米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園のカバ(2015年1月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARK RALSTON 【2月25日 AFP】カバの祖先は、ライオン、サイ、シマウマ、キリンなどが現れるはるか以前の約3500万年前にアジアからアフリカに泳いでやってきた可能性が高いとの研究論文が、24日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。 仏モンペリエ大学(University of Montpellier)などの研究チームによる大昔に絶滅したこれまで未知の近縁種の分析調査により、現存する最もカバに近い近縁種が、実際にはクジラ類となることが確認された。 論文共同執筆者の一人で、同大の古生物学者のファブリス・リオロ(Fabrice Lihoreau)氏は、AFPの取材に「カバの起源はこれまで謎に包まれていた」と述べ、「だが今回