「少しでも恵まれない人たちの役に立ちたい」という思いを美味しいシチリア料理のレストランで表現したら?これが、トラットリア・レ・サルデが保留コーヒーを始めたきっかけだった。 在日イタリア商工会議所からイタリアの伝統的なレシピを遵守し、イタリアの文化とホスピタリティを提供するレストランに与えられる「イタリア品質認証」を昨年受けたサルデ。 保留コーヒーとは、イタリア・ナポリで始まった小さなカフェの支援プログラム。コーヒーの消費者が自分のコーヒーを買う時に、将来現れるであろう見知らぬ困った人のコーヒー代を立て替えて寄付する。コーヒーを飲みたい貧しい人は、カフェで「保留コーヒー1杯」と注文すればいいのだ。 保留コーヒーは2013年にイギリスのスターバックスでも取り入れられるなど近年世界的な広がりを見せている。日本にも保留コーヒージャパンが設立され、サルデはその加盟店第1号である。 ヨーロッパ滞在経験