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  • 日本酒の国際化に向けて「酒米」の増産を 補助金の支給よりも国内の規制撤廃が重要 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    これで分かれば、かなりの通。最終ヒントは「山田錦」。正解は「酒米(さかまい)」だ。 清酒の醸造では、「麹米(こうじまい)」「酒母米(しゅぼまい)」「掛米(かけまい)」といった米が使われる。清酒の品質を決めるのは、麹米や酒母米で、これには通常、酒米が使用される(全体の約3割)。一方、醪(もろみ)造りの際に加えられる掛米は主用うるち米が使用される(全体の約7割)。 「醸造用玄米」である酒米は、現在105品種が銘柄指定されている。しかし2014年の米全体の作付面積に占める酒米の割合は1.2%でしかない。つまり、 日の米作りの中で、酒米は1%強しか作られていない のだ。 清酒の製造量は、1973年の142万キロリットルをピークに減少を続け、2010年には44万キロリットルと最盛期の3分の1以下となった。しかし、近年では酒蔵の努力により、様々な清酒造り(特定名称酒である吟醸酒、純米酒、醸造酒な

    日本酒の国際化に向けて「酒米」の増産を 補助金の支給よりも国内の規制撤廃が重要 | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • なぜ総合容器メーカーはライフサイエンス事業に進出したのか東洋製罐グループ100年の蓄積を活用 | JBpress (ジェイビープレス)

    普段は意識しないが、私たちの身の回りは「容器」で満ちあふれている。ビールやチューハイの缶、コンビニで並ぶペットボトル、アイスクリームやヨーグルトの紙容器、牛乳のびん・・・。生野菜をのぞけば、ほぼすべてのべ物・飲み物は何かに包まれて提供されていると言っても過言ではないだろう。 このような包装容器には、実は多くの技術が注がれている。もし手元にペットボトルがあるのなら、キャップを見てみよう。よく見ると1カ所だけラインが短い、あるいは小さなくぼみが見つかるだろう。似たようなマークが、ボトルのほうにも付いている。 これは、飲料工場でペットボトルに中身を詰めた後、キャップとボトルがしっかりと閉まっているか確認するための目印なのだ。すべての作業は機械が行っているが、マークの位置を見て、十分にキャップが閉まっているかを確認している。こうして、キャップが閉まっていない不良品を出荷しないようにしているのであ

    なぜ総合容器メーカーはライフサイエンス事業に進出したのか東洋製罐グループ100年の蓄積を活用 | JBpress (ジェイビープレス)
    agrisearch
    agrisearch 2015/12/21
    食品工場向けに衛生管理用検査サービス「GENOGATE(ジェノゲート)」「DNAチップ」
  • 昆虫を害虫としか見ない日本は「宝の持ち腐れ」 欧州で勢いづく昆虫食、本当は「昆虫先進国」の日本では? | JBpress (ジェイビープレス)

    欧米諸国や韓国では、国や企業レベルで新しい昆虫市場を開拓する動きが出始めている。また、日においてもマスメディアで昆虫が紹介される機会が増えてきている。 その背景には、2013年に国連糧農業機関(FAO)から発表された報告書「Edible insects - Future prospects for food and feed security用昆虫-料及び飼料の安全保障に向けた展望)」がある。 この報告書(以下FAO報告書)は、アジアやアフリカを中心とする国々において昔からべられている昆虫の価値を、現代の視点で捉え直す契機となったといえる。 なぜ昆虫なのか FAO報告書によると、昆虫を料として利用するメリットは大きく以下の3つに分けられる。 第1に、栄養価が高い点が挙げられる。200種を超える昆虫の栄養価を科学的に調べた結果、牛肉や豚肉と同等のタンパク質を含むほか、ビタ

    昆虫を害虫としか見ない日本は「宝の持ち腐れ」 欧州で勢いづく昆虫食、本当は「昆虫先進国」の日本では? | JBpress (ジェイビープレス)
    agrisearch
    agrisearch 2015/12/21
    「昆虫が食料としてエコである」
  • 農業の大規模化で耕作放棄地が増えてしまう理由 やる気のある経営体に農地が集まるのはいいことだが・・・ | JBpress (ジェイビープレス)

    2015年の農林業センサスの概要が発表されました。サブタイトルは「農業経営体の減少が続く中で、法人化や経営規模の拡大が進展」となっています。 家族経営体が10年前より約64万戸ほど減って134万戸になり、組織経営体は5000ほど増えて3万3000経営体となりました。小規模な家族経営から、大規模な組織経営への転換が進んでいるということで、こうしたサブタイトルが付けられたのでしょう。 トップに立つ経営者がいないと組織化は失敗する 30~40年ほど前から、農業の組織化の必要性は叫ばれていました。実際に組織的に農業を行おうとする人もそれなりにいたのですが、20世紀が終わる頃まで法人数は増えたり減ったりを繰り返します。

    農業の大規模化で耕作放棄地が増えてしまう理由 やる気のある経営体に農地が集まるのはいいことだが・・・ | JBpress (ジェイビープレス)
  • 破綻した「NOTTV」の見せた電波行政の深い闇 「電波社会主義」が国民の電波を浪費する | JBpress (ジェイビープレス)

    スマートフォン向け放送サービス「NOTTV(ノッティーヴィー)」(パックコース、シングルコース)および「モバキャス」サービスを2016年6月30日(木)をもって終了させていただきます。永らくご愛用いただきましたことを、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。 11月末、こんな告知がNTTドコモのグループ会社mmbiのホームページにひっそり出た。大手メディアはまったく報じないが、累積赤字は996億円で500億円の債務超過だ。2012年4月にサービス開始した「マルチメディア放送」が、わずか3年で破綻したのはなぜだろうか? テレビ局に国費を投じるために電波を止めた NOTTVの使っているVHF帯は、昔アナログ放送をやっていた電波である。これをデジタル化するとき、総務省はすべての局をUHF帯(470~710メガヘルツ)に移行することを決めた。しかしデジタル化には1兆円以上コストがかかるが、広告料金は

    破綻した「NOTTV」の見せた電波行政の深い闇 「電波社会主義」が国民の電波を浪費する | JBpress (ジェイビープレス)
  • 再び奄美に襲来、「ミカンコミバエ」を殲滅せよ 害虫と人間の果てしなき戦い | JBpress (ジェイビープレス)

    その名の通り、主にミカンなどの柑橘類や野菜につく害虫で、このハエが作物に産卵し、幼虫が寄生すると果実をべ、害された果実は腐敗して商品価値がなくなってしまいます。 もともと東南アジアに生息している虫ですが、グローバルに人やモノが行き交うようになった結果、日アメリカにも上陸してきたわけです。 かつて沖縄と奄美に定着していたミカンコミバエ ミカンコミバエが発見された奄美大島では、農林水産省と鹿児島県がポンカンなど果物の島外への出荷を制限し、廃棄処分とする方針を定めました(参考「奄美大島全域タンカン等移動禁止へ」奄美新聞)。 アメリカではもっと大事になっていて、発見されたフロリダ州で州政府が非常事態宣言を出し、生息地域とみられる220ヘクタールの地域から出荷される作物は全て廃棄処分にしています。

    再び奄美に襲来、「ミカンコミバエ」を殲滅せよ 害虫と人間の果てしなき戦い | JBpress (ジェイビープレス)
  • 中小食品メーカーも知っておかねばならない「HACCP」 日本にも義務化の時代が来るかもしれない | JBpress (ジェイビープレス)

    海外では導入が進みつつある衛生管理の手法「HACCP(ハサップ)」。しかし、日では普及が進んでいない実態がある。近年、日から品を輸出する際、輸出先の国からHACCPによる衛生管理が求められるようになってきており、日でもHACCPの義務化が検討されている。 そこで、世界での情勢と比較しながら、日でのHACCPの導入状況を概観し、義務化を見据えた課題について考えてみたい。 HACCPは品の安全性を高める衛生管理手法 HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)は、もともと宇宙の開発から生まれた品の衛生管理手法だ。日語では「危害分析・重要管理点方式」という。メーカーが品を作る中でどのような危害がありうるかを調べ、危害が発生する原因を見つけて発生しないための方法を考える。HACCPには一般的に、表のような原則がある。

    中小食品メーカーも知っておかねばならない「HACCP」 日本にも義務化の時代が来るかもしれない | JBpress (ジェイビープレス)
    agrisearch
    agrisearch 2015/11/02
    「日本では、FSSC22000の認証取得が進みつつも、中小企業を中心に認証の普及が課題になっていることが分かる。」
  • セサミンだけでは語り尽くせないゴマの健康成分 「あればあったでよい」食材、ゴマの不思議(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    前篇では、日人がゴマとどう接してきたか、その変遷を見てきた。材に、燃料に、そして薬にと、日人はゴマにさまざまな役割をもたせてきた。とりわけ薬としてのゴマは、江戸時代の由緒ある草書にも五臓、血脈、腸をよくするなどと効能が謳われ、さながら“万能薬”の扱いを受けていたようだ。 それから時は経ち、科学の発展した現代、「ゴマには科学的に健康効果がある」ということがいえるようになってきた。 その最たるものとして、いま世間で知られているのは「セサミン」だろう。サントリーが1993年に発売した栄養補助品で、「1粒にゴマ約1000粒分」「若々しい毎日に役立つ可能性がある」などと宣伝されている。特許が切れたいまは、ほかの企業も同様の商品名で発売している。 だが、「ゴマで健康といえばセサミン」で片づけてしまうのはもったいない、と思わせるような研究成果が日の大学から上がっているのをご存知だろうか。後篇

    セサミンだけでは語り尽くせないゴマの健康成分 「あればあったでよい」食材、ゴマの不思議(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)
    agrisearch
    agrisearch 2015/11/02
    三重大学大学院生物資源学研究科准教授の勝崎裕隆氏
  • 「ナントカ水」は健康な人に効果なし? 謎多き「機能水」の正体(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    「美と健康の可能性」「カラダによい」「体内環境をサポート」。こうした健康効果の宣伝文句とともに、聞き慣れない物質名が冠された水が売られている。「機能水」とも呼ばれているが、当に健康に機能するのか、機能するとすればどんな理由によるものか、疑問は尽きない。 これらの水の真相を知るべく、前後篇で専門家に話を聞いている。応じてくれたのは元杏林大学保健学部准教授の平岡厚氏。健康によいと宣伝される水の作用を実際に試験で検証し、論文に発表した経験をもつ人物だ。 前篇では、平岡氏の「『飲むと健康に良い』と宣伝されている諸水製品類の実態の検討」という論文の内容をもとに、「活性酸素を消去する成分が含まれており、体内で抗酸化作用を示す」とする水と、「水分子のクラスターサイズ(集合規模)が小さく、生体組織への吸収率が高い」とする水について、当に効果があるのか尋ねた。結論は、そうした水は“毒にも薬にもならない”

    「ナントカ水」は健康な人に効果なし? 謎多き「機能水」の正体(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)
    agrisearch
    agrisearch 2015/11/02
    元杏林大学保健学部准教授の平岡厚氏、アルカリイオン水、高濃度水素水、バナジウム水、白金ナノコロイド水、ゲルマニウム水・・
  • 「カラダによい水」は薬にも毒にもならない 謎多き「機能水」の正体(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    インターネット調査会社GMOリサーチが2013年に行った「飲料・ミネラルウォーターに関する実態調査」では、日の20代・30代のうち、水道水をそのまま飲んでいる人は31.2%だったという。一方、浄水器の水、またはミネラルウォーターを飲んでいる人は合わせて43.2%。水道代とは別にお金を払って水を飲んでいる人のほうが多いわけだ。 では、お金を払って水を飲んでいる人は、どんな水をお飲みだろうか。 選択肢の1つに、「健康効果を期待させる水」がある。水に何らかの物質を溶け込ませたり、加工処理を施したりして、健康効果があるように紹介している水のことだ。これらの水を「機能水」と呼ぶこともある。 実際こうした水の宣伝では「美と健康の可能性を秘めた」「カラダによい」「体内環境をサポート」などの文句が見られる。「どうせなら、体によさそうな水を選ぼうか」といった気分で、「機能水」を選んで飲み続けている人もいる

    「カラダによい水」は薬にも毒にもならない 謎多き「機能水」の正体(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
    agrisearch
    agrisearch 2015/11/02
    元杏林大学保健学部准教授の平岡厚氏「健康効果の実証がないものを健康効果があるとして宣伝すれば、法律的にまずいのですが、企業は“グレーゾーン”的な表現で宣伝しています。」
  • 韓国発、中国へ飛び火しアジアの名を汚した査読詐欺 中韓にノーベル賞が取れない理由~ネット時代の盲点を悪用 | JBpress (ジェイビープレス)

    米ウィスコンシン大学の研究施設で培養されたヒト胚性幹細胞を調べる研究者(資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Darren Hauck〔AFPBB News〕 横浜で発覚した旭化成関連企業によるコンクリート打ち込み不正による傾いたマンション。手の込んだ方法を駆使したそれは多数の累犯が疑われ、多くのマンションで同様の自体とならないことを祈るばかりです。 この直前に発覚したドイツ、フォルクスワーゲンによる「排ガス不正」もまた、非常に手の込んだもので、逆に言えばいかににそれが「確信犯」であったかが知れることになるでしょう。 日ドイツ、20世紀後半に人類史上最大最速の「高度成長」を成し遂げた2大国で発覚した、あまりにお粗末な不正、詐欺。 このようなことは二度と繰り返されてはならないし、ドイツでも日でも「自国の誇る水準」に自覚のあった人は口をそろえて「残念」と繰り返していると思い

    agrisearch
    agrisearch 2015/11/02
    「自分自身の手で本物の成果を挙げ、それを自信とプライドの基礎とする筋金入りの職人魂を持った科学者を育てること。」納得いく成果が出るまで論文を出すな、と学生に言えるかどうか。。
  • 国際的批判を受ける日本の石炭火力 石炭火力に強まる逆風、しわ寄せを受けるバイオマス発電 | JBpress (ジェイビープレス)

    今年6月、国際エネルギー機関(IEA)は、世界の気温が今世紀末までに最大4.3度の急激な上昇を示す恐れがあると警鐘を鳴らした。写真はドイツ西部ゲルゼンキルヒェンの石炭火力発電所(2012年撮影)。(c)AFP/PATRIK STOLLARZ〔AFPBB News〕 背景となっているのはCOP21だ。いわゆる京都議定書が終了した2012年以降、度々の会議が決裂し、現在、温室効果ガスの削減に向けた拘束力のある国際的な枠組みが存在しない状況にある。こうした中で2015年12月に開催されるCOP21は、「ポスト京都議定書」となる新たな枠組みを決める極めて重要な会合と見られている。 COP21に向けて日への批判が噴出 そこで10月にこの前段階となる作業部会がドイツで開かれたのだが、ここで日の姿勢に対して大きな批判が集まった。理由は「温室効果ガスを大量に排出する石炭火力を国内に新設・稼働し、さらに

    国際的批判を受ける日本の石炭火力 石炭火力に強まる逆風、しわ寄せを受けるバイオマス発電 | JBpress (ジェイビープレス)
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    agrisearch 2015/11/02
    「バイオマス混焼」とその影響。
  • 世界が羨む日本の科学技術、先端研究から応用まで もう1つのノーベル賞、マルクス・ヴァーレンベリ賞を初受賞した日本人 | JBpress (ジェイビープレス)

    写真右より マルクス・ヴァーレンベリ氏(賞設立者の令孫)、スウェーデン国王カール16世グスタフ、磯貝、西山、齋藤各氏(写真:Ulf Palm) 一方、少し前、9月28日にもう1つ、ノーベル賞同様、科学の分野でスウェーデン国王から授与された賞があることを知っておくべきだろう。その賞とは、「森林製品産業に貢献」した人物に与えられるマルクス・ヴァーレンベリ賞である。 森林製品産業とは聞きなれない方もおられようが、紙パルプもその1つである。紙は最終製品であるが、その前に植林、育樹がなければ始まらない。したがって、賞の対象はそれも含まれる。 もちろん、木造の建築法でもいい。マルクス・ヴァーレンベリ賞が、「森林製品産業のノーベル賞」と言われるゆえんである。 アジア初の受賞 今年のマルクス・ヴァーレンベリ賞の授賞式は、同賞の歴史の中でも特筆されるべきものであったろう。えてして白人それもヨーロッパ、北欧に

    世界が羨む日本の科学技術、先端研究から応用まで もう1つのノーベル賞、マルクス・ヴァーレンベリ賞を初受賞した日本人 | JBpress (ジェイビープレス)
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    agrisearch 2015/11/02
    「東京大学大学院農学生命科学専攻科教の磯貝明教授、同・齋藤継之准教授…フランス国立科学研究庁・植物高分子研究所(CERMAV-CNRS)…西山義春博士の3人に、2015年マルクス・ヴァーレンベリ賞…」「ナノセルロース」
  • 日本のおいしい枝豆をもっと世界に! 手間がかかる枝豆づくり、どうすれば輸出が増えるのか? | JBpress (ジェイビープレス)

    今年の日農産物輸出額は3年連続で過去最高を更新しそうです。この調子でいくと、来年には1兆円を超えるかも知れません(参考「過去最高3547億円に リンゴ、牛肉、米伸びる 上半期農産物・品輸出額」日農業新聞)。 そんな中、枝豆に注目が集まっています。枝豆をべるのは、どうも日独特の習慣だったようです。日ではビールのおつまみとしての需要が大きいのですが、外国ではヘルシーなべ物として認知されています。 そんなに枝豆が売れているなら、輸出額も相当に伸びているに違いない。けれども調べてみると、最盛期の2008年でも3500万円ほどで、昨年は1000万円を超える程度でしかありません(財務省「貿易統計」)。実際、枝豆の輸出に力を入れていることで有名な北海道中札井村でも、年間4000トンも生産しているのに、輸出は2013年の数字で2トン程度にすぎません。 世界で枝豆が話題となっているというニュ

    日本のおいしい枝豆をもっと世界に! 手間がかかる枝豆づくり、どうすれば輸出が増えるのか? | JBpress (ジェイビープレス)
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    agrisearch 2015/11/02
    2015/8/21
  • 守ったのは重要5品目だけ、日本の大幅譲歩に農家は不満たらたら~TPP大筋合意をどう受け止める? | JBpress (ジェイビープレス)

    米国のTPP反対派は、TPPは国家の利益や個々の消費者よりも多国籍企業を優遇するものだと批判している。TPP反対を訴える米国の広告(2015年7月23日撮影)。(c)AFP/BRENDAN SMIALOWSKI〔AFPBB News〕 農業関係では、農林水産品834品目のうち半数以上になる440品目の関税が撤廃されます。また、いわゆる重要5品目(米、麦、乳製品、牛肉・豚肉、サトウキビ)の関税は維持されるものの、ミニマムアクセスの認可や上積み、関税率の段階的引き下げなどが行われます。 ほとんど譲歩しなかった重要5品目 「TPP農林水産物市場アクセス交渉の結果」「TPP交渉 農林水産分野の大筋合意の概要(追加資料)」など農水省の結果報告資料から一見して分かるのは、重要5品目に関しては、日がほとんど譲歩していないことです。 日からの輸出が増えそうな牛肉だけは譲歩の幅が比較的大きいですが、他は

  • 魚の油はなぜ体にいいのか? 最新研究で明らかになった「心臓保護」作用 | JBpress (ジェイビープレス)

    そんな魚の健康イメージを支えているのはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった「ω(オメガ)3脂肪酸」だろう。「頭に良い」とか「血液サラサラ」とか良いことばかり耳にするが、一体どこまで分かっているのだろうか? 「魚の油は当に体にいいのか? そうならば、体内でどのように働いているのか」 これを確かめるため、従来とは異なるアプローチで研究を進めるのは、理化学研究所統合生命医科学研究センターの有田誠氏だ。近年、有田氏らの研究によって「新たなEPAの姿」が見えてきた。心不全の発症を抑制するEPA代謝物の存在が明らかになったのだ。 イヌイットの生活から注目され始めた「魚の油」 ω3脂肪酸が大きく注目されるきっかけとなったのは、1960年代にグリーンランドに住むデンマーク人とイヌイットの人々を比較した疫学調査だ。この調査では、イヌイットは心筋梗塞になるリスクが極めて低い

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  • STAP騒動、Nature誌がつけるべき落とし前 科学的には決着も、自身の問題点に触れず | JBpress (ジェイビープレス)

    9月24日、科学雑誌Natureが3の記事を載せた。このうち2は昨年、日を騒がせたSTAP細胞の論文(以下、STAP論文)に関する“反論”で、残りの1つは総説だ。3はそれぞれ独立した記事だが、互いに関連している。 いずれもSTAP細胞の騒動に、科学界としての決着をつける記事だ。しかし、まだいくつかの疑問は残る。それは、Nature誌自身の役回りについてだ。 今回Nature誌に載った記事を紹介する前に、STAP論文とそれをめぐる不正告発の経緯を簡単におさらいしよう。すでによく知っているという方は、「すでに撤回された論文への反論」から読んでいただきたい。 画期的だったSTAP細胞 2014年1月末にNature誌に掲載されたSTAP論文は、身体中のすべての細胞だけでなく、胎盤にも分化することのできる細胞に関するものだった。赤ちゃんマウスの細胞を弱酸性の液に30分ほど浸けるなどの簡単な

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  • 日本:コメの時代の終焉 高齢化に伴い消費量が急減、JAの政治力にも陰り | JBpress(日本ビジネスプレス)

    「NP-WU10」という製品の釜は、熱が全体に均一に伝わるように鋳物工場で手作りされている。ふたはプラチナを配合した材料でコーティングされており、アミノ酸のレベルが完璧な水準になるようにしてある。また、この製品はデジタルセンサーも装備しており、完璧な炊きあがりになるまで121通りの微調整が可能だ。 つやつやしたジャポニカ米をべたり宗教的行事の捧げ物にしたりしているうえに、コメの生産が政治的な聖域にもなっている。 そのようにコメを崇拝する国にとって、1500ドルもする象印マホービン製の炊飯器は最も重要な祭壇である。いや、少なくともそうであるはずだ。 だが、大阪社を構え、この炊飯器NP-WU10の開発にエンジニアやデザイナー、試担当者を何年も取り組ませてきた象印は、大きな問題に直面している。日のコメの消費量が減っているのだ。それも大幅に――。 高齢化し縮む胃袋、生活の変化で日酒や

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  • 南インドのカレー定食「ミールス」ブームが到来! カレーはやっぱり健康食だった | JBpress (ジェイビープレス)

    このように質問されたらどう答えるだろうか。カレーには野菜や肉が具材に使われるほか、体を温めて発汗作用を促す生姜や、滋養強壮を高めるニンニク、さらに胆汁の分泌を手助けするウコンなどといった、何種類ものスパイスが使われている。 スパイス単体の効果を聞けば「カレーは身体によさそうだ」というイメージをもつ方が多いのではないだろうか。 しかし、日で売られている一般的な市販のルーには油脂や小麦粉が多く使用されており、家庭で作ったカレーでもカロリーは意外に高くなる。高級レストランやホテルで提供される欧風カレーも、野菜や肉を長時間煮ることで得られる煮汁「フォンドボー」を使用し、濃厚な味付けが魅力だが、カロリーが高いのが実状だ。 では、インドカレーはどうか。街なかで見かけるインドカレーの多くは、チキンやマトン(羊肉)といった肉をメインに、バターや生クリームを使用した濃厚なカレーだ。そこに小麦を原料とした「

    南インドのカレー定食「ミールス」ブームが到来! カレーはやっぱり健康食だった | JBpress (ジェイビープレス)
  • オスとメスの「利害の不一致」は宿命なのか 人間の常識は非常識?生物の巧みな性戦略とその多様性 | JBpress (ジェイビープレス)

    生物には必ずオスとメスがいる。そう思われている方が多いだろう。しかし、この常識が通用しない生物は少なくない。生物の世界を見渡せば、メスだけの生物、両性具有の生物、性転換する生物など、性のあり方は実に多様だ。生物の性はどうしてこんなに多様なのだろうか。 メスだけの世界~フナもタンポポも まず、生物の世界で見られる性の多様性を紹介しよう。日の淡水魚の代表ともいえるフナ、この多くはメスだ。母親が受精を経ずに産卵する。もちろん生まれてくる娘はすべて母親のクローンだ。ドジョウの仲間にもこのような無性生殖が多い。ヘビやトカゲにも見られる。また、植物では身近なタンポポの仲間に、無性生殖が多い。このように、無性生殖は動植物を通じて広く見られる。 そもそも、生物が増えるためには、オスは必須の存在ではない。娘を2個体産む母親と、息子と娘を1個体ずつ産む母親の競争を考えてみよう。前者(無性生殖型)は世代ごとに

    オスとメスの「利害の不一致」は宿命なのか 人間の常識は非常識?生物の巧みな性戦略とその多様性 | JBpress (ジェイビープレス)