治療が困難な脳卒中後疼痛の症状を忠実に再現するモデル動物を開発 脳卒中後疼痛を引き起こすメカニズムの解明に貢献 脳卒中患者の大きな苦しみとなっている病的な痛みを根治する治療法の開発と評価に貢献 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)人間情報研究部門【研究部門長 持丸 正明】システム脳科学研究グループ 長坂 和明 技術研修員(日本学術振興会 特別研究員・筑波大学大学院人間総合科学研究科 博士後期課程学生)、高島 一郎 研究グループ長、松田 圭司 主任研究員、肥後 範行 主任研究員は、脳卒中後に生じる痛みである脳卒中後疼痛のメカニズムの解明や、脳卒中後疼痛のために開発した治療法を評価するためのモデル動物を開発した。 今回、モデル動物であるサルの脳で、皮膚に触れたときの感覚の情報(体性感覚情報)を中継する視床の後外側腹側核に局所的な脳出血を作成し、感覚