米国でダイエット目的の健康食品による死亡例が出ている問題で、厚生労働省は25日、国内でも健康被害が確認されたと発表した。カプセル型の「OxyELITE Pro」(オキシエリートプロ)という商品で、10~11月にかけ飲み続けた20代女性が今月、急性肝炎で入院した。同省は改めて注意を呼びかけた。 この商品は、インターネットの日本語サイトなどを通じ、個人輸入の形で国内に入ってきている可能性がある。女性は個人輸入した友人から購入。現在も入院中で、回復傾向という。 米食品医薬品局(FDA)によると、米国では10月末現在、56人が急性肝炎を発症、うち2人が肝移植をし、1人が死亡したという。