日清カップヌードルを一口食べて「美味い!」と叫ぶだけの瞬間を壮大に表現したCMをはじめ、新旧ヤキソバンが入り乱れる日清焼きそばU.F.O.の広告など、エクストリームかつサイケデリックな映像世界を展開し、お茶の間を沸かせてきた電通のCMプランナー・佐藤雄介。最近、flumpoolの制作チームに加わった彼は、アートワークやミュージックビデオに斬新なアイデアを導入し、各方面で大きな話題をさらっている。 なにかとんがったことをやれば、あっという間にネットで叩かれて炎上する昨今、奇想天外な作品を作り続ける彼が、「CM好感度1位」に輝くことができるのは一体なぜなのだろうか。多忙を極める佐藤を訪ね、彼のクリエイティブの脳みそを覗かせてもらった。 「なんとしてでもこの職業に就きたい」と思っていた。 ―佐藤さんは学生時代に『ACC 学生CMコンクール』の大賞を受賞していますが、そもそもなぜCMに興味を持った