カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となっている佐賀県の武雄市図書館で、図書1万冊をCCCの関連ネット古書大手「ネットオフ」から購入、その中に古い実用書などが多数含まれていた選書問題で、武雄市教育委員会の浦郷究教育長と当時の責任者だった樋渡啓祐前市長が9月11日、それぞれ釈明文を公表した。 浦郷教育長は武雄市の公式サイトで、「書架の高い部分には本の落下防止として柵を新たに設置したこと」など、利用者の安全対策が緊急に必要となり、古書を購入することでコストを抑えたと釈明。樋渡前市長は、この決定について市教委に委ねており、「詳細まで関知していなかった」と自身のブログで説明。「行政手続として問題はなかったにしても、プロセスについて説明を怠っていたこと」について、「私の責任は重い」として謝罪している。
参考リンク:【読書感想】沸騰! 図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ (琥珀色の戯言) ※今回はこの参考リンクの記事を先に読んでいただくと、「武雄市図書館」の特徴と話題になっている理由がわかりやすいと思います。 平日に時間ができたので、”TSUTAYA図書館”として知られる武雄市図書館に行ってみました。 車を使えば半日で往復できる距離なのだが、なんとか時間がとれたので。 昼下がりに到着したのだけれど、平日だというのに、駐車場はほぼ満車でした。 内部は図書館というよりは、スターバックス併設のTSUTAYAという感じです。 明るくて清潔感があり、多くの人がコーヒーを飲みながら読書中。 けっこうお洒落な雰囲気で、この地域にこれがあったら、地元の本好きの人は嬉しいだろうな、と思います。 大型書店がたくさんある都会と違って、「座って本が読める書店」そのものが少ないですからねえ、人口数万人レベルの
そろそろ,冷静な「武雄市図書館論」を! 南 亮一 2013年4月に武雄市図書館が開館してから,早くも1年が経過する。 図書館が好き,という個性的な市長が何とか図書館をもっと発展させたい,ということでいろいろ働き掛けたが,いろいろ理由を付けられて実現しない,何とかならないか,と考えていたら,偶然観たテレビ番組に代官山蔦屋書店が取り上げられていて,そのまま観てみたら,「これだ!」ということになったということである。すなわち,代官山蔦屋書店が展開する,滞在型の文化ゾーンというコンセプトが,市長の考える図書館像と一致したのである。 それからこの代官山蔦屋書店の要素を持つように図書館を変えるため,武雄市図書館では,指定管理者制度を導入してツタヤを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に運営を委ねることとし,休館日をなくして開館時間を延長,従来からある施設を改造して,児童室を潰しスターバ
図書館総合展 武雄市図書館を検証する の参加者 パネリストにいま話題の武雄市の樋渡市長、トーク上手な慶応大学の糸賀教授、ちょっと尖ったTSUTAYAの高橋プロジェクトリーダーを招いて、コーディネーターは立命館大学の湯浅教授がレフリーをしたハラハラドキドキのバトルであった。 このフォーラムは、かなりの数の立ち見もでて、非常に盛況なものであった。話題の政治家、トークの上手な大学教授、尖った民間事業者のバトルは、テレビ中継してもいいくらいの面白さであった。参加できなかった人の為に、このバトルの内容を紹介しよう。 一言で言うと、数字はロジカルに解釈して使わないと説得力がなくなってしまうことがよくわかる例であった。 まず、湯浅教授が半年間のデータを簡単に紹介した上で、市長に開館後の図書館についてのコメントを求めた。 市長コメント 市長は、ヘビーユーザーからの批判があることは認めたものの、開館から半年
ブログ非表示の件についてお知らせ(ばってんがサイト事務局) / 記事一覧 昨日26日にアップした「知的基盤を奪われる武雄市民(井上一夫さん)」のブログ内容について、武雄市の樋渡啓祐市長から27日夜、抗議を受けました。抗議をいただいた主な点は、「(2階の)書架も開架式といいながら、高さは天井まであり閲覧者が自分で取りだす事はできない。2階の書架はキャットウォーク(点検通路)でアプローチしなければならず、地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、人的被害が出る可能性が強いと思っている。」という表現です。 樋渡市長からは「個人のブログならまだしも、佐賀新聞が運営するブログ論壇サイトでこうした表現を記載すれば、佐賀新聞が人的被害が及ぶと書いたと同然だ」というご指摘をいただきました。佐賀新聞のブログ運営担当者としては、「人的被害が出る可能性が強いと思っている」という表現は、「思う」という言葉遣
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