防かび剤やアルミニウム食品添加物が、日本の食卓に押し寄せることになる――。 今、日本の食の安全にとって重大な脅威になると注目されているのが、TPP(環太平洋パートナーシップ)とともに作成されたサイドレターである。サイドレターとは聞き慣れない用語であるが、内閣官房の解説では「TPP交渉参加国との間で作成する文書」で、「TPP協定に関連して、我が国とTPP交渉参加国との間で作成された文書」としている。それらは、国際約束を構成する文書と国際約束を構成しない(法的拘束力を有しない)文書に分けられる。 いずれにせよ、TPP協定が発効しないなかで、効力が発生するものではない。外務省も「国際約束を構成する文書については、TPP協定発効時に発効するということですので、TPPが発効していない現在では発効していない、こういうことであります」(岸信夫外務副大臣/2017年2月15日衆議院農林水産委員会)としてい
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