熊本市現代美術館の指定管理者、市美術文化振興財団は18日、誤って変色させた高知県指定文化財の屛風(びょうぶ)絵5点を修復し、作品を収蔵、管理する同県香南市の文化施設に返したと発表した。「現在施せる限りの処置をした」としているが、完全には修復できず、財団は「申し訳ない」としている。 屛風絵は幕末の土佐の絵師金蔵(きんぞう、通称・絵金〈えきん〉)が描いたもので、「鎌倉三代記 三浦別れ」など5点。夏祭りの夜に家などの軒先に飾られ、「香南の宝」として大切に保管されてきた。 財団によると、屛風絵は2010年7月、企画展のために借り、防虫処理の「燻蒸(くんじょう)」をした後に緑色の部分が黒く変色した。処理を委託した熊本の業者が、研究機関が美術品には使わないよう注意喚起しているリン化アルミニウムを含む薬剤を使用したといい、緑の顔料に含まれる銅が酸化したとみられる。学芸員は作業に立ち会わず、使ってはいけな
カナダは1980年代から、早獲り方式の漁獲枠を導入した後に、1990年前後に個別漁獲枠に切り替えました。個別枠の導入が雇用等に与えた影響をまとめたレポートがこちらにあります。 Employment Impacts of ITQ Fisheries in Pacific Canada (2005) 個別漁獲枠制度が導入された6つの漁業に対して、社会経済的な統計をもとに、その効果について検証をしています。その結果、個別枠の導入によって、以下のような変化があったことがわかりました。 全ての漁業で生産金額が上昇した。ほとんどの漁業で賃金が上昇し、雇用(人×年)が増えた。商品の価値が高まったことで、漁業者にも加工業者にも利益があった。出典:http://www.dfo-mpo.gc.ca/Library/336921.pdf page iii 漁期が延びて単価が上がったカナダ太平洋側のオヒョウ(カレ
棚にずらりと並ぶ日本ワインを紹介するオーナーの小沼理子さん。「遅桜」では全国各地の約200アイテムがそろう=東京都港区で 「国産ワイン」ならぬ「日本ワイン」が世界的に注目されている。特に日本固有品種のブドウ「甲州」を使った甲州ワインはこの5年で輸出量が20倍以上に。国際コンクールでも高い評価を得るなど、海外の愛好家たちをうならせている。「日本のワインはおいしくない」というのは昔の話らしい。【小松やしほ】 店の扉を開けると、コの字形のカウンターの奥にボトルがずらり。圧巻だ。昨年8月、東京・西麻布にオープンした日本ワインショップ「遅桜(おそざくら)」。北海道から宮崎まで、日本各地のワインが200種類以上並ぶ。 「日本ワインってこんなにたくさんあるの?と驚かれます」とオーナーの小沼理子(さとこ)さん。無料で2~3種類の試飲ができるほか、1500円払えば店が指定する約10~15種類のうち3種の飲み
14世紀に建てられたブラン城。ルーマニアのトランシルバニア地方にあり、ドラキュラ伯爵の居城と言われる。(Gregory Wrona/Getty Images) 人の生き血を吸う吸血鬼、満月の夜になると狼に変身する狼男……これらの怪物たちは、現代の私たちには怪奇小説やホラー映画のキャラクターとしておなじみだ。しかし長い歴史の中では、その存在が実際に信じられ、言い伝えや目撃例も枚挙にいとまがない。なぜこれらの怪物は出現したのか? なぜ信じられたのか? 伝説誕生の経緯を科学の目で検証してみよう。 ■埋葬の儀式がバンパイアの正体を暴く 吸血鬼の起源は古代ローマ、ギリシャ、エジプトにまでさかのぼる。「バンパイア」という名が使われるようになったのは11世紀になってから、奴隷売買が行われていた東欧でのことだった。スラブ語で死からよみがえる人を意味するバンピルや、トルコ語で魔女を表すウピルがその語源とされ
ブリヂストンとブリヂストンサイクルは4月17日、空気が入っておらず、パンクの心配がない自転車用タイヤを開発したと発表した。今後、試乗したユーザーの声を聞きながら、2019年の実用化を目指す。 ブリヂストンが2013年に発表した、空気を詰める必要がないタイヤを作る「エアフリーコンセプト」の技術を応用。タイヤ側面に張り巡ぐらせたスポークに、強度と柔軟性を両立した樹脂を採用し、荷重を支えるという。材料には、リサイクル可能な樹脂やゴムを使用し、資源の効率的な活用につながるとしている。 新型タイヤを搭載する自転車は、イベント「ブリヂストン×オリンピック×パラリンピック a GO GO!」(4月30日に福岡県久留米市、6月4日に横浜市で開催)で試乗できるという。試乗したユーザーの意見を取り入れ、実用化に向けた検討を進めるとしている。 関連記事 “ホンダの倒れないバイク” あまりの大反響に中の人が「びっ
By Boudewijn Berends 数十人の国際的に著名な研究者たちが関わるメタアナリシスにより、セロトニン遺伝子・ストレス・うつ病などの相互関係について調べた2003年の研究結果は的外れな内容であった可能性が示唆されています。 Big New Study Challenges A Genetic Link to Stress, Depression | Psych Central News https://psychcentral.com/news/2017/04/10/genetic-link-to-stress-and-depression-questioned/118890.html 科学者たちはこれまで長年にわたって、ストレスにさらされた人の脳内で「セロトニン」に関連する遺伝子がうつ病にどのような影響を及ぼすのかを研究してきました。「選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSR
名古屋大学博物館(名古屋市千種区)で、宮崎県都城市の採石場で見つかった、直径約50センチ、重さ約50キロの球状の「石」を初公開中だ。 一見すると人の手が加わったようにも見えるが、この石は「球状コンクリーション」と呼ばれる炭酸カルシウムの塊。自然に球状になったものだ。2012年に見つかり、約5千万年前の地層から200~300個が出てきたという。地元で「謎の丸い石」として話題になり、採石場の経営者が名大博物館に問い合わせ、正体が判明した。 約10年前からこの研究に取り組む、名大博物館の吉田英一(ひでかず)教授(55)によると、生物の死骸から出る炭素と海水中のカルシウムイオンが反応して、こうした球状になるのだという。塊からは保存状態のいい化石が見つかることが多く、展示している塊も、海底にすむ軟体動物などからできたのではないかと推測している。「これだけの大きさのものが2、3百個まとまって出ることは
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ケニア・ナイロビ国立公園で焼却処分される象牙およびその製品とサイの角(2016年4月30日撮影)。(c)AFP/FREDRIK LERNERYD 【4月18日 AFP】世界自然保護基金(WWF)は17日、絶滅危惧種を含む生物種の密猟や密漁、違法な伐採が、手厚い保護下にある世界の自然遺産の半数近くで行われているとする報告書を発表した。 オーストラリアのグレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)やコンゴのビルンガ国立公園(Virunga National Park)、ガラパゴス諸島(Galapagos Islands)など、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界自然遺産(World Heritage)では、希少な生物種の個体群が多数生息している。 しかしWWFの報告によると、全世界に200以上あるこれら自然遺産の45%では、ワシントン条約(CITES)で指定され
1963年滋賀県生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。大阪大学大学院基礎工学研究科教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究開発の世界的第一人者。ヒューマノイドや自身の風貌に酷似した遠隔操作型ロボットのジェミノイド、最低限の人間の特徴を有するテレノイド、二松學舎大学との共同開発による漱石アンドロイドなど、多数のロボットを開発。主な著書に『アンドロイドは人間になれるか』『ロボットとは何か――人の心を映す鏡』『どうすれば「人」を創れるか――アンドロイドになった私』『人間と機械のあいだ――心はどこにあるのか』(共著)など。 石黒浩 枠を壊して自分を生きる。 あの漱石アンドロイド、マツコロイドの生みの親であるロボット工学者・石黒浩氏による、脱常識的ものの見方・考え方のヒント。枠を壊しバイアスをゼロにして物事を捉えれば、今まで
種子法の廃止問題が、悪名高い規制改革推進会議で、昨年秋に突如取り上げられた。有力委員さえも戸惑うほどの唐突さだったようだ。そして、ほとんど議論をしないで答申に盛り込んでしまった。政府は早速、この答申に応えて法案化し、今の国会での成立を狙っている。なぜ、これ程までに急ぐのか。 ここには巨大な力が陰で働いているとしか思えない。 巨大な力は何か。それは、種子法の廃止によって莫大な利益を得る者の力である。 何故、唐突なのか。それは、それによって深刻な不利益を受ける者が、気付かぬうちに廃止しようと考えているからである。 なぜ、議論をしなかったのか。議論をすると、不利益を受ける者が大多数の国民であることが暴露されるからである。 種子法廃止の目的についての、政府の言い分はこうだ。種子法は、民間の種子開発意欲を阻害している。民間活力を活用すべきだ。そのように政府はいう。しかし、そんな事実はない。ここには、
水田で作業するコメ農家の男性。イタリア北部ベルチェリ県近郊で(2014年5月22日撮影)。(c)AFP/Olivier MORIN 【4月17日 AFP】イタリアの農業生産者団体「コルディレッティ(Coldiretti)」は先週、首都ローマ(Rome)の農林省前で抗議活動を行い、東南アジア諸国からの輸入米との競争で国内のコメ農家が危機的な状況にあると訴えた。またアジア産の農薬で汚染されたコメを消費者が気付かずに購入していることや、アジアの生産現場で子供たちが不当に働かされていることに警鐘を鳴らした。 コルディレッティは、東南アジア産の輸入米の流入で、国内産のコメの価格が急落した上、表示規制が緩いために消費者は小売店で売っているコメの原産地が確認できないと批判している。 コルディレッティのロベルト・モンカルボ(Roberto Moncalvo)会長は「過去1年のうちにコメの小売価格は半分にな
がん治療などで喉頭を摘出した患者らが使う「埋込型人工鼻」の費用を助成する自治体が増えている。人工鼻は声帯を失った患者が特殊な発声法で会話するのに必要だが、器具は消耗品で月2万円超の費用がかかる。健康保険は使えず、利用者には重い負担となっており、患者は「声を取り戻しやすくなる」と助成を歓迎している。「肉声に近い自然な会話ができるようになり、すぐに仕事に復帰できた」。2008年に喉頭がんと診断され
米国食肉輸出連合会(USMEF)のフィリップ・セング会長は18日、東京都内で記者会見を開き、米国産牛肉が「オーストラリア産の牛肉と比べて関税率で不利になっている」と述べた。日米で早期に自由貿易協定(FTA)を結び、関税率を引き下げる必要性を訴えた。2017年の米国産牛肉の対日輸出目標は前年に比べ12%増やす。豚肉は同3%増を見込む。飼料価格の下落で産地の出荷価
3月上旬、約250頭の牛を飼育し、乳製品の加工・販売まで手掛ける阿部牧場(熊本県阿蘇市)に最新の搾乳施設が完成した。一度に乳を搾れる頭数が16頭から28頭まで増えた。阿部寛樹社長(40)は「新規取引先も増えた。より発展させていきたい」と語る。同社はスーパーで購入する牛乳より4倍ほど高い「ASO MILK(アソミルク)」を生産、販売する。地震後、断水や設備が被害を受け生産停止に。5月に出荷を再開
東京都農業協同組合中央会(JA東京中央会)は18日、東京の農林水産業を紹介する初のアンテナ店「JA東京アグリパーク」を新宿に開店する。地元産の農林水産物を展示・販売するほか、地元産品を使ったメニューを提供するキッチンコーナーも併設。農業体験や料理教室などのイベントも定期的に開く。都や全国各地のJAとも連携し、農林水産物の魅力を発信する。アグリパークは新宿駅南口の近くのJA東京南新
つくし🐔🍗テイワットにいる @tsukushi_k 人が鳥に変身するが多いのは、古来の死んだ人の魂は鳥になって飛んでいく、という信仰からやね その他はたぶん日本仏教的な畜生道の考え方と関係があるのでは 2017-04-17 01:48:16
「数理と化学」や「数理と物質科学」といった融合研究が新しい研究領域を開拓している。有機分子が自然と集まって作る巨大な超分子によって新たな多面体を発見したり、アモルファス(非晶質)の無秩序な構造の中に秩序を見いだしたりと、数学が物質の謎を解き明かす有力な手段として注目されている。物質を数式で記述できれば計算機でシミュレーションでき、人工知能(AI)技術との融合研究への発展が期待される。 東京大学の藤田誠教授と藤田大士さきがけ研究者らは有機分子で「ゴールドバーグ多面体」を作製した。ゴールドバーグ多面体はサッカーボールのような多面体を幾何学で説明したものだ。藤田教授らは60個の有機分子と30個のパラジウムイオンで錯体を作り、ゴールドバーグ32面体を作製した。 藤田教授は「アルキメデスさえ見落としていた新たな多面体を化学者が見つけ、合成して実証した」と胸を張る。藤田教授らは有機化学の研究者だが、多
全国ワースト2位の県税の徴収率を改善しようと、奈良県は今月から、滞納者へ送付する催告書の封筒を、黒やオレンジ色に変更した。 若手職員が発案。強烈な印象の<最後通告>にすることで、汚名返上を狙う。 1回目に送る催告書はオレンジ色に新調。財産の差し押さえ直前に送る2回目は、「無視できない色」として黒と黄色でデザインし、「至急開封」と大きく記載した。中の書類を取り出すと「最終警告」の文字が現れる。 従来はいずれも白っぽい封筒だった。大きさは縦12センチ、横20センチで、1000通ずつ作った。 税務課によると、2015年度の個人県民税や法人事業税、不動産取得税などの県税の徴収率は97%で、47都道府県中、46位だった。最下位の埼玉県(96・9%)とは0・1ポイントしか違わず、最下位転落の瀬戸際にある。 徴収率が振るわない理由は、県内では中小企業が主のため、県税の約4割を占める個人県民税で給与天引き
(全国各地の名産品を集めた売り場を紹介する原稿を読み上げて)この原稿には残念ながら山口県の物産が書いてありませんが、おそらくあるんだろうと思います。よく私が申し上げたことを忖度(そんたく)していただきたい。 訪れる外国人には、日本のよさを知ってもらい、リピーターになっていただくチャンスともなります。(東京・銀座の松坂屋銀座店跡地に完成した複合商業施設「GINZA SIX〈ギンザシックス〉」のオープニングセレモニーのあいさつで)
国の諫早湾干拓事業(長崎県)をめぐり、干拓地の営農者らが国に潮受け堤防の排水門の開門差し止めを求めた訴訟で、長崎地裁の松葉佐(まつばさ)隆之裁判長(武田瑞佳(みか)裁判長代読)は17日、国に開門しないよう命じる判決を言い渡した。開門した場合、塩害などで営農に被害が出る可能性が高いと判断した。 裁判は、開門を命じた2010年の福岡高裁判決を国が受け入れたことに反発した営農者らが、11年に起こした。営農者らは裁判と並んで仮処分を申し立て、地裁は13年に開門を差し止める仮処分を決定。判決は仮処分決定に続いて営農者らの主張を認めるもので、通常の裁判で開門差し止めを命じる判断は今回が初めて。国は引き続き、開門と開門禁止の相反する義務を負う。 営農者らは、開門すると堤防の内側にある調整池に海水が入って農業用水として使えなくなり、農地に海水がしみこむ塩害が生じると訴えた。一方、高裁判決で開門義務を負う国
農林水産省では、食品ロスの削減につながる容器包装の高機能化に関する事例を集め、ホームページに公表しました。 1.主旨 我が国では、食料の大半を輸入に依存する一方で、まだ食べられるのに捨てられている、いわゆる「食品ロス」が毎年大量に発生しており、平成26年度における食品ロスの推計値は、621万トンとなっています。 食品ロスを削減させるためには、食品製造工程の改善による賞味期限の延長に加え、新たな容器包装資材の開発や、パッケージの構造の工夫、又はこれら複数の取組を組み合わせるなどといった容器包装技術の活用が重要な役割を果たしています。 容器包装技術は、年々進化していることから、農林水産省では、それらの技術を広く消費者の皆さんに紹介することで、食品関連事業者の更なる取組を推進することとしております。 2.内容 本事例集では、食品ロスの削減につながる容器包装の事例を、食品製造事業者と食品容器製造事
農林水産省は、ニイガタオーレス株式会社(法人番号:9110001013279)が、汚泥を原料とした肥料を堆肥(特殊肥料)及び混合有機質肥料(普通肥料)として生産・販売していることを確認しました。これを受け、農林水産省は、同社に対して、既に販売した肥料を回収するよう指導を行いました。 1.経緯 独立行政法人農林水産消費安全技術センター及び新潟県は、平成29年4月13日から4月14日にかけて、ニイガタオーレス株式会社(新潟県胎内市中村浜698番地42)に対し、肥料取締法(昭和25年法律第127号。以下「法」といいます。)第30条第1項及び第30条の2第1項に基づく立入検査を実施しました。 その結果、同社が生産・販売していた以下の肥料について、原料の一部に、汚泥が使用されていることを確認しました。 1 特殊肥料として、同社が新潟県知事に届出を行った堆肥(肥料の名称:「ワールドエース(たい肥)」
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