カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となっている佐賀県の武雄市図書館で、図書1万冊をCCCの関連ネット古書大手「ネットオフ」から購入、その中に古い実用書などが多数含まれていた選書問題で、武雄市教育委員会の浦郷究教育長と当時の責任者だった樋渡啓祐前市長が9月11日、それぞれ釈明文を公表した。 浦郷教育長は武雄市の公式サイトで、「書架の高い部分には本の落下防止として柵を新たに設置したこと」など、利用者の安全対策が緊急に必要となり、古書を購入することでコストを抑えたと釈明。樋渡前市長は、この決定について市教委に委ねており、「詳細まで関知していなかった」と自身のブログで説明。「行政手続として問題はなかったにしても、プロセスについて説明を怠っていたこと」について、「私の責任は重い」として謝罪している。
■ドック内で推進機あり得ない 佐賀県が制作を委託した世界文化遺産の三重津海軍所跡(佐賀市)を再現する映像をめぐり、専門家が時代考証に異議を唱えている。史跡の中心的な遺構であるドライドックの構造や当時の時代背景では、不自然な描写が散見されるという。
資料で占領下の暮らし知る 県公文書館で企画展 [佐賀県] 2015年06月12日 00時21分 GHQの佐賀軍政部が通訳や事務の就職希望者に出題した英会話能力を問う試験用紙写真を見る 資料で見る「終戦後の佐賀-敗戦の動揺と占領下のくらし」と題した戦後70年の企画展が、佐賀市城内1丁目の県公文書館で開かれている。連合国軍総司令部(GHQ)の地方機関「佐賀軍政部」による統治や戦後の佐賀の様子がわかる同館所蔵の文書12点が並ぶ。無料。9月6日まで。 佐賀軍政部は県内の配給食糧や軍需工場に残る武器材料を管理していた。県が「日用品を作る」として金属類の使用許可を軍政部に申請した文書や軍政部での就労を希望する日本人が受けた英会話の問題用紙、物資が不足した長崎県が「余っている服を譲渡してほしい」と佐賀県に依頼した文書などを展示している。 同館学芸員の江藤美沙さん(29)は「普段は見られない資料ばかり。『
参考リンク:【読書感想】沸騰! 図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ (琥珀色の戯言) ※今回はこの参考リンクの記事を先に読んでいただくと、「武雄市図書館」の特徴と話題になっている理由がわかりやすいと思います。 平日に時間ができたので、”TSUTAYA図書館”として知られる武雄市図書館に行ってみました。 車を使えば半日で往復できる距離なのだが、なんとか時間がとれたので。 昼下がりに到着したのだけれど、平日だというのに、駐車場はほぼ満車でした。 内部は図書館というよりは、スターバックス併設のTSUTAYAという感じです。 明るくて清潔感があり、多くの人がコーヒーを飲みながら読書中。 けっこうお洒落な雰囲気で、この地域にこれがあったら、地元の本好きの人は嬉しいだろうな、と思います。 大型書店がたくさんある都会と違って、「座って本が読める書店」そのものが少ないですからねえ、人口数万人レベルの
そろそろ,冷静な「武雄市図書館論」を! 南 亮一 2013年4月に武雄市図書館が開館してから,早くも1年が経過する。 図書館が好き,という個性的な市長が何とか図書館をもっと発展させたい,ということでいろいろ働き掛けたが,いろいろ理由を付けられて実現しない,何とかならないか,と考えていたら,偶然観たテレビ番組に代官山蔦屋書店が取り上げられていて,そのまま観てみたら,「これだ!」ということになったということである。すなわち,代官山蔦屋書店が展開する,滞在型の文化ゾーンというコンセプトが,市長の考える図書館像と一致したのである。 それからこの代官山蔦屋書店の要素を持つように図書館を変えるため,武雄市図書館では,指定管理者制度を導入してツタヤを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に運営を委ねることとし,休館日をなくして開館時間を延長,従来からある施設を改造して,児童室を潰しスターバ
図書館総合展 武雄市図書館を検証する の参加者 パネリストにいま話題の武雄市の樋渡市長、トーク上手な慶応大学の糸賀教授、ちょっと尖ったTSUTAYAの高橋プロジェクトリーダーを招いて、コーディネーターは立命館大学の湯浅教授がレフリーをしたハラハラドキドキのバトルであった。 このフォーラムは、かなりの数の立ち見もでて、非常に盛況なものであった。話題の政治家、トークの上手な大学教授、尖った民間事業者のバトルは、テレビ中継してもいいくらいの面白さであった。参加できなかった人の為に、このバトルの内容を紹介しよう。 一言で言うと、数字はロジカルに解釈して使わないと説得力がなくなってしまうことがよくわかる例であった。 まず、湯浅教授が半年間のデータを簡単に紹介した上で、市長に開館後の図書館についてのコメントを求めた。 市長コメント 市長は、ヘビーユーザーからの批判があることは認めたものの、開館から半年
江戸時代の天保年間(1830~44年)に蘭学(らんがく)を取り入れ、西洋近代化を推進した佐賀・武雄鍋島家伝来の資料を集めた「江戸のサイエンス―武雄蘭学の軌跡―」が16日から、太宰府市の九州国立博物館で開かれる。 武雄鍋島家は、佐賀藩鍋島家の家老を務め、28代武雄領主の茂義が蘭学を奨励。自ら西洋砲術を学ぶなどして近代化を推し進めた。多くの資料が武雄市に寄贈されている。 今回、1700年代半ばにオランダで作られ、長崎で調達された天球儀と地球儀や、日本の不定時法に対応したヨーロッパ製のオルゴール時計、摩擦で静電気を発生させるエレキテルなど74点を展示。初の国産近代西洋式大砲であるモルチール砲といった武器類も間近に見られる。 同博物館は「最も早い時期に蘭学に着目し、西洋化によって時代の変化に対応しようとした地域が武雄。あまり知られていない歴史を感じてもらいたい」としている。 7月7日まで。29日、
ブログ非表示の件についてお知らせ(ばってんがサイト事務局) / 記事一覧 昨日26日にアップした「知的基盤を奪われる武雄市民(井上一夫さん)」のブログ内容について、武雄市の樋渡啓祐市長から27日夜、抗議を受けました。抗議をいただいた主な点は、「(2階の)書架も開架式といいながら、高さは天井まであり閲覧者が自分で取りだす事はできない。2階の書架はキャットウォーク(点検通路)でアプローチしなければならず、地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、人的被害が出る可能性が強いと思っている。」という表現です。 樋渡市長からは「個人のブログならまだしも、佐賀新聞が運営するブログ論壇サイトでこうした表現を記載すれば、佐賀新聞が人的被害が及ぶと書いたと同然だ」というご指摘をいただきました。佐賀新聞のブログ運営担当者としては、「人的被害が出る可能性が強いと思っている」という表現は、「思う」という言葉遣
佐賀県公文書館が4月に開館したことを受け、公文書管理について考えるセミナー(県など主催)が17日、佐賀市で開かれた。大宮法科大学院大学(埼玉県)の早川和宏准教授は首長、行政の視点ではなく、住民が主体となって管理体制を整える重要性を強調した。 早川准教授は「書類は事業完了や人事異動で不用になる」と、公務員が考えがちな点を指摘。「文書は県民の共有財産。市民生活への影響、歴史的な価値など長期的な視点を大事にしてほしい」と述べ、公文書の保存・廃棄基準を条例に盛り込むよう提言した。 公文書館は住民の知る権利に応えるとともに、過ちを後世に引き継ぐ役割があることも強調。「過去を分断すればゼロ以下になってしまう。失敗に学ぶことで次に進める。行政にとって嫌な事実もしっかり残してほしい」と話した。 セミナーは、県や市町の関係者ら約90人が聴講した。
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