柿渋が地球を救う…高校生が斬新アイデア 紙のレジ袋補強、プラごみ削減に 2019年11月3日 11:00 柿渋が地球を救う―。山城地域の特産「柿渋」を使ってプラスチックごみを減らす木津高(京都府木津川市)の生徒たちのアイデアが、延べ824組が参加した「関西大ビジネスプラン・コンペティション」高校・高専の部で優勝した。耐久性や耐水性を高める柿渋を塗った紙のレジ袋を提案。実験を重ね、柿渋の安定供給も考えるなど実用化の可能性を追求し、発表した。 システム園芸科2年の近美(ちかみ)夕子さん(17)、伊藤一紗さん(16)、高屋友里さん(17)でつくるソーシャルビジネス研究班A。 3人は世界的に問題となっているプラスチックごみに注目。使い捨てビニール袋が禁止されたフィリピンの島で、ぬれた魚を紙袋に入れている様子をテレビで見て発想を広げた。 ビニール袋に代わるレジ袋ができないかと考え、地元特産の柿渋に着