、マタタビ反応は、ネコがマタタビのにおいを体に擦りつけるための行動であることを明らかにしました。マタタビに含まれる
ネコは植物のマタタビを与えると、体にこすりつけるなどの特有な反応をすることが知られていますが、岩手大学などの研究グループは、ネコに作用する物質をマタタビから同定したと発表しました。この物質は蚊を寄せつけないこともわかり、マタタビをこすりつける反応は、ネコが蚊を避けるよう進化してきた結果なのではないかとしています。 ネコはマタタビの葉や実を好み、体にこすりつけるなどの特有な反応が引き起こされることが知られていて、60年余り前の研究で「マタタビラクトン」という物質が関係しているとされてきました。 岩手大学の宮崎雅雄教授と名古屋大学などの研究グループは、最新の技術で改めて分析したところ、マタタビに含まれる「ネペタラクトール」という物質が「マタタビラクトン」よりもネコに強い作用を引き起こしたほか、葉に含まれる量も10倍以上あり、ネコに作用する主な物質は「ネペタラクトール」であることがわかったという
2012年秋にも、本州の多くの地域でツキノワグマが出没しました。そして、その対策として多数のツキノワグマが捕獲されました。日本クマネットワークでは、これまでにも各地域の出没情報の収集を行い、分析した上で、webサイトやシンポジウムの開催などを通じて発信してきました。 ツキノワグマの大量出没の原因として,生息環境の悪化と餌不足が指摘され、「餌が不足したために出没してしまい,生息数が減少しているにもかかわらず殺されてしまうかわいそうなツキノワグマ」、という報道が繰り返し行われています。しかし実態はそう単純ではなく,ツキノワグマの生息地付近の人間活動の変化、ツキノワグマの生息数や分布、行動の変化などが複雑に絡み合っています。大量出没に関しては、今後各地域の行政や研究機関が協力して実態解明に取り組み、地域の実情に即した対策が行われることが期待されます。 こうした状況の中で,これまで日本クマネットワ
環境省では、日本の生態系等に被害を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種について、 規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。
エゾカンゾウに唐辛子液を吹きかける「雨竜沼湿原を愛する会」のメンバー=2020年7月4日、雨竜町雨竜沼湿原(同会提供) 【雨竜】空知管内雨竜町にあるラムサール条約登録湿地・雨竜沼湿原の清掃美化活動に取り組むボランティア団体「雨竜沼湿原を愛する会」は、エゾシカの食害に遭うエゾカンゾウの花に唐辛子液を噴霧した後、食害が低減したとする報告書をまとめた。同会は、わなの設置などに比べて噴霧作業の方が導入しやすい対策と指摘し、「食害に苦しむ他の湿原でも積極的に活用してほしい」と呼びかける。 雨竜沼湿原では2013年に初めてシカの存在が確認され、エゾカンゾウの花が食い荒らされている現場を同会が見つけた。道立総合研究機構(道総研)の昨年の調査では花の食害率が99%に上り、種子繁殖のできない期間が続くことで、個体数の減少につながるとの懸念が高まっている。
純白の花びらを見せるオオバナノエンレイソウ=十勝管内広尾町野塚で2008年5月21日午後3時24分、田中裕之撮影 国際自然保護連合(IUCN)は10日、世界の絶滅危惧種を集めたレッドリストの最新版を公表した。日本近海のサメの仲間や、北海道や東北に分布する植物オオバナノエンレイソウなどが新たに絶滅危惧種に評価された。IUCNは「絶滅が危ぶまれる種は増え続けており、早急に保全活動を広げる必要がある」と指摘している。 主に太平洋から東シナ海の深海に生息し、背びれにトゲがあるヒレタカツノザメやトガリツノザメは、3段階ある絶滅危惧種のうち2番目のランクに追加された。体の幅が約6メートルある世界最大のエイ、オニイトマキエイは危険度が1段階上がり、2番目となった。 この記事は有料記事です。 残り258文字(全文531文字)
生物季節観測(せいぶつきせつ かんそく)は、気象庁が行う、生物季節現象(気温や日照など季節の変化に反応して生物が示す現象)で[1]を目や耳で確かめて、現象の確認できた日を記録する観測[2][3]、日本の気象庁が、季節学に基づいて行っている。 概要[編集] 生物季節観測は、1953年(昭和28年)に始まった。日本全国に分布し、一律に観測しうる「規定種目」と、地域特性などから各地の気象台が独自に選んだ「選択種目」を観測している。サクラの開花やカエデの紅葉など生活に身近な生物に着目するので人々の季節感に訴える手軽な指標である。同じ生物現象を毎年定点観測することによって、観測地点の季節の進み具合を過去と比較したり、季節の進み具合を他の地点と比較したりすることができる。いくつかの観測データは春の早まりと秋および冬の遅れを長期的傾向として示しており地球温暖化の可能性を示す具体的事例である。また、手軽に
動物の初鳴きや植物の開花など、気象庁はおよそ70年間続けてきた動植物の観測のおよそ9割をことしいっぱいで廃止することになりました。 気象台周辺の都市化などが進んで観測が難しくなったためですが、「さくら」や「かえで」などは引き続き観測が続けられます。 気象庁は、季節の移り変わりや気候の変化を伝えることを目的として、70年ほど前の昭和28年以降、動物の初鳴きや植物の開花などといった「生物季節観測」を行い、公表しています。 各地の気象台の職員などが観測している動植物は、「うぐいす」や「あぶらぜみ」「さくら」「うめ」など合わせて57種類で、中には「しおからとんぼ」や「とのさまがえる」などもあります。 しかし、近年は、気象台周辺で都市化が進むなど生態環境が変化し、標本とする植物の確保や対象の動物を見つけることが難しくなっています。 例えば「とのさまがえる」は、観測が開始された昭和28年には全国38か
クマを森から出さないためにやるべきこと 人とクマとの共存には、魅力的な食べ物をなくし、棲み分けを考えていく必要がある 小池伸介 東京農工大学大学院准教授、日本クマネットワーク副代表 今秋も各地でツキノワグマ(以下、クマ)の人里への出没が相次いだ。中には、温泉街や商業施設の中にまで入り込むクマも出現し、おおいにメディアを賑わせた。しかし、残念ながら、クマとの接触により数名が亡くなられるとともに、多くの方がけがを負ってしまった。ここでは、なぜクマは人里に出没し、どうしたら人との遭遇をなくすことが出来るのか、そしてクマとの共存をどう進めるのかについて考えたい。 なぜ、秋にクマは人里に出没するのか クマは雑食動物であるが、食べ物のほとんどを植物が占める。秋の主食はブナ科の果実、いわゆるドングリである。クマの秋は専門的には食欲亢進期とも呼ばれ、食べたいという欲求が高まる時期である。それは、冬になると
今年六月。三鷹市と武蔵野市にまたがる都立井の頭恩賜公園内の井の頭池は、一年で最も美しい時期を迎えていた。透明度の上がった池を覆い尽くすように絶滅危惧種の水草「ツツイトモ」が繁殖し、水面で無数の小さな花をつけた。人気の水鳥カイツブリのつがいが子育てにいそしみ、水草の上ではのんびりと甲羅干しをするスッポンの姿…。 「驚くべきほどの変わりようです。劇的と言っても過言ではない。自然の回復力の強さを感じます」。池の様子に認定NPO法人「生態工房」(武蔵野市)で事務局長を務める佐藤方博(まさひろ)さん(47)は感慨深げだ。脳裏に浮かぶのは、外来魚に占領されていたかつての池の様子だ。水は茶色く濁り、夏にはアオコが発生していた。 池では二〇一三年度から一七年度にかけ、三度にわたり池の水を抜き、池底を天日で干す「かいぼり」が行われた。佐藤さんはかいぼりのコーディネーターとして陣頭指揮を執り、特定外来生物のブ
観光資源として有用なお花畑(文化的な生態系サービス)を保全することが、植物の多様性保全に貢献していることを明らかにしました。 お花畑の保全のみでは、季節性や花色などを考慮した植物の機能的多様性を十分に保全できないことも同時に示し、保全施策の提案を行いました。 保全対象について、異なる観点を持ち施策を実施することが、さらなる保全効果を生み出すと期待されます。 発表者 内田 圭(東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 助教) 小山 明日香(国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 主任研究員) 尾関 雅章(長野県環境保全研究所 自然環境部 主任研究員) 岩崎 貴也(神奈川大学理学部生物科学科 特別助教) 中濱 直之(兵庫県立大学自然・環境科学研究所 講師/兵庫県立人と自然の博物館 研究員) 須賀 丈(長野県環境保全研究所 自然環境部長) 発表概要 東京大学大学院農学生命科
森に住むシカは食べ物の乏しい冬場に、好物でない常緑樹の葉や毒草などを食べていることを、兵庫県立人と自然の博物館(同県三田市)や京都大学の研究グループが突き止めた。餌とする植物がないのに絶滅せずに生きている理由はこれまで明らかにされておらず、成果は森林の保全対策に役立つという。論文は15日、国際科学誌に掲載された。 研究グループによると近年、ニホンジカが全国的に増えて森林の食害が進み、地肌がむき出しになるなどして生物多様性が衰退しつつあるという。 そこで同館の中浜直之研究員(30)らが2015、16年度、京都府南丹市にある京都大の研究林で季節ごとにシカのふんを計約180個採取。DNA構造を調べたところ、夏から秋には好物のカエデ、コナラといった落葉広葉樹の落ち葉や枝を食べていたが、冬から春には毒があるユズリハなどの低草、もしくは好まないはずのスギなどの常緑樹を食べていた。 季節で餌を変化させる
【発表のポイント】 ・樹木が温暖化の影響から逃れるには、種子散布によって気温の低い山の上や北方に生息地を移動させることが重要です。 ・しかし、クマやサル、テンは日本の山地に自生するサルナシ(キウイフルーツの仲間)の種子を標高の低い場所へより多く運んでいました。 ・サルナシのように気温が高くなる低標高の場所に種子が運ばれる樹木では、温暖化にうまく対応できずに衰退する可能性があります。 【共同研究者】 直江将司(森林総合研究所・主任研究員)、陀安一郎(総合地球環境学研究所・教授)、酒井陽一郎(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター・研究員)、正木隆(森林総合研究所・研究企画科長)、小林和樹、中島晶子(日本大学・学部生)、佐藤喜和(酪農学園大学・教授)、山崎晃司(東京農業大学・教授) 、清川紘樹(東京大学・大学院生)、小池伸介(東京農工大学・准教授) 【発表の概要】 自ら動けない樹木が地球温暖化による
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